優しい雰囲気と可愛い御朱印の神社、於菊稲荷

優しい雰囲気と可愛い御朱印の神社、於菊稲荷

於菊稲荷は群馬県高崎にある神社です。
一見するとさほど大きい神社ではないのですが、境内に入ると温かい雰囲気です。こちらの御朱印がかわいいと評判で、女性の方に人気があるんじゃないかと思います。

友達に誕生日プレゼントを渡したら、飛び上がって喜んでくれてこちらも嬉しかったmariです、こんにちは!
一番欲しいものが分かっていると、こちらもプレゼントしやすいですよね。

さて、貝掛温泉をチェックアウト後、於菊神社に立ち寄りました。
私は御朱印が可愛いから行きたい!というのはあんまりなくて、どちらかというと霊験あらたかな所に行ってみたいタイプなのですが、一緒に行った人がここに行きたいということで、行って参りました。
結論から言うと、行ってみて良かったです。

於菊神社についてですが、於菊神社のサイトより抜粋させていただくと、

江戸時代 新町に於菊という心優しく美しい娘がおりました。
於菊はいつも稲荷神社で 近所の子供たちの面倒をみており、皆に慕われておりました。
ある日、重い病にかかり住む所を失いました。
子供達の親が不憫に思い、稲荷神社の側に小屋を建て交代で看病しました。
三年の月日が流れたある夜、稲荷の神様が夢枕に現れ 人々のために尽くすようにと於菊に告げたのです。
お告げと同時に病は全快し、稲荷神社の巫女になりました。
熱心に神明奉仕を続けるうち、神秘的な力を授かった於菊の元には、近隣、遠方から多くの参拝者が相談に訪れました。
困りごとは 稲荷の於菊に聞け、於菊の稲荷に参ろうと、いつしか於菊稲荷神社と呼ばれるようになりました。
今でも於菊は大好きなお稲荷さん(神様)のお手伝いをしているそうです。

於菊稲荷神社のサイトより「お稲荷さんと於菊のお話」

こういった歴史のあるお稲荷さんなのだそうです。
三年間もみんなが交替で看病してくれるだなんて、於菊さんはとっても慕われていたんですね。自分の身に置き換えてみたら、たぶん一週間くらいなら誰か助けてくれるかもしれませんが、三年なんて……。
あ、悲しくなってきたので、これ以上考えないことにします。

於菊稲荷に到着。駐車場は何か所かあるようで、裏が一番広そうです。私たちは下の写真にある通りに面した駐車場に停めました。そこはの駐車場は3台入るか入れないかくらいだったかな。

入口。文字が可愛いですよね

この日、風はそこそこ吹いていたのですが、境内に入ると今まで以上に風がびゅんびゅん吹いていました。
あれ?こんなに風強かったっけ?と思ったのですが……

たくさんの鳥居

やっぱり拝殿の方からこちらに向かって、びゅううと風が吹きつけてきます。
この日もとてもとても暑かったので、この風はとても気持ち良かったです。
境内を出てからは、そこまで強い風を感じませんでしたから、これはきっとここのお菊さんとお稲荷様が、歓迎してくれたのかもしれません。
それにしても結構な風。
めっちゃ歓迎してくれていたのかも(ノ´∀`*)

拝殿が見えてきました

肝心の拝殿の写真撮るのを忘れてたみたいです……(ノД`)シクシク

拝殿の横の看板

拝殿は最近建て替えられたみたいで、とても綺麗でした。

拝殿の横に、木の切り株が飾られています。
拝殿の左にある白狐社

白狐社には可愛いお狐様がいっぱい。こちらも建て替えてそんな経っていないようで、新しくて綺麗です。

駒狐さん なんかかわいい(*´∀`)
こちらの駒狐さんは、しっかりものの感じ
お稲荷様が行儀よく並んでいます

お参りを終えて、社務所で御朱印をもらいました。
宮司さんがとても親切で、友達の御朱印帳を返してもらう時に
「隣が白虎隊の御朱印(とても達筆)だったので、書くの緊張しました」
と、笑っておっしゃってました。
白虎隊の御朱印が三か所でもらえることも知っていて、御朱印にこだわりを持つ宮司さんは、やはりそういうところに興味があるんだなと。

於菊神社の御朱印は、於菊さんのイラストが入った可愛い御朱印の他に、普通の御朱印も何種類かあります。

季節限定の御朱印  (於菊神社さんのtwitterより)

イラストの御朱印は、書き置きになる場合もあります。どうしても御朱印帳に書いてもらいたい場合は、於菊神社のツイッターをチェックしていくといいかもしれません。

お守りも色々あります

静かで優しい雰囲気の神社でした。
この時間、参拝客は私たちしかいませんでしたが、帰る頃になって一組の女性が訪れていました。
やっぱり女性に人気がある様子です。

後日、桜井識子さん著の「神様と繋がる神社仏閣めぐり」という本を読んだのですが(識子さんはそういう存在が見える人です)、その中にこの「於菊稲荷」のことが書かれていて、寂れてしまったこの神社をどうにかしてまた人の集まる神社にしてほしいと、お菊さんが識子さんに頼んだことなどが書かれています。
お稲荷さんの下で働く眷属たちは、人が集まってきて人のお願い事をかなえる仕事などをして修行をするのですが、その仕事がないと(お願いに来る人が少ないと)、段々力が落ちてしまうんだそうです。
その時の於菊神社の写真を見ると、確かに木造の古びた建物で、今回私たちが見た物とは全然違ったものでした。

ということは、ここ数年で於菊神社は拝殿などを建て直せるくらいに、参拝客が増えたんだなと。
そっかぁ……今頃お菊さんたち、人が増えて喜んでるのかな。
それならよかったなぁと、自分まで嬉しくなりました。

また近くに行った時は、寄りたいと思います。
「識子さんの本を見てきました!」と言ったら、できるだけお願い事をかなえてくれるって、お菊さんが言われたみたいですし……(ΦωΦ)フフフ…(下心丸出し)
なんて。

みなさんもぜひ近くに行かれた際は、於菊さんに会いに行かれてはいかがでしょうか。
きっとお菊さんがにっこりと歓迎してくれると思います。

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