アスレチック気分でプチ沢登りが楽しめる【棒ノ折山】

アスレチック気分でプチ沢登りが楽しめる【棒ノ折山】

連休真っただ中に、埼玉の「棒ノ折山」に行ってきました。
真っ先にこの山の名前を見て思ったのは、
なんで「ノ」がカタカナなのっ!?なんでっ??
……気になります。

こちらは、飯能からバスが出ているので、公共交通機関を使ってもアクセスが簡単な山になります。
棒の折山は川の横や、時には川の上の石を渡っていったりと、途中に面白いコースがあって、プチ沢登り気分が味わえて楽しいです。
もちろん、そんなところでコケたら、びしょびしょになるのでご注意を。
そしてこの「棒ノ折山」は、天皇陛下が二度登られた山でもあります。確かに、もう一度登ってもいいなーと思えるような、楽しい山です。

今回のルート

さわらびの湯付近からスタートして、ダムの先の登山口から入って、さわらびの湯付近から戻ってくるルートです。
GPSがおかしかったのか、スタート地点がぶっ飛んでますが、実際のスタートはゴールと同じ場所です。

棒の折山

駐車場情報

登山者用に、さわらびの湯の第三駐車場を無料で利用できます。
ただ、私たちがついた時は満車で、近くの河原にある駐車場(名栗河川広場)に案内されました。
こちらは有料で、普段は川遊びを目的としない場合は500円のようでしたが(川遊びするなら1,500円っぽい)、ちょうどさわらびの湯の横でイベントか何かをやっていたせいか、シルバーウィークだったせいか、3倍の値段を取られました……。(何か釈然としない)

河原の駐車場

さわらびの湯の第三駐車場と、河原の駐車場あわせれば、そんなに出遅れない限り、土日でも駐車場に困ることはないと思います。
やっぱり登るなら、ある程度早く来ないとですよね。(特に土日祭日は)

キャンプできるように水場もトイレもあります

登山開始

それでは出発~。
さわらびの湯の横の道路を上っていきます。

途中からすぐ舗装路に

しばらくはずっと道路沿いを歩いて行きます。
歩いて行くと、有間ダムが見えてきます。

棒ノ嶺は左
有間ダム
名栗湖。眺めもなかなか

ダムを横切る道の端には、車やバイクがたくさん止まって景色を楽しんでいるようでした。
所でこのダム、ダムと言えば川と接する一辺に大きなゲートがあって、そこから水を落とすイメージがあるのですが、この有間ダムにはそれが見当たりません。
どうやって水を放出するんだろう?と思ったら、「トンネル式洪水吐」というシステムを使って下に流してるんだそうです。

このダムを横切って更に進んでいくと、橋が見えてきて、橋を渡ってすぐ左が登山口になります。

橋の手前にある駐車場

橋を越えた先にも7台くらい停められる駐車場があるのですが、こことそこの駐車場を狙うのは、なかなか休日だと運の要素が大きいと思います。
橋の横から登山口に入ってピストンで戻ってくるならここの駐車場でもいいですが、帰りは木々の中を通って帰るルートを選ぶのであれば、さわらびの湯あたりに停めた方がすぐ近くに下りてくるのでいいです。ついでに、さわらびの湯に入って帰ろうと思っている人はなおさらのこと。

橋を渡った先の、ここから入ります~

まずは木々の中を進んでいきます。

道はそんなに広くないです。
しばらく歩いていると道端に、ヒキガエル発見!

りっぱなヒキガエル

山の中では遭遇率の高いヒキガエル。

棒の嶺目指して進みます
段々道が、岩や木の根でごつごつしてきます

水の流れる音が聞こえてきて、小川の横に出ました。

いいですね、この景色

川を横に見ながら進んでいくのですが、やがて道がなくなります。

あれっ……道がない?

行き止まり?
左を見ても、道らしきものはないし……。
よく見ると、写真の中央より少し右に白いプレートが埋め込まれていて、「←棒ノ嶺」と書いてあります。

あ、この川のところを登っていくのか~。と理解。
しばらくは、川の上の石を踏んで歩いたり、丸太の上を渡ったりと、アスレチック感覚で沢を進みます。楽しいです。
川が増量してたら分りませんが、ちゃんと通れる道を見つけて行けば、濡れることはありません。

15分くらいこんな感じで道を進むと、鎖場に出ます。とはいえ、そんなに難しくはないです。

また普通の登山に戻って、進んでいきます。

ベンチもあるよ

開けた場所に出て、休憩している人たちがいます。
この先、急登になるので、休んでおいてもいいかもです。

ここから先、頂上までがほとんど胸突き八丁でした……。
さっきまでの楽しさは一転して、息が切れます。
おまけに階段なんかも出てきてキツイ。

途中にある岩茸石。大きい

帰り道は、この岩の後ろ側を通ります。
更に頑張って登ると、また広場に出ます。

ゴンジリ峠

ここからさらに登っていきます。
急です。土も湿ってて滑りやすい感じで、木の根の間を縫って登っていきます。
段差がばらばらで一段一段が大きな階段がついているのですが、到底使い物になりません。むしろ階段いらない説。
休み休み登っていって、ようやく頂上へ。

山頂

こんな感じで開けていて、背後には東屋もあります。広いので、思い思いの場所に散らばってお昼を食べていました。
コンロを持ってきて、鍋をしている人たちの姿も。
広くて東屋もあるけど、トイレはありません。

山頂からの……。うーん……天気がいまいち

天気が良かったら、すかっと見渡せたんでしょうけど、それはまた何れかの機会に。

帰りは岩茸石のところまで戻って、木々の間を下っていくルートで帰りました。
ただ、そこにたどり着くまでの下りでも、結構足が逝ってました。
あまり大雑把な階段を下りるのに、太ももやふくらはぎの筋肉を酷使しすぎた上に、帰りのルートがまた滑りそうで、木の根に足を取られそうで、色々注意しながら歩いていたら、めちゃくちゃ筋肉痛になりました。
前回の谷川岳より、はるかに足に……。。。

木の根の間に靴が挟まったりも

まだまだ修行が足らないですねー……。もっと鍛えないと。
車道を何回か横切りながら、お墓の裏に出てきて下山。

足に来たとはいえ、沢の部分は楽しい山でしたし、普通の山登り+αを体験したい人にはおすすめの山だと思います。

埼玉観光カテゴリの最新記事