日本には8万社以上の神社がありますが、その中でも一番多いのが「八幡様」だそうです。確かに、私の家の近くの神社は八幡様です。そんな日本の色んな所にある八幡様の中でも、トップに君臨するのが、大分県にある宇佐神宮です。
この宇佐神宮の他、石清水八幡宮・筥崎宮(または鶴岡八幡宮)が日本三大八幡宮になるのだそうです。
日ごろお世話になっている神社の大親分に会えるということで、行く前からワクワクしっぱなしでした。
別府と黒川に行って参りましたmariです、こんにちは!
久しぶりの九州旅行で楽しみすぎて、出発の前日は寝るのが遅くなってしまいました。
朝8時台の飛行機に乗って大分に向かいます。
今回はなんとバスに乗って搭乗口まで連れていかれました。そういうのって、LCCくらいかと思ってました。
バスで連れていかれた先のターミナルにも売店はあったし、建物自体は新しいみたいで、椅子はお洒落な形のものが置いてありました。
大分空港に到着すると、宇佐神宮に停まる豊後高田・宇佐・中津行きのバスが出ているので、そちらに乗っていきます。
宇佐八幡のバス停まで約一時間ちょっとで、バス代は1,550円です。
大荷物のままで来てしまったのだけれど、ロッカーを見つけられなくて(帰りに見たら、写真のバスが止まっている後ろの小屋みたいなところに、少しあった模様)、入口の観光案内所で預かってもらいました。
案内所の方曰く、今は無料で預かっているけれど、近々有料になるそうです。
仲見世には飲食店やお土産屋さんなど色々ありましたが、何店かでメダカを売っていたのが印象的でした。
友達が仲見世の一つで袋一杯に入ったでこぽんを買ったのですが、これがとびっきりに美味しかったです。ぽんかんってこんな美味しかったのか!?と衝撃を受けました。こんなに美味しかったら、私も自分で買ったのになぁ。今回の旅で一番驚いたことはコレにつきます。
宇佐神宮の境内に入っていきます。
宇佐神宮の創建は725年で、なんと奈良時代です!かなり古いですね。
ご祭神は八幡大神 (はちまんおおかみ)、比売大神 (ひめのおおかみ)、三之御殿:神功皇后 (じんぐうこうごう) となっています。
一の鳥居をくぐると、左には機関車が置かれてました。
昭和40年に廃止されるまで、この辺りを走っていたんだそうです。
赤い橋を渡ると、目の前に大鳥居が見えてきます。
さすが八幡様の総本社だけあって、とっても広いです。
右手には宝物館と参集殿、この道を進んで左には大きな池があって、能舞台などがあります。
手水舎の反対側に御朱印をいただけるところがあって、お参りする前に預けていいようで、終わったら受け取ります。
階段を少し上って、上宮に行くまでの道がまた素敵です。
ザ・神域と言った雰囲気!
心も体もすっきりしそうな、気持ちのいい空間です。
順路としては、左の鳥居をくぐっていきます。
緑のトンネルが続き、新緑が目と心を洗ってくれます。
途中には三角の山が二つ並んだような、夫婦岩という石が隠れてます。
夫婦や恋人同士で手をつなぎ、片方ずつ一緒に踏むと幸せに、独身の人は両足で踏むと良縁が訪れると言われていますので、気になる方は試してみるといいでしょう。
西大門をくぐると、いよいよ上宮が目の前です。
上宮、下宮とも、左から一之御殿は八幡大神 、二之御殿は比売大神 (ひめのおおかみ)、三之御殿は神功皇后 (じんぐうこうごう)が祀られていて、順番に参拝していきます。
上宮下宮両方お参りするのがいいそうです。また、こちらでの参拝方法は、二拝四拍手一拝となっています。出雲大社と同じですね。
また、上宮には大きな楠の御神木があります。
推定樹齢はなんと800年!
下にいる人たちと比べると、その大きさがよく分かると思います。
宇佐神宮と言えば、以前エグザイルのUSAさんがミリオンセラーを祈願したら大ヒットしたとか。そんなラッキーパワーを分けてもらおうと思ってか、この御神木の周りにはたくさんの人が集まってました。
桜井識子さん曰く、宇佐神宮の神様は近寄りがたい高貴さを具えた男の神様と、御許山から使わされた女の神様がいて、この女の神様がきっちり人々のお願い事に耳を傾けるタイプの神様なんだとか。
私もお願い事をして、そのあとお御籤を引いたら、まさにそのお願い事のドンピシャの回答となるようなお御籤だったので、びっくりしました。
こちらもお参りして、両参り完成です。
そのあとは、境内内を色々と歩き回って、摂末社をお参りしました。
宇佐神宮はとっても広くて、摂末社もた~くさんあります。たくさんあり過ぎて、3時間以上宇佐神宮に滞在していたのに、全部回りきれませんでした。
これは私たちがのんびり見て歩いて回ったせいもあるので、もう少し早く見てあるけば、2時間もかからずに全部回れるとは思います。
宇佐神宮の真ん中にある、大きな池に浮かぶ島の一つに水分神社があり、水を司る5神を祀り「中島の竜宮様」ともいうのだそうです。
へーそうなんだ、って軽い気持ちでお参りしたのですが、その島の対岸にある木の形がすごかったです。
めっちゃ横に伸びてます。
別のアングルから見ると……。
今にも水の中に飛び込みそうな生え方をしています。
これまたすごいカッコだなぁ……と思って眺めていたのですが、ふと、桜井識子さんのブログにこういった生え方をしている木があるということは、龍が近くにいる可能性がある、という記事を思い出しました。
木の先の方には水分神社がありますし、本当にここには龍が訪れているのかもしれません。
もちろん私には何も見えないし分からないわけですが、そのことを思い出して一人で「うぉぉぉ!すごい!?」と興奮していました。先日鹿島神宮に行ったのですが、鹿島神宮の御手洗池の近くの木も、倒れそうになりながら、横に伸びているんですよね。もしかしたら、そこにも龍がいるのかも?
また、島の一つ能楽堂の横には、職人さんに良さそうな摂末社があります。
木匠租神社から見た対岸の桜。春ですね~(´∀`) 景色が素晴らしいです。
こちらは宇佐神宮のHPには記載されてなかったので、宇佐神宮でお祀りされている神様ではないようでしたが、お稲荷様がありました。
お社を囲むように四体の狛狐がいて、それぞれ名前がありました。
大分長いこと宇佐神宮を散策し、そろそろ移動しないといけない時間になってきたので入口に戻ります。
少し喉が渇いたので、この桜の近くにあったお店で飲み物を。
ここの甘夏レモンソーダを頼んだのですが、とっても美味しかったです。この日は日差しの下だと暑さを感じるような天気だったので、甘くて爽やかな飲み物がちょうどいいですね。
宇佐神宮を後にして、神社の目の前にある路線バスに乗って宇佐駅に。
この宇佐駅ですが、見て「なるほど!」と思ったのがこちら↓
去年大ヒットした、DA PUMPのあの曲が脳内再生され始めました。
「うさ」で「USA」か!そういやそうですよねw
そして何気なく見上げたところには、こんなものが……
ハリウッドならぬUSA!うける~w
後でタクシーのおじさんに聞いたところによると、このUSAは山の所有者が個人で建てた物らしいです。
なかなか冗談の分かる人ですw
宇佐駅に行くことがあったら、ぜひ見つけてみてください。
宇佐から別府まではこのソニック号に乗っていきました。
朝から別府までは30分くらいで着きました。
宇佐神宮は、本当はもう少しサッと見て終わる予定だったのですが、広くて見どころも多かったのでついつい長居してしまいました。
以前から友達にこの神社をおススメされていて、いつか行ってみたいと思っていましたが、意外と早く行くことができて良かったし、言うまでもなくとても素敵な神社でした。
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