掛け流しの広い湯船と美味しい食事をのんびりと【清風園】

掛け流しの広い湯船と美味しい食事をのんびりと【清風園】

今年も、ものすごーくギリギリになっての戸隠参拝。(2年連続…)
戸隠の近くで、まだ泊まったことがなかった「戸倉上山田温泉」エリア。
行ったことないから行ってみたい!
という単純な動機で、戸倉上山田温泉の宿「清風園」に泊まってきました。

いつもは中規模な宿を選ぶことが多いのですが、今回は大きな湯船に大の字になって浸かりたい!という気分が抑えられなかったので、大きめの良さそうな宿にしました。(もちろん、中規模でも、広い温泉を持ってるところはたくさんあります。その逆も然り)

少しだけ大掃除をやって気分がよくなったmariです、こんにちは。
宿に行こうと思った前々日に、車が壊れて動かなくなるという大ハプニングが発生し、レンタカーで行く羽目に…。

高坂インターでブランチ。
友達はラーメンを食べてましたが、私は武蔵野けんちんうどんに。
これが予想外に!具だくさんでびっくり。
メニューの写真と遜色ないものが出てきました。

武蔵野けんちんうどん 750円

食べ応えもあるし、これはなかなかSAでは当たりかも。
ちなみにラーメンの方は、スカスカでがっかりだったようです。

チェックインより早く着きそうだったので、途中から下道で清風園まで。
宿の入り口に車を寄せると、宿の男性の一人がオーライオーライと車を誘導し、もう一人は、さっとカートに荷物を載せてくれました。
大きな宿は、こういうところがいいですね~。

チェックインを済ませて、そのあとはロビーの席でウェルカムお茶&お菓子をいただきます。

水羊羹~

写っているのは紙おしぼりですが、普段は布おしぼりだけど、コロナ対策で紙に変更しているんだそうです。別に布でいいのに~。

フロント
反対側にはお土産屋さん

この宿は本館と別館の清流亭があって、私たちは築年が新しい別館の方に。

館内図

途中には、相田みつをのコーナーや、ライブラリなどあります。

相田みつをコーナー
お洒落なライブラリ

ライブラリって、ぼちぼち旅館で見かけますが、行こうと思いつつ結局行かない場所一位じゃないかっていう…。

別館廊下

係の人に案内してもらったのが、今回のお部屋302号室。

ザ・旅館の和室

一人に一つずつ脇息が用意されてます。
お部屋は綺麗で新しくて、気持ちいいです。

広々玄関
洗面台
雪肌精発見

ドライヤーももちろん完備。

シャワーブース

リンスやボディーソープはPOLA。POLAが置かれてると、ここはなかなかいいんじゃないか!と思ってしまうPOLAのブランドイメージ。

トイレも清潔

部屋の中に戻って。

お茶と氷水が用意されてます

湯呑も人数分以上たくさん入ってました。

Wi-Fiが部屋の中に!?

まさかこれ、各部屋に用意されてるとか…???
当然電波入らないー!なんてことはありませんでした。

謎に多い金庫

普通金庫って一つバーンと置かれてるものですが、人数分の金庫が用意されてるみたいです。
まぁ、気になる人は、その方が安心といえば安心ですね。

フェイスタオル、靴下、浴衣

と、普通ここにはバスタオルも加わるはずなんですが、ここはありません。
何故ならば、
お風呂場にバスタオルとフェイスタオルが常備されているからです!!!
ブラボーーーー!!!(長友風)
これは地味にかなり嬉しいですよね。
何度もお風呂に行くと、濡れたタオルやバスタオルを使うことになるし、宿に戻ったらタオルハンガーだけじゃ足りないから、ハンガーを持ってバスタオルをかける場所をうろうろ探すことになるんだけど、その必要がない!
素晴らしい。タオル使い放題最高。
フェイスタオルは使い放題で置いてあるところはたまーにあるけど、バスタオル使い放題は珍しいです。

広縁
窓からの眺め

向こうに見えるのは、千曲川ですね。

休憩してさっさく宿のお風呂を堪能したかったのですが、歩いて十分ちょっとのところに「万葉超音波温泉」という評判の良い日帰り温泉があるので、そちらに行ってみました。
本当は超音波温泉からすぐ近くにある戸倉観世温泉に行きたかったのですが、そちらは休館日だったので。行けなかった観世温泉は緑色のお湯なんだそうです。

万葉超音波温泉
この感じ、いいですね

料金は400円と、都内の温泉より安い!
うらやましい!!
こちらのお湯はほのかに硫黄の匂いを感じる、透明なお湯でした。もちろん掛け流しです。気持ちいい~。
内湯は三段階に温度が分かれているみたいで、皆さん思い思いのところに入ってました。外は寒かったけど、露天も気持ちいいです。

ここの温泉でびっくりしたのが…カランの前に座ってお湯を出そうとして、赤い印がついてる方の蛇口をひねってもお湯が(水も)出てこなくて、青い印がついてる蛇口をひねるとお湯が出てきたということです。
分かんないってこれ!w

ホカホカになった身体が冷えて宿に戻ってくると、夕食の時間です。
食事は本館の最上階でいただきます。

夕ご飯
季節のおいしさ、盛り合わせ

こういった複数の前菜に必要なのがお酒!干し柿にバターがミルフィーユになってるやつとか、これはもう濃厚です。白ワイン飲みたくなる。
ていうか、左下のキノコの形状…これはもしや松茸!?
ということで、まずは熱燗。それから冷酒。

宿の会社スターツオリジナルの日本酒「夢現人」

オリジナルと侮ることなかれ。なかなか美味しかったです。

胡麻豆腐
お刺身盛り合わせ ボタンエビ!!

ボタンエビ美味しいですよね。頭のところなめつつ、日本酒飲むのが最高です。

黄金シャモすき焼き

シャモも、まあ家ではお目にかかることがない鶏です。
生卵を付けていただきます。

りんご和牛の陶板焼き

お次は牛も出てきました。
ちょうどいい食感、ちょうど食べきれるサイズ。(だんだんお腹いっぱいに)

クルミのかかったお蕎麦

こちらはメニューにはないけど「料理長からのサービスです」といって出してくれたお蕎麦。
お蕎麦でさらっと口直し。お蕎麦にクルミという初めての味でしたが、なかなかマッチしてました。

地鶏チーズの茶碗蒸し

友達が口々に「チーズいらない」と言った品…。
まあこれはこれで悪くないと思うけど、チーズ強いから、食べたら口の中がほぼほぼチーズでいっぱいになりますw

河豚白子白菜茶巾

コースでこういう手間のかかるザ・和食的なものが出てくると、何となく嬉しくなります。味もほっとしますしね。

ごはんとお味噌汁と漬物
最後にデザート

プリンもおいしかったです。
腹11分目くらいになって、ごちそうさまでした~。

部屋に戻ってからしばらくごろごろして、それからようやくお風呂に。

さざれの湯

女湯と男湯は、時間で入れ替わります。

さざれの湯の方は、大きな内湯にサウナ、寝湯もあって、外には露天とつぼ湯があります。もう一つの萬天の湯の方は、サウナと内湯と露天だけなので、さざれの湯の方が色々あります。

お風呂の温度は、内湯の方が少し熱くて(と言ってもそこまで熱くないけど)、露天の方が温い感じです。

宿泊客があまりいなかったせいもあり、広いお風呂にひとりでぷかぷか浮いて掛け流しを満喫しました。
ここの泉質は「アルカリ単純泉」で、透明で硫黄の匂いとかも特には感じませんでした。
やわらかい泉質なので、長湯も大丈夫です。

同じ時間に、友達は貸切風呂(有料)を楽しんでいたので、ちょこっと覗かせてもらいました。45分くらいで、二千円ちょっとだったかな。風呂によって値段は違ったはずです。

壱の湯椿を借りた
壱の湯椿の脱衣所
浴槽
洗い場

入れて3人くらいですかね。
大人数の場合は、隣のお風呂を予約するといいかもです。

翌朝。
まずはお風呂。

長い廊下の先に風呂がある!
窓の先には鯉が
足湯もあるよ

足湯の入り口にも、タオルが積まれていました。至れり尽くせりです。
ただ、外が寒すぎて、誰も入っている人を見ませんでした。

途中にはこんな休憩スペース
突き当りにある「萬天の湯」

こちらは内湯と露天のみのシンプルな造りになっています。
露天から外の眺めが、こちらの方がよくて、朝の気持ちいい空気の中入る露天はとても癒されます。なんで温泉ってこんなに気持ちいいんだろ~。

もっと温泉に浸かっていたいのですが、朝ごはんです。
朝ごはんも、夜と同じ本館最上階へ。

小皿いっぱい!
半分バイキング

サラダやデザート、飲み物、ごはんのお供などは、バイキング形式になっていて取ることができます。

朝からボリュームたっぷり!

こういう小鉢でちょこちょこと色々あるのって好きです。
びっくりしたのは味噌汁で、朝から具沢山すぎて嬉しいけど…嬉しいけど。。。

オムレツ

入口でシェフが料理してくれていたオムレツも出てきました。
が、もう既にお腹いっぱいで、半分しか食べられませんでした。

そういえばここのデザートにはパイナップルがありました。
最近の朝食バイキングで駆逐されつつあるパイナップル…。
友人が喜んで食べていましたが、高いんですかね~パイナップル。

多少残しつつも、大体食べました。
ごちそうさまでした~。

この日は戸隠奥社に行くので、ごはん食べて少し休んだらチェックアウト。
なかなかいい宿でした。
ご飯もおいしかったし、お風呂も広くて気持ちよかったし。のんびりできました。
サービスも食事も、トータルで安定した感じの旅館でした。

ただ、エアコン掛けながら寝てたら、翌朝全員が鼻をかんだら鼻血が出るという乾燥具合だったので、加湿器があると嬉しかったかもしれません。

それと、これは宿には関係ないのですが、エレベーターですれ違った風呂帰りのおじいさんが、下着姿(シャツに股引)だったのがドン引きでした。
他にも、お風呂に後から来た人が、掛け湯もせずに湯舟に入ったと知人が怒ってたりと、マナーの良くないお客さんがいたようです。

そういったお客がいなければ、気持ちよく過ごせる宿だと思います。

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