御岩神社は何度か訪れていますが、来るたびに「いつかちゃんと山を登ってみたい」と思っていたわけですが、今回登ることができました。
いつもこの写真の右にある駐車場に停めていたのですが、なんと今回停めることができませんでした。平日なのに~!まあ、十数台くらいしか停められない駐車場なんですが。
なので戻って近くの別の駐車場に。
以前より訪れる人が増えているような気がします。
夏の日差しで輝く緑に、楼門の赤が映えます。
この景色は、ここの神社ならではです。
いつも素敵だな~と思いながら歩いています。
無事に登って戻れますようにと、神様にお参りしてから出発です。
行きは表参道から、帰りは裏参道より。
登山というほど大変ではなく、ラフな格好で登っている人も結構いました。
こんな感じの道を上っていくと……
このかびれ神宮は、水戸藩の祈願所だったそうで、歴代の藩主が参拝していたとのこと。由緒ある場所なんですね。
かびれというのは、御岩山の昔の名前だそうです。
御岩山は古代から信仰の場だったそうで、縄文晩期の祭祀の跡などがあるそうです。
山の中なのに、結構立派な社殿です。
いい雰囲気ですね。
ご挨拶してから、かびれの峰(山頂)を目指します。
しばらく登ると、山頂に到着しました。
この辺りは約5億年前の地層が隆起したものなんだそうです。
5億年!?すごすぎて想像がつかないですね。
ちなみに、高鈴山に向かうには、この写真の大きな岩の右側から行きます。
最初どこから行けばいいのか分らなくて、うろうろしましたw
反対側からは、なかなかいい景色を見ることができます。
岩の上に立って見ると、このような景色を拝むことができます。
見渡す限りの山々。
御岩山自体はそんなに高くない山ですが、周りに高い山がないのでこのような見晴らしになっています。
岩を降りて奥に進むと、一段下りる道があって、そこに小さな祠があります。
この祠の後ろの柱がご神体なんだそうです。
これがあの、宇宙から見たら御岩神社付近が光って見えたその柱なんじゃないか、と言われているそうです。
ホントだったら、なかなか面白い話ですよね。
私みたいに霊感のない人間には、もちろん何も感じないわけですが。
そのまま高鈴山に向かいます。
木々の中を看板に従って歩いていくと、最後は舗装された道路に出るので、そちらを上っていきます。
途中で御岩神社のガイドさんとその一行のような人たちと遭遇。
そのガイドさんに、ここが本当の御岩山の頂上ですよと教えてもらいました。
こっそりついているので見落とすかもしれませんが、高鈴山に少し歩いたところにあります。
いいものを教えてもらった~と、高鈴山を目指して歩きます。
途中の眺望はなくて、木の中を歩いて行きます。
高鈴山山頂手前で車道に出ました。
もちろん、トウモロコシじゃありません。
うーん……あんまりかわいくないです。調べたらマムシグサ的なものらしく?
名前も全然可愛くなかった。
さあさあ、山頂に着きました。
まず迎えてくれたのが、この大きな建物です。
こちらの山頂は開けた場所になっていて、見晴らし台の横にベンチが用意されているので、そこでお弁当を頬張ります。
帰りは元来た道を帰ります。
御岩山まで戻り、しばらく進むと裏参道の分岐まで来るので、今度は裏参道の方を進みます。
表参道も裏参道も、どちらが特別登りやすいとか登りにくいはありません。
裏参道の途中にも神社があります。薩都神社中宮といって、別のところにある薩都神社の奥宮なんだそうです。
この神社の少し離れた横の方に、お墓が並んでいるのがちょっと不思議な雰囲気です。比較的新しい卒塔婆には、御岩神社の名前が書かれていたりして、ますます不思議です。誰のお墓なんだろう?
そのまま道なりに歩いていくと、裏参道から御岩神社境内へと出てきます。
無事に戻ってこれたので、神様にお礼を述べて、周辺の神様たちにもご挨拶。
神様と仏様の両方がいらっしゃるというのは、得した気分?
神仏習合の名残です。
御岩神社の入り口にはこんなスペースがあって、登山で汚れた靴などを洗うことができます。親切~!取っ手のついたタワシまであるなんて、素晴らしいです。
御岩山山頂までだと往復1時間半くらいですので、気軽にチャレンジできると思います。
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