那須の「旅館 山快」で、鹿の湯の真っ白な濁り湯を楽しむ[那須1]

那須の「旅館 山快」で、鹿の湯の真っ白な濁り湯を楽しむ[那須1]

今回は那須にある鹿の湯温泉の「旅館 山快」に行ってきましたので、そちらと、あとそこの近くにありました温泉神社、そして那須動物王国を紹介していきます!

ハワイにバケーションに行って間もなく、どうしても温泉に入りたくてたまらない衝動に駆られてしまったmariです、こんにちは!
やっぱり温泉は日本人の心のオアシスなんですかね。あと、ハワイから戻ってきて、お寿司とラーメンが無性に食べたくなりました。お寿司はわかるけど、なぜラーメンだったんだろう……?

東京から東北自動車道で一路那須へ。
東京からそんなに遠くないからいいですよね。
実は那須って初めて来たのですが、お洒落なお店が多く並んでいたりしてびっくりしました。ちょっと軽井沢みたいですね。

「旅館 山快」はこんな宿

お洒落な那須……でも鹿の湯の温泉街は違います。
いい感じにローカルな街並み、町に漂う硫黄のにおい。

宿の前の目抜き通り

周囲にお洒落な旅館やホテルもいいですが、こういった長閑な構えることのない雰囲気っていうのもいいですよね。
ちょっと温泉に入りに来ましたよ、みたいな。

今回お世話になった 旅館 山快さん

チェックインの手続きは簡単で、特に宿帳もありませんでした。
朝と夕食は部屋だしだそうです。
一階にはフロントとお風呂。二階と三階が客室。
お風呂は男女別に一つずつ、それと家族風呂があってこちらは空いていれば自由に入ることができます。
フロントの横にはコーヒーメーカーがおいてあって、翌日朝からチェックアウトくらいまで、無料で飲むことができます。

私たちが通されたのは三階。階段しかないので、足の悪い人にはちょっと大変かもしれません。

泊まった部屋

きちんと掃除された部屋は和室+広縁で、広縁のほうに洗面所とトイレがあります。水回りはリフォームされていて、トイレはウォシュレットでした。ただこちらのお湯は強酸性の硫黄泉なので、どうしても浴槽などの水回りが普通の宿より痛むみたいです。
部屋には浴衣もあるし、タオル、バスタオル、歯ブラシなどが用意されていました。ドライヤーは浴場のを使うか、フロントでの貸し出しになります。
冷蔵庫もあって、私たちのプランは飲み物がついてくるプランだったので、そこから人数分好きなものを飲んでいいとのことでした。
瓶ビール中瓶とか、日本酒の小瓶とか、ジュースとか色々入ってました。

那須与一も扇を射る時に祈った「温泉神社」

近くに温泉神社があるということだったので、行ってみることに。
宿の前の道をずーっとまっすぐ登っていくのですが、少し距離があります。上り坂ということもあると思いますが。
坂を上った目の前に、立派な鳥居が見えてきます。


こちらの温泉神社、左手にはシカの石像があります。鹿が受けた傷をこの温泉で癒しているのを見つけたのが、この温泉の始まりなんだとか。

御神木の「生きる」は、ミズナラの木。樹齢800年。パワーを感じますよね。

そしてこの温泉神社、境内は結構広くて、鳥居をくぐってから拝殿に向かうまで、これまた少し歩いて階段を上ります。

こちらの御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命が祀られています。相殿には誉田別命(ほんだわけのみこと)がおられます。
大己貴命は別名大黒様ですし、少彦名命は恵比寿様ですね。そして誉田別命は武運の神様の八幡様です。
その昔、源平の壇ノ浦の戦いで、那須与一が小舟の上に掲げられた扇を射抜く話がありますが、その時那須与一が祈ったのがここの神様だったということです。
「南無八幡大菩薩、我国の神明、日光の権現、宇都宮、那須の湯泉大明神、願はくはあの扇のまんなか射させてたばせ給へ」
の下りですね。

神社横からさらに先に進むと、九尾の狐が封じられた殺生石があります。

茶色の小屋のさらに奥の、石が転がっているところに、殺生石がしめ縄をつけられてあるのですが……落石で周囲の遊歩道が立ち入り禁止になっていました。残念。

お参りを済ませたのち、御朱印をいただいて帰りました。
この時は、来る時からずっと少しおなかが痛かったのですが、お参りを済ませて帰る時には痛さが収まっていました。
神社に来ると体調がよくなることが度々あるのは不思議です。
神社の澄んだ空気は、身体にもいいのかもしれないですね。

半身浴ができる「若鹿の湯」

宿に戻ってから、さっそく温泉に。女性は宿泊前半は「若鹿の湯に」男性は「千慈の湯」に入れます。
こちらの宿は鹿の湯から引いてきており、含硫黄‐カルシウム一硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉) で、pH2.5。見ただけで強力そうな温泉です。
そしてメタケイ酸225mgと多く入っているので、肌に強烈な割には美肌の湯でもあるという。

この白いお湯!
お湯に入ると足元が見ません。
この写真のお風呂は最初の時間婦人用だったところです。右は半身浴、左は普通の湯舟。手前に打たせ湯がありますが、冬季は止まっています。

石の間は白くなっていて、温泉成分がびっしりとついています。
ここまで成分が濃そうなお湯というのも、なかなかお目にかかれません。

お湯の温度は熱すぎずぬるすぎずで、ちょうどよくて気持ちいい。湯船の中で肌をこすると、少しつるりとする感じ。充満する硫黄のにおい。これぞ温泉!これこそ温泉!そういわんばかりの温泉です。
カランが黒く変色してしまっているのは驚きますが、この温泉成分ですもの仕方ないですよね。掃除していてもそうなってしまうとのことです。

こちらは貸切風呂

写真で見るより、実際見たほうがお風呂場も温泉も綺麗です。なかなかうまく写真でもそのあたりが映らないんですけどね。

夕食は牛の陶板焼きや岩魚の塩焼き

そして夕食タイム。係の人が部屋まで運んでくれました。

十分な量で、おなか一杯になりました。大きな写真の左は陶板焼きで、ほかの人たちは牛肉が入っていて、私は海鮮に変えてもらいまた。(写真取るの忘れました……)

寝る前にまたお風呂に入って、ぐっすり就寝。
お布団はふかふかしていて、気持ち良かったです。

寝湯が気持ちいい「千慈の湯」

旅館山快に泊まっての翌朝~。
朝起きてまずすることは?
決まっています、朝風呂です!

お風呂は夜10時に男女入れ替わっていて、朝は旅館の入り口に近い「千慈の湯」のお風呂になります。
こちらのほうが、広いです。

左が打たせ湯で、奥が普通のお風呂です。

入り口左手にあるのがこの寝湯。
男の人は足を伸ばせないみたいです。私は大丈夫でした。気持ちいけど、頭がずぶぬれになるので、髪を洗う前にチャレンジするのがいいかもしれません。

朝の光の中で、ほんのり青白いお湯。素敵です☆

この温泉は、かなりお湯が強烈らしく、一緒に入った人は肌がピリピリすると言っていたし、事実肌が赤くなってました。それからこのお湯で顔を洗うと、めっちゃ目に染みるので、やめた方がいいと思います……w
私は浴中や浴後に肌が赤くなったりしなかったので、全然平気~と思っていたら、帰るときになって左足の甲がパンパンに腫れてかぶれました。(;・∀・)
なんで左足だけこんなにパンパンになったんだろう……と思って、左足をよーく見たら……。
……水虫ができてました……Σ(゚д゚lll)ガーン
スポーツクラブに行きだすと、水虫できやすくなるんだよね(ノ∀`)
そのせいかわからないけど、それで左足の肌だけ弱ってたのかもしれません。
すみません、次の温泉に行くときまでには薬をしっかり塗りまくって治します(>_<;;;

今までこんなことなかったから、びっくりしました。
そのくらいここの温泉成分は濃いんでしょうね。

朝ごはんと朝の珍客

そして今度は朝ごはん。

炊き込みご飯!
朝から炊き込みご飯は反則です。ごはんたくさん食べられてしまいます。
朝ごはんにあじの干物的なものが出てこないのは珍しい気もしますが、これにあじの干物が出たらおなか一杯になりすぎて、動けなくなりますね。
一緒に行った人が、〇年ぶりにヤクルト飲んだと言ってましたw

食事後ロビーに行ったら入口に人が何人かいて、宿の近くまで野生の猿が下りてきているとのこと。

宿から歩いて30mくらいのところでサルの団体さん発見。さすが山の中の町ですね。
すぐ近くに山はありますが、近いといってもすぐ裏が山というわけでもないのに、このあたりまで悠々と歩いてきたんでしょうか。

チェックアウトぎりぎりまで温泉を楽しんでから、那須どうぶつ王国に。
宿にも割引券が置いてありますが、宿の御主人が、案内所に行けば前売り券がもう少し安く手に入ると教えてくれました。

次回は今季オーブンしたての那須どうぶつ王国に行ってきます。

次の記事:那須どうぶつ王国で動物たちとふれあい、華麗なバードショー[那須2]

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