北の大地と戯れ、十勝川温泉のモール泉でお肌ツルツル![帯広リゾートホテル・観月苑]

北の大地と戯れ、十勝川温泉のモール泉でお肌ツルツル![帯広リゾートホテル・観月苑]

今回は北海道に行ってきました!
北海道には祖母がいるので、もう何度も行ってはいるのですが、11月に行くのは初めてだったりします。
さて、どんな楽しいことが起こるのでしょか?

こんにちは、寒さにはめっぽう弱いmariです、こんにちは!
3泊4日で北海道に行ってきたので、そちらのリポートになります~。
といっても、祖母のところに行くので、今までのリポートとは少し勝手が違うことになるのでご了承ください。

さて、出発当日。
朝10時代の便に乗って、お昼くらいに千歳に着いて、後はおばあちゃんの家でのんびりするという完璧プラン。
羽田まで車で送ってもらい、早く着いたのでチェックインを済ませて朝食を空港を。
東京はとってもいい天気。しかし千歳はどうも雪が降っているとか。。。
搭乗手続きは済ませたもの、「天候調査中」という謎の言葉が気になっていて、朝ごはんをもぐもぐしながら運行状態をネットで見たら
「×××便、欠航」
の文字が!!
ファッッ!?!!!(;゚Д゚)
慌ててAIR DOの空港カウンターまで引き返すも、既にそこは長蛇の列…。
うっ…しまった、もっと早く気づいておくべきだった。
しかもアナウンスで、本日のAIR DOは満席とのこと。。。
ってことは明日以降の便に乗りかえってことになるけど、それでは2泊3日になってしまう!(;・∀・)
それは嫌なので、何がなんでも今日中の飛行機に乗りたいところ!
焦りまくりながら、スマホでまずJALの空席を検索……全便満席!
ANAを検索……2便あった!!
しかし最初の便は出発間際、一時間半後のもう一つの便を慌てて予約。
値段はもちろん正規料金だけど、この際仕方がない!!(血涙)

はーなんとかチケット予約した~。
その後は、預けた手荷物を返却してもらい、ANAの搭乗手続きを済ませました。
疲れたー。この便押さえられなかったら、一日丸つぶれだった。。。

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とはいえ雪の影響で、そのANAの便も一時間以上離陸が遅れるという。
しかもそれだけ満席が続いているから、この便もかなり混んでいるのかと思いきや、ぽつぽつ空席があって、しかも私の席は他の二人が来なくて3シート一人で貸しきり状態。(*’ω’*)

3シートに1人
3シートに1人

あれ……?混んでるはずじゃ……?謎。

何はともあれ、沖縄行きといい、最近はANAが多いですね。←ANA好きだからちょっと嬉しい。
離陸する前に、目の前のディスプレイに離陸の瞬間が映し出されていました。
この間の沖縄行きの便ではこういうのなかったから、これまたちょっと嬉しかったです。(´∀`)

空の旅は1時間半ほど。早いですねー。石垣島だと3時間くらいかかりますが、北海道は近いですね。3時間くらい飛行機に乗っていると、空の旅をしているんだな~という気になりますが、1時間半だとそんな気分もなくあっという間です。

快適な空の旅~
快適な空の旅~

千歳に到着。

いきなり冬の景色
いきなり冬の景色

あたり一面の雪!そして寒いっ、しばれる~(北海道の言葉で「寒い」ということ)。気温0度って何ですか!?
父と叔父が迎えに来てくれてました。

祖母の住む場所は北海道の中でも人口が減る一方であろう過疎地で、周りを山に囲まれており、街中には人影がほとんど見当たらず、いつでもシーンと静まり返っているようなところです。
町のすぐ裏の山では、キツネやクマが歩いているような自然が豊かなところでもあります。

翌日。
朝ごはんを食べてから、畑へ出かけて、山芋の収穫を手伝ってきました。

imo
もう畑にほとんど作物はなくて、あとは大根、キャベツ、ゴボウ、白菜がちょっと残っているくらいでした。
おばあちゃんの家には、収穫されたニンジン、たまねぎ、ジャガイモ、サツマイモ、長ネギなどたくさんあったので、冬支度は万全といったところでしょう。
山芋の収穫ですが、葉っぱは枯れていて、枯れた茎を目印に、その横をシャベルで掘っていきます。
山芋はよく耕されたフカフカな土の布団で寝ていますので、あとは手で傷つけないようにごそごそと掘り出すのですが……。
父も叔父も適当なので、シャベルで傷つけてたり、掘り出す際にボキッとへし折ったりしています。
まあ、自分のところで食べる分しか作っていないので、いいっちゃあいいのですが。

農家の人って、食べ物が家でたくさん取れるから、時として都会の人には驚くようなことをします。
前回訪れた時は、スイカが生っていて食べさせてくれたのですが、ちょっとそれが甘くなかったとみると、ろくに食べずにポイと畑の中に捨てちゃいます。あの甘さだったら、都会のスーパーでは売っているくらいなのにもったいない……と言っても、「いいんだ別にたくさんあるんだから」と気にしません。
今回は大根を捨ててました。
大根……この間おでんを作るためにスーパーに買いに行ったら、15cmくらいの大根が200円弱もしてびっくりましした(´ω`)
都会では野菜が足りないのに、なんという贅沢。
しかもうちで食べる分だけだから、農薬も一切使ってないのです。完全無農薬の野菜って高いのにー……もったいない。
昔は農家に特に魅力を感じませんでしたが、自分で育てた無農薬野菜を自分で食べるのほど安全な食べ物はないわけで、そういうのも素敵だよな~って思います。

畑の裏には栗林
畑の裏には栗林

その日の夜は、祖母の家の数軒先に温泉があったので行ってきました。
少し離れた所から汲んできた温泉を沸かして使っているので、掛け流しではないわけですが、そこはまあ仕方ないでしょう。
そのお湯はいわゆるしょっぱい「熱の湯」で、入った後も身体ポカポカ~の、寒い季節には嬉しい温泉です。(´∀`)
しかも、施設内は予想外に綺麗で、祖母の家の全く使用されていないカオスな風呂場を使う勇気がない私には、このお風呂はありがたかったです。
今度からはここに行こうっと(*’ω’*)

翌日は、温泉に行きたいという私の希望を叶えてもらうことができて、十勝川温泉に行ってきました。
ここはモール泉といって、温泉の中に植物が微生物に分解されたできた成分が含まれていて、お肌ツルツル~の美肌の湯なんだそうです(´∀`)
「モール泉」なる言葉は初めて聞きましたが、東京によくある黒湯も同じ成分だとは、あとから調べて分かったことです。

とにもかくにも、まずは祖母の家から車を飛ばすこと2時間。帯広リゾートホテルに到着。

古式ゆかしい看板
古式ゆかしい看板
ホテルの入り口
ホテルの入り口

途中から雪が降り始めてきて、寒いっ!
リゾートホテルと銘打つからには、敷地内にプールとかなにかアクティビティ的なものが色々用意されているのだろうと思いきや……!
地方にある宿泊施設です。
普通というか、「えっ?ここ本当にホテル?」と一瞬思ってしまうような佇まいです。
ホテルに入ると、下駄箱に靴を入れて、フロントで日帰り入浴のお金を払います。500円って普通の銭湯程度のお値段ですね。

ロビー
ロビー

ここはホテルにしては珍しく、岩盤浴があります。岩盤浴はしませんでしたが、玉川温泉をイメージして作られているようですので、ラジウムの岩盤浴なのでしょう。

女湯に入ってみると、貸切状態。

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脱衣所はそんなに大きくありませんが、綺麗に掃除されています。
ではでは、こちらの温泉はどんな感じなのでしょうか。
お風呂場に入ると、ぷーんと独特のモール温泉の匂いがします。上手く形容できないけど、嫌な臭いではないです。東京の黒湯では嗅いだことのないような匂いです。
おー!これがモール温泉~!

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お湯は透明な茶褐色で、内湯は十人以上余裕で入れる広さがあります。真ん中が泡風呂で下からブクブク空気が出ています。サウナも一応あって、外には3、4人くらい入れるそんなに大きくない露天風呂があります。(女湯のサウナも見た感じ大分年季が入っているなーとは思いましたが、男湯のサウナの方は、座るところの木がささくれ立ってて、入るのを諦めたと叔父が言ってました)
露天風呂は掛け流しのようで、湯の花が漂ってました。

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内風呂は湯の花がなさそうだったので、たぶん循環も併用なのでしょうかね。
お湯はぬるぬるとしていて、化粧水の中に入っているような気分になります。
これはいかにも肌に良さそう~(*´ω`)
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(中性低張性高温泉)で、美肌の温泉です。

結局私以外ずっとお客さんが来なかったので、広いお風呂を貸し切り状態で温泉を堪能できました。
ホテル自体はかなり地味な感じですが、ここの温泉は成分が濃くて良質なのではないかと思います。
欲をいえば、もうちょっと露天風呂のお湯が綺麗だといいかなー。髪の毛に湯の花と思しきものが一杯くっついていて、ずっとかけ流しのままであまりお湯を抜いていないのかなー……みたいな。
そこ以外は清潔な感じでした。

そのまま帰るのかなーと思ったら、せっかく来たのだから温泉のはしごをしようということで、別の十勝川温泉の施設に行くことに。
観光案内所でおススメの場所を教えてもらいました。
帯広第一ホテルと観月苑が、露天からの眺めがいいけど、帯広第一ホテルはその部分が工事中ということだったので、観月苑に行ってみることに。

観月苑に行く前に、お寿司屋さんの「江戸金」で遅いお昼ごはん。
寿司とお蕎麦のランチセットが美味しそうでしたが、ランチの時間は過ぎてしまっていたので、エビ天そばを。エビが開かれて天ぷらになっていたのはちょっと驚いたけど、普通においしかったです。

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それから観月苑に。
さっきのホテルと違って、こちらはいかにも観光ホテル!といった規模と造りになっています。

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入り口で靴をスリッパに履き替えて、受付をして浴場にいきます。

お風呂場入り口
お風呂場入り口

脱衣所も広いし、さすが大きなホテルだけあって、とっても綺麗~。
ブラシやシャワーキャップといったアメニティも色々あります。

お客さんは私の他に先客の方が一人いましたが、しばらくしたら上がってしまって、ほとんど私一人の貸切のようなものでした。(*´ω`)

洗い場の数は27くらいあって、シャワー、サウナもあります。

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内湯には普通のお風呂の他にも、ジャグジー、寝湯、打たせ湯、歩行湯とあって、色々楽しめます。
露天風呂は、目の前に広がる白く雪で彩られた十勝川を眺めることができて、とても気持ちいいです。

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まあ、お風呂に入ってしまうとほぼ見えないんですが、気分的にね。
泉質ですが、ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、こちらも美肌の温泉になります。

先ほどの帯広リゾートと比べると、色はこちらの方が薄い褐色で、匂いもありません。
内風呂は循環ですが、露天は掛け流しで、先ほどのホテルほどではありませんが、湯の花が漂っていました。ぬるぬる感はそんなにないかな。

露天風呂が気に入って、ずーっと露天風呂を出たり入ったりしていましたが、ポカポカ感があまり続かない感じがしたのは、零度近い外気のせいなのか、炭酸水素塩泉のせいなのか……?
炭酸水素塩は別名「清涼の湯」といって、入浴後水分が発散されやすく、夏場向きのお風呂ではあります。でも、塩化物泉とも書いてあるから、ポカポカ効果も期待できるはずなのですが……?
寒ーい冬は塩化物泉とか単純泉とか炭酸泉がいいんでしょうかね。

内湯は檜風呂とのことでしたが、風呂の周りが檜なだけで、あとはお風呂の中に檜の丸太が浮いていて「なるほどーこれがある意味の檜風呂か!」
みたいなw

結局、一時間ほどお風呂を独り占めしていて、ちょうど帰るころにお客さんが入ってきました。
お風呂上りは、ロビーのラウンジにジュースやお茶などがあって、休憩できます。

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二つの温泉を満喫してきましたが、泊まりで温泉を楽しむなら観月苑ですね。
色んなお風呂を楽しめるし広くて綺麗、という意味では観月苑。やっぱり温泉は質とか個性だよね!というなら帯広リゾートのほうがいいと思います。

こんな感じで、温泉を二つ楽しんで家に帰ったころには、日もとっぷり暮れておりました。
翌日はお昼過ぎに祖母の家を出て、AIR DOで帰路に。今回はちゃんと欠航にならずに帰れました。ε-(´∀`*)ホッ

また来まーす
また来まーす!

駆け足の北海道滞在でしたが、私などはだいぶ北海道の田舎の景色を見慣れてしまっているのでアレなのですが、都会育ちの人からすれば、景色が横に広いのには驚くんじゃないでしょうか。富良野や十勝平野のひたすらまーーーっすぐ続いている道とかにも。
数日道路を走っていれば、一回くらいは野生動物が横切りますしね。
キツネ、シカだけじゃなくて、最近はアライグマが増えたんだそうで。誰かが放したのが定着したみたいで、祖母の周りの農家も結構な食害にあってたりするみたいです。
シカと違って小さいから、網もくぐり抜けちゃいますしね。

帰りに田圃で見た白鳥たち
帰りに田圃で見た白鳥たち

前回は釧路の方に行った時、野生のタンチョウヅルを見ましたが、120cmほどの大きさがあるので、さすがにそれだけ大きい野生の鳥を近くで見られると「うわーっ」って感動しますよね。

何故か工事現場にツル
何故か工事現場にツル(去年)

いいですよ、北海道。都会じゃ見られないものもたくさん見られるし、食べ物もおいしいですしね。
次に北海道に来た時は、また別の温泉にも入ってみようと思っています。(´∀`)

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