前回三峯神社で眷属拝借をしてから一年経つので、お借りしていた眷属を返しに&新たに眷属をお借りしに、三峯神社に行ってきました。
三峯神社のお札を全部はがして、眷属のお札も木の箱に入れたまま持って三峯神社へ。
その前に、折角秩父に行くのだから、秩父三社の寳登山と秩父神社にも立ち寄りました。
ちょうど「ちちぶ御朱印めぐり」というイベントが行われていました。
秩父鉄道の切符を持って、イベント指定の神社仏閣で御朱印をもらう時に切符を見せると、木札ストラップをもらえます。
更にそれを三つ集めて指定の駅に行くと、オリジナルサコッシュがもらえます。
一緒に行った人がやっていて、サコッシュを見せてもらいましたが結構しっかりしてました。御朱印帳が入るくらいの大きさです。
車だったので、長瀞の駅で一番安い切符を買って、それを持って御朱印めぐりしました。
まずは寳登山神社へ。
寳登山神社の拝殿って、白くて彫刻が豪華で綺麗ですよね。
一月の中旬で少し早かったのですが、寳登山は蝋梅のシーズンでもあります。
綺麗な蠟梅が見られるかなと、参拝後に頂上まで登ってきました。
ゴリゴリに削られてしまっている名山を見るのは、何とも言えない気分になります。
まだ満開には程遠かったですが、それでも結構咲いている木も探せばありました。
黄色い小さい花がかわいいです。
鼻を近づければ、どこか懐かしく感じる甘い香りがします。この匂いを嗅ぐと、小さい頃遊んだおもちゃの化粧品を思い出すんですよね。
次は秩父神社へ。
そういえば、秩父三社ってどれも彫刻が立派だな~。
前回訪れた時はこの龍は修繕中でしたが、修繕が終わってカラフルになってました。この時は、お元気三猿が修繕中になってました。
その後三峯神社へ。今回も、宿坊の興雲閣に泊まって、宿泊者のみ参加できる朝のご祈祷(日供祭・にっくさい)を拝見させてもらいます。
冷蔵庫、テレビ、お茶はもちろん、バスタオル、タオル、歯ブラシ、浴衣などは用意されてます。ドライヤーも5階の共同洗面所にあります。
いつもの5階です。山の上で三峯は寒いですが、部屋は暖房が効いていてとても暖か~。
お風呂は2階の温泉、洗面台とトイレは、5階の二カ所にあります。
オフシーズンの興雲閣はとても割安なお値段です。
一人一泊二食付きで、7,850円!(通常料金は12,250円)
ただし、お布団は自分で敷きます。
それ以外は同じなので、お布団さえ自分で敷けば、とてもとてもおトクに泊まることができます。
部屋でお茶を飲んだ後、社務所で早朝のご祈祷へ(私たちは眷属拝借)の申し込みをし、境内を散策。
三峯神社の社殿も、本当に豪華です。
そして三峯と言って忘れてはならないのが、立派な随身門。
初めて見た時は「三峯神社すごい!」と、その大きさにびっくりしたものです。
去年は随身門も雪景色でしたが、今年はまだ雪はありませんでした。
部屋に戻って、食事の前に温泉へ。
この日は給湯の調子が悪くて、シャワーがいきなり熱湯になることもあるので気を付けてくださいと言われ、おっかなびっくりシャワーを使いましたが、大丈夫でした。
温泉は循環ですが、宿泊客も少なかったので、のんびり入ることができました。
夕飯は6階のお食事処で。
宿坊でこれだけの食事が出てくるなんて、ありがたいです。全部食べる前から、お腹いっぱいになっていました。
けんちん汁が具だくさんで嬉しい……。
その後部屋に戻ったらフロントから電話がきて、お風呂に急遽工事が入るので本日は夜10時までで、朝のお風呂は使えなくなるとのことでしたが、翌朝はご祈祷の直前まで爆睡してたので問題なしでした。
朝のご祈祷は7時半から。
以前は申し込んだ人以外でもご祈祷に参加することができたのですが、今回はコロナのこともあって、代表者のみしか参加することができませんでした。
今朝も余裕で気温はマイナスの予感!
この先の廊下に出た途端、とてもとても寒い~。
いつもなら手を清める場所があるのですが、コロナ対策のため、払い給え清め給えと唱えることに変わってました。
拝殿に入ると、あちこちの扉が開いてふきっ晒しで、言うまでもなく寒いわけですが、今回は椅子が用意されていたのがものすごい嬉しかったです。
去年は椅子がなくて、足のしびれが気になってご祈祷に集中できなかったですが、今年はその心配をしなくて済みます。よかった~!
ご祈祷がはじまるのを待つ間、拝殿の中をきょろきょろと眺めていたりするのですが、ここの天井がとても綺麗なんです。
色んな三峯の植物が一つ一つ天井に描かれていて、見ていて楽しいです。
部屋に置かれていた三峯神社の本に写真が載っていたので、そちらを載せておきます。
色鮮やかで、一つ一つ違うみたいで、ご祈祷の前はこれを眺めると特別な所に来た感じがしてワクワクします。
廊下にある大きな太鼓が鳴らされて、ご祈祷がはじまります。
今回は私たち以外に二人の女性のみ。少ないです。
私たちはがっつり着込んでいるけど、三人の神職さんたちは、どう見ても真冬の格好じゃない、普通のご祈祷する格好なんですが……。
どんな鍛え方をしたら、この寒さに耐えられるんだろう?と、いつも不思議です。
ご祈祷は結構長くて、その間に、一年眷属を借りていた感謝や、また借りるのでよろしくお願いしますと心の中で神様にお話ししてました。
最後は榊の奉納で終わるのですが、これまたコロナ対策で、二礼二拍手一礼のみでした。
最後にお神酒をいただくのもなかったです。
新しいお札は去年使っていた木箱に入れて、神職さんが渡してくれたのですが、その木箱を手にした瞬間、ふわっと優しい気を感じました。
あ、今回はとても優しい眷属さんが来てくれるんだ、と、無意識に思ったのですが、実際はどうなんでしょうか。たぶん、そうなんだと思います。
ご祈祷の後は、お仮屋に行って、今年一年もお借りしますので、よろしくお願いいたしますと、お犬様にご挨拶。
これでまた家に来ていただけます。
チェックアウトまで時間があったので、そのままふらりと日本武尊銅像の場所まで行ってみました。
周囲の木々からは色んな鳥たちの鳴き声が聞こえてきて、時折かわいい姿も見せてくれました。
他にも写真には撮れなかったけど、丸くて緑色だけどしっぽが青い鳥がいて、後で調べてみたら、ルリビタキのメスのようでした。
鳴き声や姿ですぐ鳥が見分けられるくらいになったら、山に登るのももっと楽しくなると思うんですけど、なかなか覚えられなくて難しいです……。
それはともかく、鳥たちと戯れたつもりになることができました。
帰りに三峰口駅に寄って、木片三枚集めた友達は、コサッシュをもらってました。
今年一年も眷属さんが守ってくれると思うと、安心です。
コメントを書く