茨城県にある笠間稲荷は、日本三大稲荷の一つとされていて、由緒あるお稲荷様です。
日本三大稲荷には諸説あるようで、お稲荷さんのトップの伏見稲荷は当然として、次に愛知の豊川稲荷が来ることが多く、もう一つは地方によって解釈が違うようです。関東ならそこにこの「笠間稲荷」が入ってきます。
笠間稲荷の創建は651年。飛鳥時代に建てられた、歴史ある神社ということになります。
笠間稲荷の周囲には私営の駐車場が色々あって、大体みんな300円なようです。
神社の周辺や参道の横には、たくさんのお店があります。訪れた日は平日で、空いていました。
ちなみに、今回の写真は去年の夏に撮ったものを使っています。今回撮ってきたものより、青葉が茂っていて見栄えがいいかなと。
随身門の前まで来ると、心がぱっと明るくなったような気がしました。いいですね~この雰囲気。以前来た時は、ここで猿回しをやっていました。
右側には藤棚があって、季節になると綺麗な藤の花が見られます。
赤くて立派な拝殿です。
左側が授与所になっていて、御朱印やお守りなどをいただくことができます。
拝殿の後ろに、本殿があります。
これだけ全体に彫刻が施されているのって、あまり見ないですよね。
そして裏側には、お稲荷さんがたくさん集まっていました。
拝殿から少し離れたところに、大黒様がいらっしゃいます。
大黒天ののぼりがあるので、大黒様を祀ってるんだろうなー……でもなんで「聖徳殿」なんだろ?とおもっていたら、聖徳太子を祀っていて、あわせて大黒天(大国主大神)、事比羅社(大物主大神)をお祀しているようでした。
お参りを終えてちょっと小腹が空いていたので、神社の周囲のお店「きむらや」さんでお稲荷を購入。
テレビでも紹介されたことがあるお店のようです。
どれも美味しそうで迷いました。しかも、具が入っていても入ってなくても、値段は140円。ってことは、具入りの方がお得!?
お店の方にあなごをおススメされたので、あなごいなりとれんこんいなりを買ってみました。あなごは結構しっかり入っていたし、れんこん稲荷もシャキシャキで美味しかったです。
この辺りの名物として「そばいなり」というものがあって、お稲荷さんの中身がご飯ではなくおそばなんだそうです。次はそちらにも挑戦してみようかなと思っています。
あとこちらは、夏に笠間稲荷に行った時の話ですが、この辺りはおそばが名物ということでしたので、おそばを食べに行きました。
笠間稲荷から車で6分くらいのところにある「そばきり一兵衛」というお店。人気店のようで並ぶこともあるみたいなです。お昼前とまだ少し時間が早かったせいか、すんなりお店に入れましたが、食べ終わって外に出てみたら、こんな感じで待ってる人がいました。
他のお蕎麦屋さんではなかなか目にしない「白雪」というおそば。そばの実の芯の部分だけを使ったという、贅沢なおそば。純米大吟醸みたいなおそばですね。
一日限定10食と書いてありましたが、注文することができました。
待つことしばらく。いよいよ「白雪」なおそばが運ばれてまいりました。
うわー!本当に白いんだ!とびっくり。なんだかお蕎麦じゃないみたいです。
一口食べてみると、上品という言葉がぴったりな味とのど越しです。
もちろん美味しいのですが、普段の蕎麦を食べた時に感じる風味はあんまりしないので、そういうものを求めるなら田舎そばの方がよさそうです。洗練されたお蕎麦を食べてみたい人に、この「白雪」はおススメです。
なかなか貴重なものを食べることができました。
私たちがお店にいる間に、白雪は品切れになってしまっていました。食べたい人は、早めにお店に行くといいかもしれません。
コメントを書く