9月末から10月かけて、北海道に行ってきました。
去年は三井商船フェリーのチケットが往復とも取れなくて、はるばる仙台まで行って太平洋フェリーを使いましたが、今回は往復とも三井商船フェリーの夕方便に乗ることができました。
関東からフェリーを使うとなると、大洗発が一番便利ですしね。
【大洗】19:45発→【苫小牧】13:30着(所要時間17:45)
【苫小牧】18:45発→【大洗】14:00着(所要時間19:15)
と、苫小牧から大洗の方が少し時間がかかります。
夕方に船に乗ってお昼過ぎに到着するので、時間的にもちょうどいいです。
途中のんびりと鹿島神宮や、大洗磯前神社などに寄ってからフェリーターミナルに着いたので、すぐに乗船開始になりました。
今回乗船したのは、行きが「さんふらわあ さっぽろ」で、帰りが「さんふらわあ ふらの」でした。
船内に入ると、ちょうどワンピースとコラボしていたようで、至る所にイラストが貼られていました。
今回泊まった部屋は「プレミアム(洋室)」です。
今まで、コンフォートや和室や窓のないインサイドの洋室などしか泊まったことがなかったので、ちょっと期待!
プレミアムは最上階の7階にあって、他の空間より高級な雰囲気です。
カードキーで中に入ると、ホテルさながらのお部屋でした。
バスタブはついていましたが、大浴場に入る方が気持ちいいので、使いませんでした。
オーガニックなシャンプー&リンス。あとはシャワージェル。
袋を開けると、これらの匂いがめちゃくちゃプンプンと漂います。(強めだけど結構いい匂い)
そして、プレミアムにはバルコニーがついています。
7階部分の甲板は立ち入ることができないので、目の前を人が歩いて通ることはありません。目の前の景色を独り占めできる贅沢仕様になっています。
出港までは少し時間があるので、まずは5階の大浴場に行ってのんびりと湯船に浸かってきました。
女性の大浴場には、いろんな種類のシャンプー&リンスが用意されていて、気に入ったものを使うことができます。
そして、シャワーヘッドがRefaになっていて、ミストシャワーなどに変更することもできます。楽しい…。
大浴場には小さなサウナもついていて、じっくり体を温めることもできます。
ただ水風呂はないので、シャワーで整うことになります。
さっぱりしたところで、レストランへ。ビュッフェ形式になっていて、好きなものを好きなだけ食べることができます。
その他、サラダやデザート、お寿司、カレーなどありますが、品数はそこまで多くないです。その気になったら、全部一口ずつ食べられそうなくらい。
昔はもっと刺身とか色々あったのになぁ、と父が呟いてました。
ビールや日本酒、ワインは別料金です。
私たちはビールを飲みながら、ちょこちょことつまんでいましたが、後ろの年配のご夫妻はごっそり取ってきて、見事に完食していたので感心しました。
お若いですね。
お腹も満腹になったので、船内をふらりとお散歩。
売店にはサンドイッチや冷凍食品、お菓子、お酒、お土産品など、色々と取り揃えられています。船には電子レンジがあるので、ここで買って温めて食べてもいいわけですね。
プロムナードは朝撮影したものですが、夜はこういった席で、コンビニなどで買い込んだお弁当やお酒を楽しんでいる人たちが結構います。
部屋に戻っても、wifiはないし、テレビの電波も地上からのものが頼りなので、ぶちぶち切れたりするので、退屈になって早めに就寝しました。
翌朝。
日の出を拝もうと、早めに起床。
今回の部屋からだと、バルコニーに出れば日の出を眺められるはず…!
スカッと晴れた空からの日の出って、なかなか拝めないものですね。
帰りに期待かな。
早起きしたものの、特にすることもないので、部屋に戻って朝食の時間までゴロゴロとしてました。
朝食会場は夜と同じ場所で、ビュッフェです。
他にもヨーグルトやサラダ、ゼリー、和食系のものなどありましたが、ぼちぼちってところ。
朝カレーがあるだろうと思っていたら、夜にカレーがあったからか、朝はありませんでした。朝もカレー食べようと思ってたのに、ちょっと残念。
食後にコーヒーを飲みましたが、部屋に用意されてたコーヒーの方が美味しかったです…w
食後のコーヒーのクォリティーが高いと、充実した感じになれるのは、私だけじゃないはず。
食事の後は、バルコニーに出て、日光浴をしてみたり。
バルコニーの椅子に腰かけて、ぼーーっと海を眺めると、心が癒されます。
吹く風がぼちぼち冷たくなってきたので、もう少し暖かかったらそのまま椅子に座ってダレてたのに。
ぼーっとしていても、時は結構過ぎていくもので、お昼は買ってきていたカップラーメンを。給湯器や電子レンジがあるスペースが近くて便利でした。
そうこうしているうちに、景色は変わり、苫小牧港が見えてきました。
そうそう。去年はこの「きたかみ」に乗って北海道~仙台間を往復したんでした。きたかみも、なかなかいい船でした。
下船のアナウンスが流れてきて、エレベーターは7階のプレミアムから順に案内されていきました。(階段を使う場合は、そのようなヒエラルキーはありません)
フェリーに乗るのもワクワクしますが、車両甲板に下りるのも、またテンションが上がるですよねー。なかなか見る空間じゃないし。
一年ぶりのフェリーをプレミアムルームで堪能できて、満足な船旅でした。
さて。
ついでに帰路も、一緒に軽くご紹介します。
こちらものんびり到着したので、車はすぐに船に乗せられたようです。
運転手以外の人間、つまり私はターミナルから歩いて乗船です。
こちらのお土産屋さんには、ある程度の品が揃っているので、お土産の品を指定されていない時は、ここで買っちゃうことが多いです。
もちろん、千歳空港に比べるべくもありませんが。
ちょっとこの通路、未来的な感じでいいですね。
帰りの船は「さんふらわあ ふらの」で、スーペリア(和洋室)を利用しました。
部屋自体は「さんふらわあ ふらの」でも「さっぽろ」でも、特に変わりはありません。
こちらは入口で靴を脱いで上がるタイプの部屋です。
部屋着やアメニティの中身はプレミアムと一緒でしたが、コーヒーやマグカップがこちらにはありませんでした。
こちらはシャワーブースになっています。相変わらず大浴場を利用したので、シャワーは使いませんでした。
あとから部屋に入ってきた父が「行きの部屋と比べると、大分しょぼいなー」と忌憚ない意見を述べておりました。
まあこれでも、コンフォートに比べればいいお値段するんですけどね。
ちなみに、この和洋室から大浴場は目と鼻の先だったので、楽ちんでした。
夕食のビュッフェは、「さっぽろ」と「ふらの」ではメニューが違ったので、両方の船に乗れてよかったです。
個人的には面白いメニューが多くて、「ふらの」のメニューの方がよかったです。あと、マグロの漬けがあったのも、ポイント高し。
味の方は、両船とも、まあ…普通…?って感じのものが多かったですけど、船の上で色々と食べられるのはいいんじゃないでしょうか。
早く寝た分夜中に起きだした父は、タブレットのゲームに興じ始め、そのゲームの大音量にに叩き起こされた私は、ブチギレて消音して再度就寝。
いやー…たぶん予想はしていたので、アイマスクと耳栓して寝てたんですけど、電子音の高音は、安い耳栓じゃ容赦なく突き抜けてきますね…。
翌朝。
船に乗ると、何となく朝日を見たくて早く起きてしまいます。
雲もあったけど、行よりはまあまあ綺麗に見えました。
甲板には他にも、日の出を眺めようと、カメラを手にした人が集まっていました。
それから朝食のビュッフェ。
「ふらの」では夜はカレーがなかったんですけど、朝にカレーが登場していました。「さっぽろ」とは逆ですね。
あと、写真には出てませんが、両船のビュッフェとも、パンやスープも用意されています。(和食派の私)
朝食後は腹ごなしに少し散歩。
といっても、売店見物とか甲板とか、行く場所なんて限られていますが。
そういえば、船内のワンピース化は、圧倒的に「さっぽろ」の方が上でした。
「ふらの」は、壁などにあまりイラストが貼られていませんでした。
昼は昨日苫小牧のイオンで買ったおにぎり+カップみそ汁を。
食べ終わったころに、大洗港が見えてきました。
車両甲板から車に乗り込み、下船。
過ぎてしまえば、あっという間の10日間でした。
今回は個室利用しましたが、実は寝台列車のようなコンフォートも結構好きだったりします。
誰かの一緒の旅だと、個室では意識して一人になることは難しいけど、コンフォートだと、カーテンを引けば一人きりになることができるからです。
ただ、コンフォートじゃ立つこともできないし、閉塞感があるので、そのあたりはトレードオフかな~。
遠くに行く時は、飛行機や新幹線などを使うことが多いですが、たまにはこうやって「暇だな~」なんて思いつつ、甲板や船内をうろついて、のんびり船旅もいいものです。
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