鬼怒川温泉には行ったことあるけど、川治や湯西川など奥の方には行ったことがなかったので、前から行ってみたいな~と思っていたわけですが、今回ようやく行くことができました、奥鬼怒温泉!
奥鬼怒温泉には、八丁湯、加仁湯、日光澤温泉、手白澤温泉と四つあって、今回訪問したのは「加仁湯」でした。プランはじゃらんからで、ワンドリンクサービスの二食付プラン一人13,500円でした。
今書いてて気づきましたが、ワンドリンクがついてませんでしたね…そういえば。ワンドリンクとは一体…?
まずは鬼怒川温泉駅に向かうのですが、東京から反対側に向かうんだし、普通列車乗り継ぎしていっても大丈夫やろ~と、たかをくくっていたら、ものの見事に東武線の通勤通学ラッシュに巻き込まれました。
舐めてはいけない、埼玉。
日光線辺りになってきてて、ようやく空きだした感じ。
道中の下今市駅では、ちょうどSLが汽笛を上げて車庫に戻っていくところを目撃して、ラッキーでした。

鬼怒川温泉駅に到着。
いや~久しぶりです。駅に降りるのは、以前鬼怒川に一人で泊まった時以来だな。

待ち合わせた友達と合流し、昼ごはんが無いので駅弁を買って、女夫渕行のバスに乗り込むんだけど…市バスはどこだ?
と思ったら、案内をしているらしいおじさまが、バスの場所を教えてくれました。リュックを背負って歩いてたから、女夫渕のバスに乗るんだろうと、即バレしたようです。
市バスで鬼怒川温泉駅から女夫渕まで、バスでなんと95分!
遠いですねー。ひたすら、小さなバスに揺られて進んでいき、途中にはトイレ休憩もありました。


当店だけ、とか書かれてるものに弱いので、ついつい購入。甘さ控えめで素朴な味で美味しかったです。
バスに揺られて、更に山奥へ進み、ようやく終点の女夫渕に到着。
ここからは一般車両は入れないので、宿に行くには徒歩か送迎バスになります。

歩いても、一時間半ちょっととのことでしたので、私たちは歩いて行きます。
市バスに合わせて加仁湯の送迎バスも来ていて、一応声を掛けたら、荷物だけバスに乗せて行ってくれるとのこと。
荷物を預けて身軽になって、いざ加仁湯まで散策。

そんなに急な箇所もなく、軽ハイキングといった感じです。
ただたまに「道どこ…?」となる箇所があったのと、メマトイというコバエがわんさかと、ずーっと顔に付き纏ってきて、鬱陶しかったです。もうメマトイが大量発生する時期になったんですね。


歩くこと1時間40分で、加仁湯に到着。ちなみに加仁湯はチェックインが12:30~とすごい早いです。


チェックイン時に、温泉の説明などしてくれます。
また無料の貸切温泉もあって、チェックイン時に時間指定することができました。


この日は宿泊客がそれほど多くなかったからか、本館ではなく積善館にグレードアップしてくれました。




バスタオルが一人二枚あるのは、一つは混浴に入る時に巻く用です。加仁湯では湯あみ着や水着はNGで、単色バスタオルがOKとなってます。
バスタオルが一人二枚あるとは知らなくて、私は家から単色バスタオルを持ってきていたのですが、その必要はなかったですね。




赤いキンコウカと書かれているところがお食事処で、写真が載っているところは温泉になります。
温泉は2階に、女性露天、混浴露天、6つの源泉がそれぞれたのしめるロマンの湯(混浴)、1階男女の内湯、透明なお湯の露天風呂(混浴)、白濁した露天風呂(混浴)、それから貸切風呂3つに、温水プールがあります。
温泉だけで盛りだくさん。
まずはお昼がまだだったので、買って来た駅弁をいただきます。

鬼怒川温泉駅の売店で買ったこの鶏わっぱ。鶏わっぱといっても、手羽がのってる程度かと思っていたら、全然そんなことはなく、下にも鶏がたくさん入ってました。いい感じに予想を裏切られて、美味しかったです。
お腹が満たされたら、さっそくお風呂めぐりにGO!
もちろんここの温泉は、全て源泉掛け流し。
まずは内湯に。


この間まで壊れてお湯が出なかったらしい、シャワーやカランは復活していました。パワーは弱かったけど。
湯加減はぬるくもなく熱くもなく、ちょうどよい湯加減でした。
それから5つの源泉が楽しめるロマンの湯へ。

男女で右と左に脱衣所がありますが、外に出れば一緒の場所に出ます。

外に出ると、二人入れば一杯になる浴槽が5つ並んでいて、各源泉を楽しむことができます。1つは透明で、あとの4つは硫黄泉になっていてます。
各源泉をそれぞれきき湯できるのって、面白いですよね。渋温泉の古久屋にもこんなのあったなーと、思い出したりして。





たけの湯以外、みんな白濁していてよく違いが分からなかったのですが、微妙に温度が違っているので、お気に入りのお湯を探すのも楽しいかもしれません。
ただ、混浴だし、狭いしで、のんびりと入るのは難しいですね。
お次は、一階の温泉へ。

こちらは唯一透明の、ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉です。
二人入れば一杯の小さな湯船ですが、川岸にあって滝を眺めることができます。

こちらは熱くて、10秒くらい入ってすぐ出てきました。

温水プールはもうオープンしているのですが、入っている人はいませんでした。
今度はまた2階に戻って、突き当りにある露天風呂に向かいます。



混浴ですが、入るところが別々で奥まっている&入ってしまえば硫黄泉の白濁で見えないので、そこまで気にすることなく入れると思います。
湯加減は適温で、ここに入ってる人は多かったです。
そして奥の女性専用露天風呂。
こちらは宿の人もイチオシしていたお風呂です。


露天の雰囲気もいいし、女性専用でのんびり入れる!
と思ったのも束の間…。熱くて入れない…!
いやいやいや、折角の女性専用露天風呂なのに!何とか入る!!
と、20秒くらい我慢して入りました。(それでも20秒)
先に来ていたご婦人も、熱すぎて無理、と隣の混浴に逃げていきました。
翌早朝は、少し温度が下がった気がしましたが、そのあとはまた熱くて、結局全然入れませんでした~残念。
お預けを食らった犬のような気分で、すごすごと露天を後にしました。
貸切の露天風呂は、時間になっても前の人が上がってこなかったせいで、真ん中の貸切風呂を使うことに。
でもここ、二人入ると狭い…。そしてぬるくて温まらない…。ので、早々にお風呂を出て、内湯で温まりなおすことに。

夜になって、空いてる時間に、本来予約していた貸切風呂を使わせてもらうことができました。

右と左の露天は広いみたいです。湯加減も、こちらの方は適温でした。
以上がお風呂ツアーでしたが、結局一番入ったのって、適温かつ一番気兼ねせずに入れた内湯でした。
温泉の温度管理が難しいのはわかるけど、もうちょっとなんとかならなかったのかな~。
自販機売り場で、脱水機を発見。

バスタオルを絞るのにちょうどいいですね。


色んなお風呂を巡っていたら、あっという間に食事の時間に。
もっと温泉でのんびりできるかと思ったら、湯めぐりで忙しくてバタバタしてました。

湯葉や山菜など、ヘルシーなものが並びます。
給仕してくれているのは、外国人実習生の人みたいで、食事の説明をしてくれましたが、何言ってるのか、イマイチよくわからないんですよね…。外国人実習生あるあるなんですが。
知ってたことだけど、こんな山奥でも(山奥だからこそ?)、外国人実習生いるんですよね。
味はまあ…。特筆すべきものはなかったかな。お酒も特に、地元のものを用意している、という感じではなかったです。旅館ではなく山小屋のご飯と見るなら、こんなものかな、とはなりますが。
そういえば、お肉はなかったですね。安めの宿でも豚は出てきたりするのに。

早めに就寝して、翌日。

写真の上の水が張ってある鍋は何だろうと思ったら、お粥で食べたい人はこちらを使ってね、ということでした。温泉粥だったかな…?
食事に関しての感想は、夕飯と同じです。
もうちょっと食事に力を入れてくれると嬉しいですね。
9時に送迎バスの一便が出るということだったので、チェックアウト。
せっかくここまで来ているので雨の中、日光見物に出かけます。
また長いバスに揺られ、日光に着いた時は、とっくにお昼過ぎ。
バス停近くのインド料理店でお昼ご飯。


それから、二荒山神社と東照宮に。

二荒山神社の前にいつの間にかできていた、金色のウサギ。手に持っているのはラピスラズリ。

そういえば、四葉のクローバー初めて見たかも。
東照宮はチケットを買うにも大行列。
拝観料1,600円もするのか~。


改修を終わった東照宮を見るのは初めてで、かなり綺麗になってました。


見事なものです。
門の彫刻の部分はあえて白く塗ってないみたいで、それがまたカッコいいですね。
この日は年に一度、東照宮一番のメインイベント、例大祭が行われていた日だったようで、神輿を見ることができました。

例大祭に偶然重なったのは、ラッキーだったかもしれません。
いいもの見れたかも、と友達とワイワイしながら帰宅しました。
今回泊まった加仁湯ですが。
折角いい温泉があるのに熱すぎて入れなかったり、ご飯は「…?」だったりと、ちょっと残念な所もありました。
他にも奥鬼怒温泉郷には3つの宿があるので(ただし八丁湯と加仁湯以外は送迎なし)、他の宿を泊まってみるのも、楽しいかもしれません。
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