国内屈指の強酸性の硫黄泉、川湯温泉のオールインクルーシブ【お宿欣喜湯 別邸忍冬】

国内屈指の強酸性の硫黄泉、川湯温泉のオールインクルーシブ【お宿欣喜湯 別邸忍冬】

宿の名前は「おやどきんきゆ べっていすいかずら」と読みます。(私は読めなかった)
今回泊まった川湯温泉は北海道では有名な温泉地で、釘をも溶かす全国でも屈指の強酸性の温泉です。

というわけで、今回目指すは川湯温泉。
その前に、帯広にある帯広神社を参拝。一年ぶりかな~。

帯広神社

駐車場に車を停めて、入り口の鳥居に着いたら…。
石燈籠の後ろに、両手で木の実を抱えてぼっ立ちしていたリスを発見。
どうやらお出迎えしてくれてたみたいです。かわいい~。

ふと我に返って落とした木の実を拾う

帯広神社でのリスの遭遇率はほぼ100%です。

お参りして、おみくじを引こう~と、引いたら、なんと1番大吉でびっくりしました。神様、ありがとうございます!

参道を歩いていると、上からガリガリと音がするので…。

見つけやすいw

お腹が白くてかわいい~

エゾリスの方がよく目にしますが、今回は別の場所で、エゾシマリスも目撃しました。シマリスの方がレアキャラなイメージです。

お参りを済ませて、お腹もすいてきたので、途中の道の駅でランチと行きます。

道の駅「阿寒丹頂の里」

ここには「赤いベレー」という宿泊施設があって、中には温泉やレストランがあります。タンチョウヅルは赤い帽子被ってますからね。

ここ々のレストランでお昼にします。

美味しそうなメニューが並ぶ中、私が選んだのは…

阿寒ポーク豚丼 1,100円
父はえび天そば 1,100円

初めて阿寒ポークなるものを食べましたが、お肉が柔らかくて美味しかったです。美味しい豚は脂身もおいしいですね。
阿寒ポークチャップも気になったんだけど、他の人が食べてるの見たら結構ボリュームがありそうだったので…。でも、食べてみてもよかったかな~。

ランチも終えて。
阿寒と言えば、絶対行かねばならない場所があるでしょ!

摩周湖

摩周湖はとってもすごいパワースポットとのことなので、ここいらで一発、運転で疲れてきた私にはパワーチャージが必要!

霧の摩周湖と言われるけれど、何故か今回も前回もめちゃくちゃいいお天気。

めっちゃ綺麗

本当に気持ちのいい場所です。
いいエネルギーが、身体に満ちてくるような感じ。

真ん中の島

駐車場からは、硫黄山が煙を上げてるのが見えました。

真ん中よりやや左のところ
もくもく

ここの硫黄山が、今日行く川湯温泉の源になっています。

阿寒湖から川湯温泉はすぐです。

お宿欣喜湯 別邸忍冬

宿の入り口に人が立ってるわけでもなく、ここから入っていいのかな?という雰囲気ですが、ここから入ります。

宿の横には岩盤テラスがあります。

川湯 岩盤テラス

宿の内部は、外見からは想像できない広さになってました。

中は広々としています。
フロントで受付を済ませましたが、受付のお姉さんはあまり愛想がない対応でした。珍しいな~こういうの。

エレベーターの横にはアメニティなど用意されてます。

売店はコンパクト

今回のプランは、
ご夕食は「レストランhaspo(ハシポ)」で地場産食材の和洋中ビュッフェ【夕朝食・フリードリンク付】東館【旧館】和風ツイン (和室)
即時ポイント利用して、一人14,400円です。
この宿もオールインクルーシブになります。

本日泊まる部屋は317号室です。

部屋は古さを感じますが、お掃除は綺麗にされてます。

ちゃんとしたコーヒーがあるのはいい
隠れて撮るよ~
ポーラ使ってる
お風呂はもちろん使わず
外の景色は残念な感じ

リビングカフェでは、夜10時までお酒を頂くことができます。

ビールを飲む前には、まず風呂を上がらねばなりません。

大浴場の入り口にある、温泉の説明

大浴場は、温泉の露天と内湯が一つずつ、あとは中に真湯が一つありました。
成分が強いみたいなので、真湯は肌が弱い人が、最後に軽く洗い流す用ですかね。あと、サウナと水風呂もありました。

泉質は、酸性・含鉄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性酸性高温泉)で、循環や消毒なし、加温加水なしの、正真正銘の源泉掛け流しです。素晴らしい~!
泉質的に強烈なお湯なのかと思いきや、意外とそうでもなく、柔らかい感じもする硫黄泉でした。

pH 1.73の白い濁り湯を存分に堪能した後は、リビングカフェへGoです。

リビングカフェ

ここだけ別世界のような、滅茶苦茶オシャレな空間でびっくり。
飲み物もそこそこ種類が用意されていました。

ビールサーバー サワー ハイボール
梅酒 焼酎 赤ワイン
ソフドリ
お菓子
日本酒(本醸造)

ちなみに夜のビュッフェのフリードリンクでも、日本酒はこの二種類でした。

風呂上りの一杯

本当にこのスペースは隣との空間も広くて、静かで、落ち着いていて、ゆったりとビールを楽しむことができます。

もっとここでくつろいでいたいのですが、この宿の姉妹館というか本館の温泉も楽しむことができるみたいなので、さっそくそっちに行ってみます。

本館の温泉も入れる

ただこのアナウンスが、エレベーターに貼られているこの紙だけだったので、普通は見落としてしまいそう。(私は口コミで知ってました)

歩いて4、5分くらいのところに本館はありました。
しかし川湯温泉って、寂れてますね…。廃業したホテルがあったり、あんまり活気があるようには見えません。
温泉はいいのに、もったいない。

欣喜湯(25年10月末で休館)

宿の浴衣を着ていたからか、タオルの入った黒いメッシュバッグを持っていたからか、宿の入り口にいた法被を着たおじさまが、私を見るなり「大浴場はあちらになります」と、にこやかに教えてくれました。

おお!忍冬(すいかずら)より対応がいいやん。
こっちの宿に泊まったほうが良かったかな~。(残念ながら、この宿は25年10月末で休館になります)

こちらの温泉は低温、中温、高温に分かれていて、忍冬(すいかずら)の温泉より、成分が濃いのか、ガツンと硫黄泉がくる感じ。
確かにこれはいいかも~。休館になっちゃうのもったいないな。
高温や中温で温まって、心臓がバクバクしてきてから、冷まそうと低温に入ってもバクバクしたまんまで、へにょへにょになってお風呂から上がりました。
いい温泉でした。

宿に帰ったら、もう夜のビュッフェの時間です。
私たちはビュッフェ会場の方へ。
オールインクルーシブなので、アルコールも飲み放題です。

ビュッフェ会場

ビュッフェの品数は結構多くて、よりどりみどり。
スィーツ類も豊富でした。

サラダ
サラダその二
前菜的なものも豊富
エビのガーリックトマトソース 北海道産鮭のエスカベッシュ
ピザやつくね、エビのグリル
枝豆 ししゃも

お酒がすすみそうなものが一杯ですね~。
食事はまだまだあります。

カニの茶碗蒸し
ベニズワイガニ
中華ちまきとたまご
硫黄山チキン ビーフシチュー
北海道と言えばのザンギ
ご飯にかけたい
エビチリ
自分でソースを選べるパスタ
アサリの白ワイン蒸し
これはちょっと脂っこかったな~
ハンバーグとグラタン
ラーメンサラダ

こちらからは、ライブキッチンコーナー。

焼きしゃぶ
カマンベールの天ぷらなんてある
お寿司でもお刺身でも
海苔巻きってビュッフェだと珍しい
アイスもあるよ
オレンジとパイナップル
シュークリームや大学芋
甘いもの沢山~
ビールやサワー類など
日本酒やワインなどは飲み放題と同じかな

本醸造よりもう少し上のお酒飲みたかったな~なんて、贅沢ですか。

コーヒーなんかも

ビュッフェのスタッフの皆さんは愛想がよくていい感じでした。

いろいろ取ってきた
第二段
カニもちょこっと

ビュッフェなので、味の方は普通のビュッフェです。何かが格別に美味しい!ということはなかったのですが、種類が結構あって、色々つまめるのは楽しかったですね。
ごちそうさまでした。
で、お風呂入って、最後にもう一回カフェエリアでビールを楽しんでからの、おやすみなさい~。

翌朝。
夕食と同じ場所でビュッフェとなります。

サラダ的な野菜たち
和食も色々
ひじきにきんぴら 朝食の定番
温泉粥
こちらは洋食コーナー
パンも色々
フレンチトースト
目玉焼き
牛丼にできそう
筑前煮
肉じゃが
焼売
海鮮焼きそば
海鮮大鵬ちゃんこカレー

弟子屈は昭和時代の大横綱、大鵬の地元なんだそうで、確かに宿の近くに大鵬の記念館がありました。
以前は、巨人・大鵬・卵焼きなんて言葉もありましたね。

カポナータ
紅鮭やカレイ
塩辛~
自分で作れる海鮮丼
自分で作れるちらし寿司

上と合わせたら海鮮ちらし寿司も作れそう。

スイーツたち
朝はライチ

朝からかなり品数があります。
大体朝食ビュッフェでは、和食なものを選ぶことが多い私としては、嬉しいです。炊き込みご飯ならともかく、朝からちらし寿司があるというのは珍しい気がします。

いただきまーす

食事の最後は、コーヒーと少し甘いものをということで、フレンチトーストをチョイス。
久々にフレンチトーストを食べましたが、ふわふわしていて美味しかったです。

この日も結構移動を予定していたので、少し早めのチェックアウト。

この宿で一番印象に残ったのは、リビングカフェでした。
あれだけゆったりした造りだと、パソコンとか持って行って、あそこでずっとくつろいでいたいです。すごい居心地が良かった~。
温泉はもちろん川湯温泉なのでよかったのですが、噂のとおり、本館の方が私は好きでしたね。
食事に関しては、品数が多めなので、あれこれとちょこちょこ食べてみる楽しみがあって良かったです。

北海道の他の温泉地は、ここほどの名湯ではなくても繁盛しているところも多いんだから、川湯温泉にも頑張ってほしいです。
星野リゾートがオープンしたら、少しは賑やかになるかもしれませんね。

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