函館→旭川を5泊6日で駆け抜ける、北海道旅行【後半】

函館→旭川を5泊6日で駆け抜ける、北海道旅行【後半】

【四日目】美瑛~旭川

翌朝。
朝食の時間まではまだ少し時間があったので、周辺を散策。
どうやら宿から歩いて行けるところに、「親子の木」があるみたい。

こういう景色がもう美瑛だよね

今回の旅行で、私が思う「ザ・北海道」の景色を見たのは、この時くらいでした。いつも帰省では、北海道の観光地化されていないド田舎を行くので、今回のような北海道の都市を巡る旅行だと、北海道に来た感があんまりなかったです。

ビューポイントからの、親子の木

手前に麦が実っていて、いい感じの写真が撮れました。

宿に戻ると、ちょうど朝食の時間。
朝は、しぼりたての牛乳がいただけます。

朝ごはんも栄養満点

おいしくいただいて、この日もせわしなく準備を整えてチェックアウト。
最後は、女将さんやまだ宿にいる人たちみんなに見送られながら出発しました。

この宿のお客さんは、リピーターが多いみたいです。
この日も泊まっていた4組中2組の方は、リピーターでした。
それもわかるな~という、ほっこりできる温かい宿でした。

まず最初に向かったのは、旭岳。
ロープウェイを使って、所要時間10分ほどで、標高500mを上がります。

ロープウェイを下りたら、目の前に旭岳。
カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼ばれる素晴らしい景色を、周回で楽しむことができます。

この頃のカムイミンタラは、まさにお花畑でした。

チングルマ
チングルマのお花畑

色んなところにチングルマが群生していて、見ていて本当に可愛いです。
花の百名山は伊達じゃありません。
他にもいろいろな花が咲いていました。

高山のハードな環境でも一生懸命咲いてます。見ていてとても癒されました。

いつか旭岳に登りたいな~

もう3回はここに来てるんですが、登山で来てはいないんですよねー…。
ピストンならそんなに難しくはないぽいので、行ってみたいんだけどな。

素敵な景色を見た後は、OTOKOYAMA SAKE PARKへ。

あの男山は滑り台ぽい

男山の資料館があるので、そこをちらりと見物。昔の酒造りの道具とか、浮世絵など展示されてました。

それから売店でお酒を買い求めます。
試飲もできました。係の人にコイン3枚もらえるので、5種類の気になるものから選べます。

あとここでは男山を作る時に使われる水を汲むことができて、ペットボトルを持った人も結構訪れていました。

お昼は回転寿司のトリトンに行ったら1時間半以上の待ち時間だったので、諦めてラーメンでも食べることに。旭川ラーメンも有名だしね。

 梅光軒 東光店
どれにしよう

軽く悩んだのちに頼んだのはこちら。

やっぱり定番の醤油

すごーーーい昔に(ウン十年前)、蜂屋のラーメンを食べたことがあるのですが、当時の私の口には合わなくて、旭川ラーメンってこんな感じなのかな?と、思っていたわけですが、ここのラーメンは美味しく食べられました。よかった。

午後は旭山動物園です。

フラミンゴ
ライオン

旭山動物園は、シロクマが泳いでいるところを横から見られたり、アザラシが円筒の中をすいすいと上っていくなど、見せ方が面白いです。
円筒の周りにはいつも人が集まっていますが、ホントここはしばらく見てても飽きないんですよね。ひゅいーんと、アザラシが泳いでいくのが楽しいです。

ひとしきり見物した後は、もう一度引き返す形で、旭岳方面にある宿に向かいます。
この日の宿は旭岳温泉 湯元 湧駒荘(ゆこまんそう)です。

旭岳温泉 湯元 湧駒荘
日本秘湯を守る会

今回はヤフートラベルで「【黒毛和牛サーロイン】×【想作会席・遊食膳】料理長オススメ!贅を尽くしたワンランク上の極旨グルメ会席」というプランを利用。一泊二食で、一人25,200円(クーポン利用あり)。
なかなかいいお値段です。

広々ロビー
椅子もたくさん

チェックインを済ませて2階へ。

210 イワウメ

部屋は指定できなかったので、入ってみてのお楽しみだったのですが。

和室

入ってびっくり。トリプルの和室なんてあるんですね。3年前の訪問時は、もっと一般的な、ごく普通の和室に通された記憶が。
色々リフォームしてたんですね。

作業がはかどりそう
お茶やコーヒーなど色々用意されてる
温泉袋の中身

タオルが真っ白じゃないのがお洒落。

窓からの景色

この部屋からの眺望はいまいち。

洗面
ウェルカムお菓子

お饅頭を食べて一息ついてから、温泉へ。
この湧駒荘は、5つの源泉が加温加水消毒なしの正真正銘の源泉掛け流しで、一度にいろんな泉質のお風呂に入れるのが、最大の魅力です。
浴室はユコマンの湯とシコロの湯があって、時間で男女入れ替えになるのですが、このユコマンの湯のほうが、一度に5つの源泉を楽しむことができます。

最初は女性がユコマンの湯に入れて、21時に入れ替わりになるので、そこまでの間、全力でお風呂を楽しむことにします。
個人的にお気に入りなのは、元湯とぬる湯を行ったり来たりする入り方で、エンドレスで温泉を楽しむことができます。このぬる湯が、ユコマンの湯にしかないんですよね。

お風呂上りに、隣の「喫茶姿見」で、コーヒーや紅茶を頂くことができます。

横にはコーヒーメーカーもあるよ

夕食の直前まで、ユコマンの湯に浸かりまくり、からの、夕食。

お品書き

この宿は、夏には、ビシソワーズが入ったメロンが出てきます。

なのですが…。
前回来た時より、ちょっと小ぶりな気もするし、前回の方が甘そうな気配。
メロン農家の孫だった私には、おいしそうなメロンは大体わかります。
帰省すると毎食後半分に切ったメロンが出てきて、一週間後の帰る頃には、もうメロンいらない、って位食べてきた、今から思えば贅沢な小学生時代。

食べた見たらやっぱり、前回の「久しぶりにこんなおいしいメロン食べた」ではなく、「あー、うん、やっぱり」って位のメロンでした。

なに飲もうかな
男山 特別純米

食事は、前回訪れた時と、メロン、トマト、コロッケ、水のゼリーは同じでした。

スイーツと化してるトマト
前回も出てきたコロッケ

ソースなしでも味がついてます。

前回も出てきた湧き水ゼリー

ゼリーにかける黒蜜がポイント。

蝦夷アワビの塩釜
アワビ発掘

程よく塩味の効いた柔らかいアワビと、日本酒がよく合います。

ホタテやトウモロコシが入った茶碗蒸し
しゃぶしゃぶ
黒毛和牛サーロイン
二本目は湧駒荘の日本酒
鍋に入れる切麦

もうこの辺りまで来ると、お腹いっぱいになってきます。

なんでもこい漬け
抹茶もなか

お料理については、この値段払ってるなら、もう少しちゃんとした会席料理みたいなの食べたいですね。メニューもなんか、まとまりのない感じが。

部屋で宴会後、寝る前に別館の方にある温泉に行ってみました。
前回来た時は工事中で、入れなかったんですよね。

神々の湯

こちらは確か、日帰り温泉にも対応してます。内湯二つに露天一つ。
もう夜遅かったので、私以外には誰も入ってなくて、貸し切り状態で温泉を満喫できました。

【五日目】旭岳温泉~札幌~千歳~苫小牧

朝食。ハーフバイキングです。

朝食風景

旅行中は、いつも朝ごはんを一杯食べてしまいます。
ごちそうさまでした。

今日もまた北海道を駆け抜けるので、早めにチェックアウト。
一旦旭川まで出てから、高速で札幌近くを目指します。

着いたのは、ロイズカカオ&チョコレートタウン。

大きい~

中に入ると、バラ園が美しかったです。

辺りに漂うバラの香り
入口

事前に予約してありましたが、この日は平日でそこまで混んでなかったので、予約してなくてもすんなり入れたようです。

中は白い恋人パーク以上に、チョコレートのテーマバークになってました。

カカオについての映像

工場見学という要素はほぼなくて、チョコレートができる過程を疑似的に遊具で体験できるなど、そういう趣向が凝らされたテーマバークになってました。

チョコレートに関するゲームコーナー

誰もやっていなかった、チョコレートのクイズにチャレンジしましたが、今までの展示内容を適当に流してみていた私の正答率は、惨憺たるものでした。

ロイズのポテチチョコ好きな人多いよね

一通り見て、お土産売り場り戻ってきました。

パンもあるよ~

友達がロイズのお土産探しに夢中になってる間、私はソフトクリームでも食べることに。

ミルクかチョコか…
キミに決めた

チョコソフトは思ったよりさっぱりとした味です。
濃厚さを楽しむなら、ジャージーミルクのソフト、さっぱりならチョコソフトですかね。
ジャージミルクのソフトも美味しかったですが、私の今年一番のソフトは中房温泉のソフトクリームです。北海道じゃないけど。

そしてお昼ご飯。
昨日トリトンに行けなかったので、今日はなごやか亭に突撃です。

なごやか亭

郊外ということもあってか、すんなり入ることができました。

店内の様子

なごやか亭といえば有名なのが、こぼれいくら。
当然注文してみます。
お兄さんが目の前まで来て、威勢のいい掛け声とともに、どばどばといくらを注いでくれました。

こぼれいくら

このイクラの印象が強烈すぎて、自分は他に何食べたか忘れちゃったんですが…。
あんまり記憶に残ってなかったということは、まあまあだったのかな。
ネタは大きめだった気がしたけど、それなら沼津魚がし鮨なんかも大きいから、それでいいような気もするし。
根室はなまるは行ったことあるので(東京駅のだけど)、次回はトリトンに行ってみたいと思います。

さて、いよいよ北海道観光もラストを迎えてきました。
苫小牧に行く前に、千歳に立ち寄って千歳神社をお参りします。

千歳神社

強烈なパワーを持つという千歳神社のお稲荷さん。
この時お願いしたことは、見事にばっちり!叶えてくださいました。

幸井の水

強大なパワーを持つお稲荷さんの足元に湧く水、ということで、この水にもかなりのパワーがあります。
以前精神的に参っていた時に、神社から一杯持って帰ったこの水で、毎晩ちびちび水割りを飲んでいたのですが、この水が切れた途端にストレス性の腸炎でダウンしました。ここの水が、ギリギリ保ってくれてたのかなーと。
それ以降、お参りをするときは必ずできるだけ一杯、水をもらって帰るようにしています。

お見送りに来てくれたリス

帰る時に、参道の脇にリス現われて、しばらく私たちの側をちょこちょこ動いてました。かわいい~。

いよいよ苫小牧にやってきまして、樽前山神社。

手水がキレイ
樽前山神社

ここの神社は広々としてます。フェリーに乗る時、着いた時、いつもこの神社をお参りしています。
樽前山もいつか登ってみたいです。

フェリーに乗る前に、苫小牧のイオンで買い物を。
お土産を買ったり、スーパーでご当地の品を物色したり。地方のスーパーを覗くのは楽しいです。

魚が安い

私は三升漬けや、ホンコンヤキソバ、屋台十八番のいくつかを購入。
家に帰ってから全部食べたんですが、屋台十八番の生あじ醤油、あれおいしかったな~。あと、三升漬けを冷ややっこに乗っけて食べるのにはまって、あっという間に一瓶なくなりました。

ロイズや六花亭などそういうお土産は友達向けで、自分用にはこういう物をスーパーでちまちま買って、あとで家で楽しむのです。

そろそろ時間になったので、苫小牧フェリーターミナルへ。

さん~ふらわぁ~

乗船手続きを済ませ、私たちはボーディングブリッジからの乗船です。
ボーディングブリッジを歩いている時って、テンション上がりますよね。

今回はコンフォートという部屋で、大部屋の中にカーテンで仕切られた個室があるタイプ。これでも一人になれる空間があるので、十分です。

コンフォート
個室じゃないので、貴重品はロッカーに(お金は戻ってくる)

冷蔵のロッカーの方は、お金戻ってきません。
気が付いたらいつのまにか、岸を離れてました。

バイバイ北海道~

船内は広いのですが、椅子がたくさん置いてあるプロムナードは、そこで夕飯を食べてからの飲み、みたいな人が多くてほぼ満席ですし、なかなか空かないイメージ。(いつものこと)

早朝に撮影

私たちはビュッフェで食事。
まあ…あんまりなんですけどねー、大洗~苫小牧間の三井商船フェリーのビュッフェ。

とってきた
国稀

普通バイキングって、どれにしよう~?ワクワク、みたいなものがあるのに、あんまり取るもの選べないなぁ…というのが、ここのバイキング。
うーん…来るたびに品数が減ってる&いいものがなくなってる気が…!

売店

食後は大浴場に入ったり、売店冷やかしたりして、後は部屋に戻って軽くお酒飲んで就寝~。

【六日目】船上~大洗~帰宅

翌朝。
コンフォートは船の真ん中あたりにあるので、あまり揺れを感じることもなくてよく寝られました。上にある、プレミアムの方が揺れる気がする。

朝焼け

少し出遅れたので、日の出を見逃しましたが、これはこれで良しとしましょう。

朝食もビュッフェで。

取るものないとか言いつつ、なんだかんだ色々食べてます。
ごちそうさまでした。

午後二時くらいに大洗に着くのですが、朝食からその間までの時間が結構暇です。
朝風呂入りに行ったり、デッキをウロウロしたり。
それはそれで、楽しいんですが。

大洗港

そんなこんなしているうちに、大洗港に到着です。

もやいどうやるのかなーと見ていたら、船から、ボールに細いロープを巻き付けたものを陸にポーンと投げて、陸の係の人がそれを拾って引っ張ると、その先が太いもやいのロープになってるんですね。

大洗に到着したので、まずは昼食。
いつも気になってたけど、行ったことがなかったばんどう太郎へ。
名前がいいですよね~、坂東太郎。最近の人に坂東太郎と言っても、それが利根川だと分かる人は少ないと思いますが。日本三大暴れ川の一つです。
坂東と名がつくと、何事にも荒々しいイメージが先行しますね。

味噌煮込み~

結構ボリュームのあるメニューが多かった印象。
朝ビュッフェでそこまでお腹が空いてないのに、これを食べて、激しく満腹です。ごちそうさまでした。ご飯は多かったー。

帰る前に、大洗と言えば外してはいけない神社二社を参拝。

酒列磯前神社
参道の脇の鳥居から海が見える

そのあとは、大洗磯崎神社。

大洗磯崎神社

無事にお参りを終えて、帰宅しました。

五泊六日の北海道旅行。
道南からスタートして、道央、道北といってまた戻ってくるといった、まあまあハードなスケジュールでした。
なんか…駆け抜けすぎて、戻ってきてからも、北海道に行ってきた感じがしなかったです。

旅行は、次の予定次の予定、と押し流されるのではなく、もう少しのんびりと、その時その瞬間を楽しむのがいいですね。

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