都心からのアクセスも良好、温泉天国の福島に行ってみよう

都心からのアクセスも良好、温泉天国の福島に行ってみよう

福島は温泉天国!三本の山脈が南北に走る福島は、温泉もいっぱい!
福島には国民保養温泉地も多く「岳温泉」「新甲子温泉」「土湯・高湯温泉郷」「二岐・岩瀬湯本・天栄温泉」とあり、まさに温泉県。関東に隣接するので、都心に住んでいる人たちからもアクセスが比較的容易でもあります。

とはいえ、今まで私は福島に温泉に行ったことが……。福島にはどんな温泉があって、どのあたりが有名なのかも良く知らない(;・∀・)
ということで、今度行くので予習がてら、福島の温泉の有名どころを調べてみました。
福島だと行くのが大変なのかなぁ?というイメージがありましたが、東京から電車で行っても、乗り換えも少なくて楽に行ける温泉街も結構あったので、一人でふらりと行ってみるのもよさそうです。

福島の大きめの温泉街

飯坂温泉(いいざかおんせん)

共同浴場、鯖湖湯(さばこゆ・定休日:月曜日)

福島の奥座敷の異名を持つ「飯坂温泉」は、「鳴子」「秋保」と並び奥州三名湯の一つに数えられる由緒ある温泉です。
その歴史は古く、日本武尊が東征の折に立ち寄ったとも言われています。
福島でも宮城よりの位置にありますが、車でも電車でのアクセスが良く、気軽に行くことができます。

共同浴場は9つと多く、中でも鯖湖湯は飯坂温泉発祥の湯とされ、松尾芭蕉も浸ったとされます。ちなみに共同浴場はどれも源泉が50~60度近くあり、それを掛け流しているため44~46度と熱いそうです。
飯坂温泉共同浴場についてのサイトはこちら:http://www.fckk.co.jp/onsen/

周辺観光

近くには、江戸時代から続いていた豪農・豪商の旧家「旧堀切邸」があり、1775(安永4)年建築の、県内最大最古の土蔵や、近代和風住宅の母屋などを見ることができます。
飯坂八幡神社の例大祭「飯坂喧嘩祭り」は日本三大喧嘩祭りとしても有名です。
また「飯坂温泉花ももの里」では、4月初めから5月にかけて、40種類の花ももの花が80アールの敷地に約300本植えられていて、春には色とりどりに咲き誇ります。

温泉DATA

【泉質】単純温泉
【PH】8.48 弱アルカリ性
【効能】神経痛・筋肉痛・関節痛・運動麻痺・うちみ・くじき・慢性消化器病冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

アクセス

【車】東北自動車道 福島飯坂インターチェンジから約15分
【電車】JR東京駅(東北新幹線・約100分)→JR福島(飯坂電車・約25分)→飯坂温泉駅(合計約130分)

公式サイト:https://iizaka.com/

岳温泉(だけおんせん)

坂上田村麻呂が発見したとも言われる温泉。かの水戸黄門も愛したとか。災害などにあって、場所を移しながら、現在の岳温泉ができたのは明治39(1906)年のこと。
源泉は安達太良山にあり、温泉街までの8kmを引湯しています。珍しい単純酸性泉です。
宿泊者限定ですが、湯めぐり手形(1,300円)で、3つの宿の温泉に入ることができます。

周辺観光

安達太良山の麓にあるということで、色々なウォーキングコースが用意されています。自然を満喫しながら散策し、身体いっぱいにおいしい空気を取り込み、温泉に浸って癒される……身体のメンテナンスに最高ですね!
車で10分程度のところには、「東北サファリパーク」や、キャンプや森での体験学習ができる「ふくしま県民の森フォレストパークあだたら」が、20数分のところには高村光太郎で有名な智恵子の生家「智恵子記念館」があります。

温泉DATA

【泉質】単純酸性温泉
【PH】2.5(酸性)
【効能】慢性皮膚病、切り傷、火傷、神経痛、美肌効果

アクセス

【車】東北自動車道 二本松インターチェンジから約15分
【電車】【電車】JR東京駅(東北新幹線・約1時間20分)→JR郡山駅(JR東北本線・約25分)→JR二本松駅(路線バス・約25分)→岳温泉(3時間程度~乗り継ぎ次第)

公式サイト:http://www.dakeonsen.or.jp/

土湯温泉

聖徳太子が「岩代国に突き湯あり」とお告げをしたのが始まるという説と、大穴貴命(おおむなちのみこと)が荒川のほとりで地面を鉾で突いて発見したとされる説がある湯。いずれにしても古くからあることに、違いはなさそう。
土湯温泉の一番の特徴は、温泉の種類がとっても豊富なこと!10種類以上の泉質があって、さまざまなお湯を楽しむことができます。
また、こけし発祥の地でもあります。

周辺観光

近くの「びっき沼」は湿地帯で、四季折々の景観が美しいところです。春先には水芭蕉を見ることもできます。
「吾妻小富士」はすり鉢状の大きな火口が特徴で、初めて見る人はビックリすると思います。晴れている時にお鉢巡りをしながら眺める景色は、素晴らしいの一言。

温泉DATA

【泉質】単純温泉、炭酸水素塩泉、含鉄泉、硫黄泉など
【PH】いろいろ
【効能】神経痛、リウマチ、筋肉痛、疲労、婦人病、胃腸病、皮膚病、美肌など

アクセス

【車】東北自動車道 福島西インターチェンジより15分
【電車】JR東京駅(東北新幹線・約90分)→JR福島駅(路線バスorタクシー・約40分)→土湯温泉

公式サイト:http://www.tcy.jp/

磐梯熱海温泉

郡山の奥座敷、磐梯熱海温泉の開湯は、800年ほど前であるとされています。熱海と聞いて、はてと思う人も多いと思いますが、この地の領主になった安積 祐長(あさか すけなが)が伊豆熱海出身だったことに由来するそうです。
共同浴場は宝の湯と錦星湯の2軒。
新潟の月岡温泉、いわき湯本温泉と並んで「磐越三美人湯」に称され、名湯百選の一つでもあります。

周辺観光

近くに大峯不動滝があり大峯不動尊と一緒に散策コースに組み込まれることが多いようです。
磐梯熱海スポーツパーク、磐梯熱海アイスアリーナ、郡山ユラックス熱海とスポーツ施設が多い。あまり近くには観光らしいものはなさそうな模様。

温泉DATA

【泉質】アルカリ性単純泉
【PH】9.1(弱アルカリ性)
【効能】神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進

アクセス

【車】磐越自動車道 磐梯熱海インターチェンジより5分
【電車】JR東京駅(東北新幹線・約1時間25分)→JR郡山駅(磐越西線快速・約13分)→磐梯熱海

公式サイト:http://www.bandaiatami.or.jp/

東山温泉

開湯は8世紀後半、行基によってであると言われています。湯川(ゆがわ)沿いに宿が並び、竹下夢二や与謝野晶子などにも愛された温泉です。湯川には多くの滝があり、「滝」がつく屋前の旅館も多いです。会津若松の中心地から車で10分ほどで行けるので、アクセスも良いです。
江戸時代より今も芸妓さんが活躍しており、極上のおもてなしを受けることもできます。

周辺観光

鶴ヶ城(会津若松城)や会津武家屋敷、飯盛山(白虎隊十九士の墓)、会津藩校日新館など、歴史的建造物がいっぱいあります。鶴ヶ城はH23年に、幕末にそうであったように赤瓦に葺き替えました。H27年には、展示室が全面リニューアルされています。
会津武家屋敷や会津藩校日新館は結構大きいので、見ごたえがあり、じっくり歴史を楽しめます。
飯盛山の手前には、会津さざえ堂 (円通三匝堂)という、上と下が別通路の二十螺旋構造になっている、重要文化財もあります。

温泉DATA

【泉質】硫酸塩泉(カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉)
【PH】弱アルカリ性
【効能】リウマチ性疾患・運動器障害・慢性皮膚疾患・創傷・虚弱児童・慢性婦人科疾患・更年期障害・動脈硬化症・高血圧症・痛風及び高尿酸血症

アクセス

【車】磐越自動車道 会津若松インターチェンジより20分
【電車】JR東京駅(東北新幹線・約1時間20分)→JR郡山駅(磐越西線・約1時間10分)→JR会津若松駅(路線バスorタクシー・約20分)→東山温泉

公式サイト:http://www.aizu-higashiyama.com/

芦ノ牧温泉

1200年程前に、行基(奈良時代の高名な僧)によって開湯された温泉です。ちなみに、行基によって開湯されたという言い伝えがある温泉は、20箇所ほどあります。
自然に囲まれた温泉地で、とっても素敵な景色の温泉宿も数々あります。芦ノ牧温泉にも3か所入れる湯めぐり手形(1000円)があるので、温泉巡りを楽しむのも。立ち寄り湯が1000円より高い宿も参加していたりするので……!?
また、芦ノ牧温泉駅と言えば、ねこ駅長!可愛い猫ちゃんたちの姿を見ることができます。

周辺観光

芦ノ牧温泉近くの観光名所といえば、大内宿。車で20分程のところあります。茅葺屋根の民家が街道沿いに立ち並ぶ、江戸時代の宿場町の保存地区です。道沿いにずらりと茅葺の家が並ぶ姿は、他ではなかなか見ることができません。

温泉DATA

【泉質】塩化物泉・単純泉など
【PH】色々
【効能】切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、虚弱児童など

アクセス

【車】磐越自動車道 会津若松インターチェンジより約40分
【電車】JR東京駅(東北新幹線・約1時間20分)→JR郡山駅(磐越西線・約1時間20分)→JR会津若松駅(約20分)→JR芦ノ牧温泉駅(計3時間30分程)
浅草駅より東武鉄道経由会津鉄道で行く方法もあります。(約4時間ほど)

公式サイト:http://www.aizu-ashinomaki.jp/

いわき湯本温泉

共同浴場 さはこの湯

そこそこ規模のある温泉街は福島の中部~北部にあるのですが、このいわき湯本温泉は茨城県の少し上にあります。都心から電車で行くのもらくちん。
開湯は1200年前。いわき湯本温泉は「三箱の御湯」と呼ばれ 伊豫国道後温泉、摂津国有馬温泉と共に 日本の三古泉として名が知られており、江戸時代は浜街道唯一の温泉宿場町として栄え、客足は途絶えませんでした。明治に入って石炭採取が始まると、坑内から多くの温泉が噴き出し、温泉街の方に出るお湯が枯れてしまったので、源泉ボーリングを行って豊富な湯量を確保しました。
いわき湯本温泉は、「磐越三美人湯」の一つでもあります。

周辺観光

温泉街の西側、車で10数分のところには、あの「スパリゾート・ハワイアンズ」が、車で20分ほどいった港の方面には「アクアマリンふくしま」があるので、家族みんなで楽しむことができます。
他にも「いわき市アンモナイトセンター」で化石を発掘したり、いわき市フラワーセンターの温室で花を楽しんだり。遊ぶには困らないエリアです。
北には国宝の「白水阿弥陀堂」があります。

温泉DATA

【泉質】含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
【PH】7.86(弱アルカリ性)
【効能】「美人の湯」(美肌作用・解毒作用・末梢血管拡張作用)、「心臓の湯」(血圧を低下させる~動脈硬化、高血圧に効く)、「熱の湯」(高齢者向き~保温効果が高い)

アクセス

【車】常磐道 いわき湯本インターチェンジより15分
【電車】JR上野駅(特急ひたち・1時間20分)→湯本駅

公式サイト:http://www.iwakiyumoto.or.jp/

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