おいしい紹興酒の飲みかたと、台湾料理の食べ歩き

おいしい紹興酒の飲みかたと、台湾料理の食べ歩き

台湾と言えば台湾料理!(安直すぎ)
台湾の色んな歴史がミックスされ、400年の旨みが凝縮された料理です。
ベースは福建料理で、日本が統治している時代以降は日本の影響も多少受けたりしており、日本人にも比較的なじみやすい味付けです。台湾は海に囲まれているので、海鮮系の料理も豊富です。

ガイドさん曰く、台湾料理は新しい食材を試すときは、まず炒めたり揚げたりするそうです。それで美味しくなかったら、蒸したり煮たり、他の手法を試すのだとか。
台湾料理が少し甘めである理由として、台湾はサトウキビがよく採れるのですが、昔は作ってもそれはみんな日本に送られてしまって、現地の人たちは砂糖がとても贅沢品だったそうです。その後庶民にも砂糖が手に入るようになって、贅沢なご飯=砂糖を使った料理、ということで、台湾料理は甘いのだとガイドさんが言ってました。
日本も戦後しばらくは砂糖が貴重で、サッカリンが代用として使われていて、本物の砂糖は貴重品だったといいますしね。

今回は、一日目の夜と二日目の昼、夜に食べたご飯を一挙公開!

一日目の夜は、金品茶樓というお店。
一杯お客さんが入るお店で、観光客向けのお店。
日本語も大丈夫で、日本語メニューもあります。

地下に降りいてきます。
魚介類がいっぱい並んでいます

まずは席についてビールで乾杯!
このビールはあっさりしていました。沖縄のオリオンビールといい、南国のビールはこんな感じが多いのでしょうか。(*´∀`*)

からすみとソーセージ

からすみは、台湾の名産品。
大根ときゅうりとサンドイッチして食べるんだそうです。
他のお店でもからすみが出てきてました。台湾では、日本よりからすみがお手頃価格で食べられるのがいいですよね。

チャーハン?いえ、実はこれ……

海老なのです。レタスの葉っぱに巻いて、ばくっと食べるのですが、そんなにしょっぱくなくて優しい味。こちらもまたビールに合います。

この炒め物カキが入ってます!

しめじやネギ、玉ねぎの他に、小ぶりなカキが入っていて、ちょっと甘い味付け。美味しい(*´∀`*)
ご飯にあう味付けで、丼にしてもおいしそう。

そして、今回一番驚いたのは……。
こちら!

紹興酒です!
この紹興酒が特別なわけではなく、ポイントはその飲み方です。

紹興酒と言えば、ホットな紹興酒にザラメを入れて飲んだりしますね?
でもここでは、瓶ごと温められた紹興酒と、ピッチャー、レモン、砂糖の梅干しが出てきました。この梅干し、話梅(ファーメイ)というんだそうで。

レモンと甘い梅干しをピッチャーに入れ、温かい紹興酒を注ぎます。お好みですが、レモンと梅干しはあまりケチらず多めに入れるといいです。
私、紹興酒は飲めなくはないですが、好んで飲むほどではない程度。ザラメを入れたのも飲んだことがありますが、特にザラメを入れたからと言って美味しいと思うほどでもなく。

でも、このピッチャーにある紹興酒は……
めちゃくちゃ美味しい!!!
レモンの風味が紹興酒独特の香りなどを和らげていて、さわやかに、そして甘い梅干しがまた絶妙。ザラメを加えるのより全然美味しい!
こんなに味が変わるんだ!と本当に驚きました。

飲みやすくおいしくなって、何杯でも行けます。
お酒をそんなに飲まない子も、これは美味しいねと、おかわりしていました。

台湾料理は、八角などの香辛料を使うことが多いみたいです。
私は今は全然平気なので問題ありませんでしたが、友達の中には数人苦手な子がいて、そうすると食べられないものが出てきたり。
八角が苦手な人は、台湾料理はちょっとハードルが高くなるかもしれません。

そして二日目のお昼はこちら、金品茶楼。

金品茶楼

予約がその時間からしか取れなかったのか、11時過ぎからランチがスタート(;・∀・)
しかもすでにお店は満員という人気っぷり。まあおそらく、大半がツアー客なような気がします。

こちらの名物は小龍包のようです。

その前に焼売と餃子

キムチ餃子とか、ほうれん草が入っている餃子なども出てきました。
こういった餃子も好きですが、日本風の焼いたやつがやっぱりビールには……。
海老焼売もおいしかったです。

お待ちかねの小龍包

ほかほかで運ばれてきました!
下の段も全部小龍包!コースだと一人4個の割り当てで、すでに餃子とか焼売を食べていたので、4個は食べきれませんでした……。

味の方は……。

ふむふむ、これはなかなか……

普通に食べると、普通なんです……。
だけど、生姜をたくさん上に乗せて食べると、途端においしくなります。(この写真の倍は乗せる)
生姜を一杯載せて食べると、こんなに美味しくなるんだ!と、横の友達も新たな発見をしたように喜んでました。
でも、友達の何人かは生姜がだめで(以下略……)
若い子は、ホント食べられないものが多いですよね。私は基本食べて吐きそうになった経験がないから、良くわからないですが。シュールストレミング(塩漬けニシンを発酵させた缶詰。言語に絶する臭さ)は危険そうですが。

話は戻して、こちらの小龍包ですが、皮は適度な厚みがあって、もちもちしています。中のジュースは口の中で溢れる……というほどではなかったような。
そんなに小龍包は食べ歩いてませんが、私の中で一番の小龍包は、新宿のタイムズスクウェアで食べた鼎泰豐の小龍包かなぁ。薄い皮と、噛むとどっと溢れるスープ。
台北の鼎泰豐は本家ですし、そこの小龍包はやっぱりそんな感じなんですかね(*´Д`)

酸辣湯(サンラータン)

みんなに好評だったこのスープ。
もっと酸っぱ辛いのかと思いましたが、程よい酸味で飲みやすかったです。

デザートの頃にはもうみんなお腹いっぱいで、手を付ける人は数人でしたw

そして二日目の夜に行ったのは「阿美飯店 」。インペリアル台北からタクシーで5分くらい。

阿美飯店

こちらはツアーに組み込まれていたのではなく、行きたい人が行ったお店なのですが、ツアーにも使われているお店でもあるようです。

店内の様子

行った時はさほど混んでませんでした。
私たちは遅れて着いたので、どんなものが注文されていたのかとかよくわかりませんでしたが、着いた時には先にいた友達が、西瓜ジュース(下の写真の左上)が本当に西瓜を絞ったもので美味しい!と喜んでました。

左端にちょこっと見えるからすみ。こちらでもやっぱり大根が一緒に出てきています。
からすみは、一日目の夜のお店の方が美味しかったかな。
その他、空芯菜の炒め物や、豚の料理がいくつか(食べてないので味はわからず)とか、あとこの右下の海老の入った旨煮のようなもの!これが美味しかった!

海老とかカキとか、海の幸が詰まっています。少し甘めの味付けで、私の中ではこれが一番おいしかったです。

カニの雑炊みたいなもの
そしてここでも炒飯!

炒飯はどこでも無難に美味しいですね。
他の料理も、あっさりした味付けのものが多くて、どこのお店の料理も食べやすかったです。年配の方にもいいかもしれません。

ツアーで食事がほぼついていたので、そのあたりのお店で台湾名物の魯肉飯 (ルーロウファン)とか、豆花 (ドウホゥア)とか、台湾に何度も行っている友達が絶賛した、豆乳スープに揚げパンを入れて食べるやつとか、そういうのは食べられなかったです。食べてみたかったなぁ。

連日、台湾料理を一杯食べられたので、みんなとても満足でした。
そしてみんな、帰国日には「帰ったらラーメンが食べたい」と口を揃えて言ってしました。
やはり台湾人が日本食と言えば「ラーメン」だと言うように、我々日本人のソウルフードは「ラーメン」なのでしょうか……??

他の友達は、このお店には行かず、夜市のある士林市場の地下のフードコートでご飯を食べていたりしていました。地元の人に混ざって台湾のB級グルメを堪能したい人にはおススメな場所ですので、そういうところに行って安くて美味しい地元料理を楽しむのも、いい思い出になると思います(´∀`)

夜市も行ってきましたので、後日そちらについても触れると思います。

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