雪に包まれた戸隠神社奥社へ

雪に包まれた戸隠神社奥社へ

去年行けずじまいに終わり、今年こそ!と思っていたら師走も半ばを過ぎ……。
このままでは、今年も戸隠に神社に行かずに終わってしまう!!
それはいかん!ということで、滑り込みセーフで戸隠神社に行ってきました。

前日から長野市近辺は大雪に見舞われて、戸隠への道はこんな感じに真っ白。

戸隠へ

長野の人から見れば当たり前の景色でも、雪のほとんど降らない人間からしてみれば、非常にテンションの上がるものです。
雪かきとか、住むのは大変そうですけど。

戸隠奥社の駐車場

GWやお盆などは満車が当然でスキー場まで車を回されてしまいますが、この日はガラガラ。
雪でも大丈夫なように登山靴+ゲイターを装着し、片道2キロいってきます。

戸隠神社 奥社参道

雪の中、人一人通るだけの道が、ずーーーっと続いていました。

真ん中に一本続く道

この真ん中の道を歩く限りは、雪に埋もれることはありません。
ただ……一人しか通れないので、反対側から人が来たときは、先人が作った避難シェルター(道幅の広げられたところ)に退避するか、雪を崩してすれ違うスペースを作って、相手とすれ違うしかありません。

前日の雪模様から一転してのいい天気。
一本続く真っ白な道を歩いて行くのは気持ちいいです。しかもそれが戸隠の奥社という聖域であるから、なおさら。

頑張って歩いていると、遠くに随神門が見えてきました。
これが見えてくると中間地点です。

隋神門

左右に控える大きな狛犬は、普段なら通る人たちをその鋭い目で睨み据えているのだけれど、今日はすっぽりと白い雪帽子を被っています。

真っ白狛犬さん
随神門

ここから先は杉の巨木が左右に聳え立ち、神聖度がupします。

樹齢400年の杉並木

先を歩いていた人が立ち止まり指差します。
その先をさっと過った小動物。
リスかな?でもしっぽがちょっとちがったような……。
その動物は杉の木の根元にできた小さな穴に飛び込んで、穴から顔を出して周囲を確認していました。

イタチ

一瞬だったけど、野生のイタチを始めて見ました。可愛い~。

そのまま歩いて行くと、やがて道は階段になります。
そこまでくると、もう少し歩けば奥社……なのですが、スーツに革靴姿の中年男性が、よろよろと降りてきました。ズボンは雪で濡れてます。
その格好でお参りしてたのか……大丈夫かな、と見守っていたら、後ろの方で文字通り転がって、起きようとしたけど雪が柔らかすぎて力を入れられず、更に横倒しになっていました。
全身雪まみれになってましたが、この時期の戸隠に来るなら、もう少し雪対策をしてきた方が無難です。

階段を上った先に見えてくるのが、奥社の社務所。
普段40分くらいの道のりを、雪の中、1時間弱ほどかかりました。

仰げば、戸隠の山が見えます。

当然ながら真っ白

戸隠奥社に到着。
久しぶりに神様にご挨拶できました。

戸隠神社奥社

社務所でおみくじひいたら、末吉……。
ここのおみくじは、数え年を告げると、神職さん手ずから祝詞を唱えたのち引いてくれるので、なんとなくありがたいおみくじです。

隣の九頭龍社にもお参りしようとしたら、扉を開けて入ってくださいと書いてあったけど、鍵がかかっているようで入れず……。

帰りは元来た道を引き返します。

杉並木を戻る

随神門まで戻ってきて、振り返って門の写真を撮ろうとしたら……。

ブレた……

ひゅゅゅうと風が吹いて、一瞬吹雪いているような景色に。
この日は風もほとんど吹いてなかったのに。

やんだ

神様が「気を付けて帰りなさい」って言ってくれているのかもしれません。

鳥居が見えてきました
無事に到着

帰りは、戸隠のおそばが食べたかったので、中社の近くにある「徳善院蕎麦 極意」に寄りました。
私は色々食べられそうな「和(なごみ)の膳」(1,760円)を注文しました。

お神酒までついてくる
お蕎麦
右斜め上がそば団子

全体的においしかったのですが、特にそば団子が気に入りました。
外がカリカリしていて、みたらし餡がお団子にマッチしていて、美味しかったです。
お蕎麦ももちろん、おいしかったです。
満足して東京に帰りました。

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