今回はホントはもう少しいい宿に泊まる予定だったんですが、予約が直前すぎて申し込もうと思った時には予約が終了になってたりなんやかんやで、んじゃもう逆に振り切って、リーズナブルな所に泊まろう!と、亀の井ホテル塩原に行ってきました。
亀の井ホテルは去年末、草津のに泊まってなかなか良かったので、今回は塩原です。
さてさて、塩原の亀の井ホテルはどんな感じなのでしょうか?
今回はじゃらんの「A5ランク那須牛すき焼、岩魚や季節の筍釜を楽しめる人気会席」一人12,474円のプランを利用しました。
当日は少し早めに家を出て、栃木に行くんだからと、古峯神社にお参りに。
いつもは閑散としてる駐車場が、今回ばかりはなんかすごい混んでる~。
と思っていたら、なんと今日は古峯神社の例大祭でした。
拝殿が人でみっちり埋まっていて、狩衣を着た神職さんたちが雅楽を奉納していたり、なかなか普段では見られないような光景を見せてもらいました。
なんか金属で出来た大きくて平らな幣みたいなものを持って、それをしゃらしゃらと鳴らしながら参列者の間を歩いてお祓いしてくれたのは新鮮でした。
古峯神社に来たからには、ご飯食べて行こう~と思っていたら、この日は定休日でした…がっくし。月~水のどこかで不定休みたいです。例大祭でそれどころじゃなかったのかもですね。
仕方ないので、日光の辺りで昼ごはん。
たまたま見つけたお店「日光のけっこう漬本舗 今市インター店」で、お蕎麦をいただきました。
漬物のお店なのに、うどんやお蕎麦、丼ものなどがいただけるという。
先にお漬物を出してくれたのですが、お漬物のお店だけあって、美味しかったです。
お蕎麦は細くて、短いです。
私はけんちんそばを食べたのですが、野菜がとっても具沢山で、下の蕎麦にたどり着いた頃には、お腹がいっぱいになってきていて、なおかつお蕎麦の量も結構あって完食する頃にちょっと苦しくなってました。
味については…けんちん汁と蕎麦を一緒に食べると、蕎麦の味がよくわからないので(それはそう)、蕎麦の味を楽しむなら、もり蕎麦などにしておいた方がいいと思いますw
それからワインディングロードを楽しみながら、一路塩原へ。
チェックインまの30分ほど前に到着してしまったので、近くの「竜化の滝」を見に行くことに。
駐車場に車を停めて、最初は道路を横に見ながら山肌を進み、しばらくしてからは木々の中を歩いて行きます。少しのアップダウンも嫌な人は、最初は案内の看板を無視して、道路脇を歩いた方が楽です。
山の中に入っていくと、緑が一杯で気持ちいいです。
更にもう少し奥に進むと…。
高さ60m、三段に流れ落ちる滝は、なかなかの見ごたえでした。
ちょこっと山の中に入ってこれを眺めることができるのは、なかなかいいんじゃないでしょうか。
駐車場にもどったらちょうど三時になっていたので、宿に行ってチェックイン。
浴衣と、シャワーキャップや髭剃り綿棒など、必須ではないけど使いたい人もいるアメニティはフロントの横から取っていきます。
本日泊まるのは三階の部屋。
廊下もとてもシンプル。
ここはもともと、かんぽの宿だったようで、それを買い取って亀の井ホテルにリブランドしており、リフォームとかにお金をかけてない分、リーズナブルな値段なんだろうなと。
そんなわけで、部屋もシンプル。
ベッドの上には、バスタオル、フェイスタオルとタオルを入れる袋、浴衣の帯が置かれていました。
寝具は新しい感じで、マットレスは程よい硬さ。
柔らかいより、私はこのくらいの硬さの方が方が好きです。
上には、お茶菓子のおまんじゅうと、緑茶のティーパックが用意されてました。
歯ブラシは用意されていました。
人数分のハンドタオルが用意されているのは、地味に嬉しいポイントです。
(タオル掛けがなかったけどw)
部屋は綺麗でしたが、電気ケトルの水が少し入ったままになってました。
掃除の時、捨て忘れたんですかね。
リーズナブルな宿なので、氷水のポットなどの用意はありませんが、その代わりフロアにウォーターサーバーがあります。
部屋に置いてあるボトルにお水を入れて、持ち帰ることができます。
お風呂は一階にあって、内湯は源泉掛け流しです。
脱衣所が、鍵付きのロッカーになっていて、なんともレトロな風情。
ひなびた日帰り温泉のロッカーみたいな感じ。
とはいえ、部屋の鍵などの大事なものを別の鍵付きロッカーに入れるとか、そういう必要がないので、便利といえば便利です。
お風呂のシャンプーやリンス、ボディーソープはDHCでした。悪くないですね。
脱衣所の洗面には、どこのメーカーだか忘れたけど、化粧水や乳液も備え付けられていました。
内湯は浴槽が二つあって、一つは水流弱めのジャグジー、もう一つは源泉掛け流しの温泉になっています。
泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物泉で、温まりの湯です。
茶色い濁り湯で、肌にお湯を滑らせると、少しつるりとする感じ。お湯に鼻を近づけると、ほのかに金気を感じるような。
温度は「ちょうどいい~気持ち熱いかな」といった程度。
露天は温泉を循環しているため、濁りではなく透明のお湯になっています。
自然が豊富なためか、温泉には大小まあまあの数の虫がダイブしていたので、そういうのが気にならない人向けです。
私は網で掬いつつ入ってました。
ロビーの横には、自販機や売店もあって、お土産など買うことができます。
このお饅頭、部屋のウェルカムお菓子にもなっていて、食べてみたら饅頭の皮がふわっふわで、おいしくてびっくりしました。
一瞬予約しようかな~と考えましたが、一人じゃ食べきれないなと諦めました。
自販機には、今時少し珍しいカップ麺の自販機や、おつまみなどお菓子の売っている自販機もありました。
小腹が空いた時に助かりそうです。が、この宿、亀の井と言えば「夜泣きそば」が夜食でありつけるので、あんまりお世話になることはないかも。
お風呂に入ったり、部屋でゴロゴロしているうちに、夕ご飯の時間。
夕食は1階のレストランでいただきます。
今回は、A5ランク和牛のすき焼きが出る、デフォルトコースよりちょこっといいやつにしています。
菜の花和え物いくら添え、桜豆腐、三色団子、バイ貝旨煮です。
この季節って、三色団子使う宿多いんですかねw この間泊まった不忘閣でも、同じものを見たような。
桜豆腐は、色だけではなく味も、桜餅みたいな味がするお豆腐でした。
この日本酒、純米大吟醸だけあって、するりと飲めておいしかったです。
お刺身つつきながら飲む日本酒、最高です。
ほんのりと、葛にエビのピンク色が透けて見えて、お洒落に作られています。
でも、饅頭の中は…なんだか全く分かりませんでした。
一番上にあるのが、コシアブラです。たまに旅館で出てくるイメージ。
白魚を菜の花と一緒に挙げた天ぷらも、上品な味で美味しかったです。
この辺りになると、だいぶお腹がいっぱいになってきましたが、すき焼きの濃い目の味付けに助けられて、完食。
〆のごはんは筍釜飯。火をつけてから食べられるまで40分くらいかかります。
筍ご飯好きな私は、もーお腹一杯~無理ー!と思いつつも、ぱくぱくと箸が停まりません。白いご飯なら、絶対半分も食べなかったのに。
最後は、イチゴ大福とほうじ茶。
イチゴ大福と言っても、中に苺が入っているのではなく、大福+苺でした。
まあ…これもイチゴ大福?
全部しっかり食べて、お腹いっぱいになりました。ごちそう様です。
お腹がいっぱいなのにもかかわらず、食いしん坊な我々は、21:00~22:30の間に食べられる、夜泣き蕎麦会場へと出かけます。
だってね~担々麺って美味しいじゃん?それがたとえ、お腹いっぱいだったとしても。
赤黒白と担々麺がローテーションするらしく、今回は赤の四川担々麺でした。
四川と言ってもそんなに辛いわけではありません。
でも、なんだろう…?
草津の亀の井に泊まった時は、白い胡麻担々麺を食べたのですが、そっちの方が美味しかったなー。
熱々だったし、麺もぼそぼそしてなくて、もっとつるっとしていたような…。
残念ながら、草津亀の井で食べた、白い担々麺のような衝撃はありませんでした。
翌日は朝ぶろを楽しんでからの、朝ごはん。
朝ごはんはビュッフェ形式です。
この他に、ジュースやコーヒー紅茶、パンもクロワッサンやデニッシュ、ミニ食パンや丸いパンなどなども用意されてました。
そこそこの品数があるので、迷いながらも好きなものをチョイス。
焼き鮭、ヒジキの五目煮、ほうれん草の胡麻和えなんかを取ってきていて、パンとかぼちゃのポタージュスープとは、お前の味覚はどーなってるんだと言われそうですが、食べたいものを取ってきたらこうなりました。いやでもはっきり言って、白米の方が合いますねこれは。
あ、それからデニッシュパン美味しかったです。
左下のブツは何故か朝食にカルパッチョがひょっこりと出ていたので取ってきたのですが、これが意外とおいしかったです。
そのあとは、小皿にカレーをよそって温玉をトッピングして、あとはデザートとコーヒーで終了です。
夕飯に引き続き、朝食もすっかり満腹の腹十分目になりました。
その後は少し休憩した後、最後の一風呂を楽しみ、チェックアウト。
亀の井ホテルはコスパがとてもいいですね。
夜も朝も夜食も出て、これで12,474円だもの。
夕飯も普通においしかったし。
宿代が高騰する中、こういった宿は気軽に行けて、本当にありがたいです。
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