今回は、川湯温泉を出発して、根室の納沙布岬に行った後、知床のウトロ温泉まで行きます。本日の移動距離は350km、頑張って運転していきます~。
一路根室へ。
その途中の牧草地で、丹頂鶴を発見。


道東に来るとたまにこうやって丹頂鶴を見ることができるので、得した気分になれます。
途中、「道の駅 スワン44ねむろ」で休憩。
日本で14番目に大きい、風連湖に面しています。

白鳥はまだ来てませんでした。

ここのお土産売り場で、友達から頼まれていた「オランダせんべい」が売っていたので、購入しました。

私は食べてないので味は分からないのですが(材料を見る限りは素朴な味だと思う)、手に取った感じは、少しふにゃっとしていて、せんべいといいつつ硬くはないです。
そのあとは、根室金刀比羅神社へ。
シンプルながら、映えポイントもある神社でした。



こちらにいらっしゃるのは、識子さん曰く、海の神様なんだそうです。
周り海だもんね~。
人気の神社なのか、参拝者が次々と訪れていました。
市街地を抜けると、左は海、右は草むらという景色が続くようになります。



そんな道を走っていくと、でっかいタワーが見えてきた。
ここ?と思ったら廃墟状態になってる、オーロラタワーだった。
ここから展望出来たら、結構良さそうなのに。
というわけで、納沙布岬に到着。日本最東端。

このモニュメントの中央には、ゴーゴーと音がして、火が灯され続けています。

北方四島が返還されるまで、燃え続けるそうです。怒りと祈りの炎ですね。


外国の人はほとんどいなくて、いたのはほとんど邦人の人ばかり。
さもありなん。
みんなここに立っては、ロシアのやつらが…と話をしていました。
日本人は忘れっぽいって言いますから、こういうところに来て、再認識するのもいいことかもしれません。
ともかく、肉眼ではっきりと、結構近くにロシア領を見ることができて、本当にロシアと北海道って近いんだなと、万一になった時の危機感みたいなものを感じます。
自分が持ってる300mmの望遠でも、このくらいに撮れてしまうんですから。

後ろにある北方館では、北方領土の歴史についての展示があります。


館内には望遠鏡がたくさんあって、北方領土を見ることができます。
人の姿は見えなかったですが、島の建物ははっきり見ることができました。
私たちが納沙布岬にいる間にも、海保の船や海自の船がパトロールしていました。やっぱりここはそういう場所なんだな~。
ちなみに、正確な最東端は、白い灯台があるところです。


近くのお店で、花咲ガニラーメンを食べました。

カニほじる道具とハサミをお姉さんが持ってきてくれたんだけど、これ身を取るの大変そうだな~と思ってたら、お姉さんが「やりましょうか?」と、身を出してくれました。

花咲ガニはこの辺りでしか獲れないんだとかで、食べてみたんですが、ちょっとパサパサしてたかなー。
それより、店内にハエがすごくて、油断してるとカニめがけて飛び込んできそうなので、追い払いながら食べるのに必死で、味が分からなかったです。
お姉さん曰く、今年はハエが異常に大量発生してるとか…。
根室を後にして、宿に向かいます。
北海道は広い~。
途中、羅臼神社にお参り。

そのあとは、知床横断道路を通って、宿へ。
途中、知床峠からいい景色が望めたら…と思ったけど、濃霧で真っ白で何も見えませんでした。残念。
くねくね峠道を下りて、やっと本日の宿、KIKI知床 ナチュラルリゾートに到着。

先日泊まった川湯の宿とは違い、こちらは大型の施設になります。

今回はじゃらんで、
【スタンダード】自然ととけあう「オールインクルーシブ」温泉リゾートステイ / 2食付
一人22,440円です。
オールインクルーシブなら、普通と言えば普通かもしれないお値段ですが、ちょっと高いといえば高いかもしれないところです。
最近思うのは、オールインクルーシブ分飲めないし、元取れないから、それなら酒代別で払った方が多分安いんじゃないかということです。


荷物は自分たちで持って、今回泊まる部屋まで移動します。



オーシャンビューの部屋というから、そっちにしたのに、駐車場の向こうにらっと海が見えるだけかー…。いや、確かに海見えるけれども!
ちょっと騙された気分。












下に大浴場があるので、こちらは使いませんでした。
部屋はリフォームされているので、とても綺麗です。
少し到着が遅くなってしまったし、夕食前にお風呂に行くことにします。
お風呂は一階になります。
館内が広いので、向かう途中に色々あります。


これはファミリーにはいいですね。




大浴場は24時を境に男女入れ替えになります。
女性はまずクロウナ・イグルー側になります。翌朝5時からは、ウィスキング・ネウナ側です。
お風呂は広くて、内湯は循環ですが、露天風呂が掛け流しになりります。
内湯は温度が違う浴槽が用意されてて、温泉のお湯の上に大きなフロートマットが浮かんでいて、そこで横になることもできます。(恐る恐る乗ろうとすると沈むので、一気に乗るのがコツ)
内湯にはクロウナサウナ(普通のサウナ)と深めの水風呂があります。
日本人か或いは旅慣れている外国人しか見なかった川湯温泉とは違って、こちらはザ・観光地のホテルなので、ヨーロッパ系の人から中国の人まで、いろんな人たちがいました。
露天に入って体を温めていたら、露天の奥にサウナがあるのを発見。
木製の小さなドーム型のサウナで、係の人がやってきて、薪をくべてました。
ほー、これがイグルーサウナってやつか。
定員4人って書いてあるけど、入れるかな~。
中には一人しかいなかったので、入って座ろうとしたら、お尻が熱い(当たり前)。
中にいたお姉さんが親切に、サウナマットの場所を教えてくれたので、取りに行きました。
戻って少しお話したところ、お姉さんは地元の人で、遠方から来た友人と供に、サウナ巡りをしているんだそうで、本日なんとこれが三軒目!
しかもなんと、このあともう一軒寄ろうとしているんだそうで…サウナー恐るべし!元気だな~。
また、石に水をかけてセルフロウリュを楽しむことができるので、お姉さんが水をかけてモウモウと蒸気を発生させてました。ロウリュもいいよね。
薪で熱せられたサウナって初めて入りましたが、気分的なモノでしょうが、じんわりしっかり身体の中から温まるような気がします。
アチアチになったら、内湯の中にあるしっかり冷えた水風呂に飛び込んで、また外に出て椅子でクールダウン。昼は暑くても夜はもうだいぶ冷えているので、ちょこっとだけ涼んで…を繰り返して整いました。
掛け流しになっている露天には、温泉に交じって小さな黒っぽい何かが、あちこち浮かんでました。んー…湯の花??でも黒いっけ…。
温度は少し熱めで、寒くなってきた夜に気持ちいいです。
お風呂の後の、オールインクルーシブの宿の行動は一択です。ビール!
一階のフリードリンクエリアにやってきました。




このお酒なんですが、どれも果汁50%入っています。
これは飲んでみたい!
このラインナップなら桃が一番おいしいのかな~なんて思ってましたが、ザクロも予想以上に美味しくてびっくり。もちろん梨もおいしかったです。
結論:どれもおいしい。
売店に売ってたら買っちゃおうかな~と思いましたが、私の見方が悪かったのか、見当たりませんでした。

おつまみですが、私好みのものがありました。


バンザイ山椒好きなんですよね~。ビールのつまみにも良い。
いいものあるじゃん~ってご機嫌でしたが、翌朝のカフェタイムにはもっとびっくりするモノが用意されてました。
で、夕食。ビュッフェになります。

そしてビュッフェですが、かなりいろんな種類があって、目移りしました。
ここが一番ビュッフェは良かったです。



肉が硬かったと父が言ってました。










頼むと作ってくれるので、その間作ってくれるお姉さんと少しお話。
どうやら夏中住み込みで働いているらしくて、来週埼玉に帰るって言ってました。
リゾートバイトってやつですね。いろんなところで働きながら、気になる所に行ってみるのも楽しいかもしれないですね。




パンはスイーツコーナーの方に色々あります。










まだまだ食べ物、色々ありました。
お酒に合うようなおつまみも色々あって、嬉しいですね~。(実際品数多くて、食べたいものが全然食べられなかったけど)
お酒はこちら。お酒も飲み放題にしてはいい感じ。



北海道と言えば、の、男山の特別純米と、秋田のお酒つぎのみどり特別純米。
この「秋」と書かれたお酒、当然秋限定商品です。


ビュッフェに目移り過ぎて、どれにしよう~と迷い歩いていたら、ラクレットチーズをかけてくれるブースがありました。
しかも、かけてくれる量が半端じゃない!



トロトロチーズを楽しみたいので、これは食べる直前に頼んだ方がいいです。
ほぼチーズみたいな感じで、取ってきたワインと美味しくいただきましたが、お姉さんチーズサービスしすぎw
他にも色々食べたいのに、お腹がチーズで埋まってしまう~。



蟹のお味噌汁も、蟹のうまみがたっぷりで美味しかったです。

〆のデザートはパンナコッタかこちらかで迷いましたが、こっち。
コーンのワッフルのお皿に、北海道産の生クリーム、北海道産のカスタードクリーム、北海道産…ではないリンゴ(青森産)のコンポートがのったスイーツです。
美味しいんだけど、量が…!
ビュッフェ食べた後に結構なボリュームのデザートでした。
色々食べたかったけど、種類豊富で食べきれなかったな~。
ごちそうさまでした。
そういえば、ここのブュッフェ会場の係の人たち、とっても愛想がよくていい対応をしてくれました。
翌朝。
お風呂が男女入れ替えになってるはずなので、朝風呂に。
こっちにはウィスキングサウナがあるけど、どんなんだろ?と思ってたら、サウナの入り口に水桶に入った中に、葉っぱのたくさんついた枝が束ねられてました。
これの葉っぱで身体をパシパシしながら、サウナに入るみたいです。
もう一つのネウナというのは、単純に寝るサウナの模様。
こちらの浴場の方が、昨日入った所より、造りがシンプルな感じです。
露天風呂はこちらも加温加水なしの掛け流し…みたいですが、もう一つの浴場の露天みたいに何かは浮いてなかったです。
朝風呂を上がって、フリーラウンジにやってきました。

さすがに朝からお酒はないですが、コーヒーなどはあります。

それよりも、小さいパンが用意されてて二度見しました。

コーヒー飲みながらちょっとパンを齧るとか、朝から贅沢な時間を過ごせそう。
食べたいけどな~、朝ごはん入らなくなっちゃう。
フリーラウンジの横には、かまくらがあります。

ここ、今は誰もいませんが、昨日はずっと誰かがいて、お酒を飲みながらここでくつろいでました。こういう場所、みんな好きですよね。
朝食。夕食と同じ場所でビュッフェになります。



パンの種類も色々あって、美味しそうです。













知床名物らしいので、作ってみました。



どうしても、オムレツが食べたかったので、焼いてもらいました。
焼き立てオムレツ、ふわふわで美味しかったです。

その後部屋に戻って身支度を整えて、チェックアウト。
チェックアウトは機械で精算できます。
というわけで、KIKI知床 ナチュラルリゾートホテルでしたが。
イグルーサウナはなかなか良かったです。温泉は広かったですが、温泉自体は普通かなぁ。温泉にこだわった宿というわけでもないですし。
ビュッフェもよかった方だと思います。といっても、所詮ビュッフェなので、凝ったものとかはないですが。
ウトロ温泉を後にして、帰路につきます。帰路も400km弱と長いです…。
途中、「道の駅ノンキーランドのひがしもこと」で休憩。
ここ、宿泊施設まであるんですね。



以前友達の友達が、ひがしもことのチーズ作ってるところで働いていたとかで、その関係でここのチーズ買ったことがありますが、なかなか美味しかったです。

「ひがしもこと」を何年か「ひがしともこ」と思って、人名か何かだと思っていたことは内緒です。
帰り道ついでに、北見神社を参拝。

なかなか立ち寄るのが遠い神社なので、この辺りまで来た時は是非寄りたい神社です。

ここの神社の雰囲気、好きなんですよね~。何か癒される感じがして。
そして最後は日勝峠へ。(北見神社からは200km弱離れてます)
標高1,022m。日高山脈の分水嶺で、十勝平野が見渡せます。


昔に比べたら、この辺りの道もだいぶ走りやすくなってるそうです。
その後無事帰宅。
旅行中、日ごろ運転しない私が運転してたので、さすがに疲れました。
お疲れ様でした~自分。
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