熊野三山の奥宮の玉置神社と、三千年の時を経た神代杉

熊野三山の奥宮の玉置神社と、三千年の時を経た神代杉

玉置神社は一般的に言われている「熊野三山」の奥宮で、玉置山の9合目にあります。
崇神天皇61年(紀元前37年)、熊野本宮と共に創建されたと伝えられています。
玉置神社へと続く道は狭くて、運転に慣れていない人だと車で行くにもちょっと大変だと思います。
「神様に呼ばれた者だけが行くことができる神」とか言われていたりしますが、実際は単に山道の上にある神社なので、山が崩れて通行止めになったりすることがあっていけないことがあることと結び付けて、そう言われているみたいです。
私たちも訪れるその日に道路情報をチェックしていましたが、神社まで行く道の別のところが通行止めになっていて、一瞬ひやりとしました。はるばる来て、参拝できないとか悲しすぎますからね。

案内を頼りに山を登ると、玉置神社の駐車場に出ます。

駐車場

この時は車は少なかったですが、最近この神社を訪れる人が増えているそうです。

鳥居
案内板

案内のように、駐車場から本殿までは歩いて20分くらいかかります。足を止めて大杉に見とれていなければ、もうちょっと早く着くと思います。そうしたら15分くらいかな。

木々に囲まれた参道
菫が咲いてました タチツボスミレ……かな?

参道は途中で分かれており、左は足腰の不自由な人向けの穏やかなルート、右はたぶん昔からあったルートに分かれています。

たぶん右が正規ルートなので、そちらに進んでいくと、途中で道の下に大きな杉が見えてきました。

大杉
大杉の説明

樹齢は1,000年くらいじゃないかと言われています。
比較対象がないからわかりづらいかもしれませんが、かなーーーーりの太さです。
大杉の写真の下にある「大杉」の看板を倍にした高さが、人の背丈くらいだと思ってください。

他にも何本か、玉置神社にはこのような立派な木が立っています。

夫婦杉
神代杉

樹齢が……なんと3,000年!?木って3,000年も生きるんですね。

この圧倒的存在感。頭上はもう杉じゃないような……。
写真から、古木の力を感じますでしょうか。

手水

この階段を上った先が本殿です。

本殿

古からあった神社ということで、比較的壮麗な社殿なのかなと思ったら、予想に反して簡素な感じの造りでした。
これはこれで、長年人々がお参りに来ていた感があっていいですね。

社務所へ御朱印をいただきに。

お神酒をいただきました

お守りも色々と売っていました。
みんなでおみくじを引いたのですが、私以外は大吉でした……。(私は吉でしたが、結構いいことが書かれてました)。一緒に来た人たちも、神様に歓迎されているようでよかったです。

行くのに大変な神社ですが、行けばとってもリフレッシュできると思います。
大きな杉の木や、緑あふれる境内にぜひ癒されてください。

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