別所温泉による途中、生島足島神社に行きました。この生島足島神社は皇室や、真田昌幸、武田信玄などの武将からも篤く敬われていたそうです。(武田信玄直筆の請願文も残ってるそうです)
生島足島神社の創建は不詳ということで、かなり古~~くからあったんじゃないかと言われています。創建不詳とかいわれると、なんとなくワクワクしませんか?
言い伝えでは、建御名方富命(タケミナカタ、諏訪大社上社本宮のご祭神)が、諏訪の地に行く途中でこの二柱に米粥を焚いて献上したと伝えられています。
上社本宮のご祭神は桜井識子さんによれば、古代の諏訪を作った王様みたいな人だそうですから、その人が諏訪に来る途中にここに立ち寄り「あ、神様がいるな」と、米粥を献上したのかもしれもせんね。
さて。熊野の話に行くか!?と思いきや、急に話は飛びまくって、今回は先日行ってきた「生島足島神社」についてです。
何故飛びまくるかって、ここで楽しいことがあったので、こちらを先に書きたくなったからです。
生島足島神社のご祭神は生島大神(いくしまのおおかみ)足島大神(たるしまのおおかみ)と、あんまりなじみのない神様です。
育てる神様と満ち足りる神様ということで、ここの神様に可愛がっていただければ、生活には困らなそうな感じがしますw(あふれ出る下心)
以前一度この神社に訪れたことがあり、今回は二度目となります。
右の看板に「日本中央」とあります。日本の真ん中にあるん神社なんだそうです。どこが日本の中央か私にはよくわからないので「ほー」って感じですが。
左には、大きな池(神池)と島(神島)があります。
こちらの神社、案内図にあるように、本殿(上宮)は池に囲まれています。
本殿の対面に、諏訪神社(下宮)が位置しております。
手水で手を清め、まずは島に続く橋を渡ります。
私たちが渡る橋の横には「神橋」という、真っ赤できれいな橋が架かっています。
前来たときは拝殿のところで何か工事をしていたのでよくわからなかったので、今回初めて拝殿をちゃんと見ることができました。
本殿の中に内殿があって、内陣外陣とも土間なんだとか。つまりご神体は「大地」そのものなんだそうです。
感性が磨かれてくると、この神社の神様は厳しそうだとか色々わかるみたいなのですが……。
とりあえず厳しそうな感じはしませんでした。どっちかっていうと優しい感じ?(適当)
うーん、さっぱりですねw いつになったら分かるのかなぁ~。
それじゃ、私もお参りしよう~。
と、手を合わせ祝詞を唱えます。
あー……そういえば、お願い事考えてなかったなぁ……。(色んな神社に行くくせに、いつも大してお願い事を考えてないという)
『んー……何にしよ』←手を合わせながら考え中
(背後から、何やらけたたましい声が聞こえてくる)
『特に思い浮かばないなぁ……』
(何かの声は続く)
『……?こんなところで生き物?犬とか……?でも全然声が違うし。あ……えーとえーと……何にしよう』
(まだまだ声が聞こえてくる)
『ちょ……うるさ……!』
振り返ったところにいたのは、一羽のガチョウでした。
私の背中でガーガー鳴き続けていたこのガチョウさん、私が振り返ったのに気づいて、
「(気づくのが)おっそ」
と言わんばかりに、鳴きながら横のほうに歩いて行きました。
あ……えーと?
これはもしかして、神様の歓迎かな。やったー!
生き物に歓迎してもらえると、いつも嬉しいです。
一緒に来ていた友達曰く、このガチョウさん、
「あっ、アヒルだー」という子供を尻目に、トコトコと橋を渡ってきて、私の後ろで鳴き始めたんだそうです。
熱烈なこっち向けコールを背後から受けて(?)喜んでる私に友達は
「タラタラお願い事してんじゃねぇよ、って言ってたんじゃないの?」
と、すかさず冷水を浴びせかけてきましたw
このガチョウさん、ちょうすけくんといって、神社のアイドルなんだとか。ただ、奥さんもいるようなので、これがちょうすけくんなのか奥さんなのかが、私にはわかりません。
前回行った時もいたはずだけど、見なかったなぁ。
ちなみに、お参りはこの一件で中断されたので、あんまりきちんとお願い事はしませんでした……。
御朱印をもらいに社務所に行ったら、「上宮と下宮の両方をお参りください」とのこと。
そーいえば前回行った時も、お参りは済ませましたか?と聞かれたのを思い出しました。ここはそのあたり、ちゃんとしてるんですね。
諏訪神社のほうはまだお参りしてなかったので、そちらに行きます。
諏訪大社の横にはご神木の夫婦欅(樹齢800年)と言われる大きな欅(ケヤキ)があります。
ご神木に欅ってちょっと珍しいかも?
お参りを終えて御朱印帳を返してもらうときに、飴玉をもらいました。美味しかったです。
御朱印には、真田の六文銭が入っています。
また社務所の手前では、御神籤の入った鯛を釣り上げることができます。ゲーム感覚で楽しめます。
帰りがけに、もう一度神島を見ると、島からせり出ている木がすごいことになっています。しかも一本だけじゃありません。写真右側の木は逆に、島の方に向かって伸びています。
鹿島神宮でもこんな感じで、水の近くにある木が横に伸びていたりしましたが、神社のパワーみたいなものに影響されてるんですかね。
そんな感じで島を見ていたら、島の端っこに先ほどのがちょうさんがおりました。
「あ、いるねー」
と、指差したら、何やらそんな気配を察したのか、またガーガーと鳴き始めました。
おかげで楽しい参拝になりました。神様ありがとうございました。
ところでこの神社、下宮に諏訪大社があるだけに、ここにも御柱があるそうです。
今回は見なかったのですが、次回はそのあたりも見てみたいと思います。
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