天狗の社【古峯神社】で、名物けんちん汁の直会をいただく

天狗の社【古峯神社】で、名物けんちん汁の直会をいただく

今年も終わろうとしていますが、その時に思うのが
「今年は○○神社に行けなかった。あの神社にも行けなかった」
ということです。
近いならともかく、遠いとなかなか毎年行くことはできないですよね。

で、今回は去年行けなかった古峯神社に行ってきました。
古峯神社は日光の近くにあるので、東京からはさほど遠くない神社なのですが、かといって近いわけでもなく、何かのついでに寄れるような場所でもないために、古峯神社に行こう!と思わない限り行かない場所であります。

古峯神社

駐車場に車を停めて橋を渡り、境内へ。
平日なのにそこそこ訪れる人はいるようで、山奥の神社なのに信仰を集めていることが窺えます。

大きな天狗の顔

階段を上がって本殿前に。

本殿の前にある参拝所

左には授与所もあって、この日は開いてました。

本殿の屋根には天狗の顔

外からお参りするより、この神社は中に上がることができるので、中から直接お参りすることをおススメします。

ご祈祷はここで

この大きな部屋にはご祈祷を頼んでいなくても自由に上がることができて、お賽銭を入れてお参りすることができます。
なかなか珍しい神社です。
左には授与所があって、お守りや縁起物などが売られています。

御朱印色々

古峯神社はたくさんの御朱印があることでも有名ですが、上記の物は印刷とのことで、実際に御朱印帳に書いてもらうものはこれとは違います。
御朱印帳を出すときに、(これから書く御朱印帳の中に)古峯神社の御朱印ははありますか?と聞かれたので、もしかしたら同じデザインが重ならないようにしてくれる配慮なのかもしれません。

ちなみに今回はこのようなものをいただけました。

書いてもらった御朱印

カッコイイですよね~!
御朱印帳を開いた瞬間、声を上げてしまいました。
御朱印帳を渡すときに、30分~40分くらいしたら来てくださいと言われるのですが、混んでいるだろう土日などはそのくらい時間がかかるのだと思います。

とはいえ、建物の中で待つので、苦ではありません。
むしろご神域でのんびりできるというのはありがたいです。
建物の中には、休憩室や、トイレなどもあります。

御朱印を待ってる人がのんびりできる休憩室
おおきな烏天狗と大天狗さん(江戸時代作)
不滅のご神火

このお釜の炎は、創祀以来絶やしたことがないんだそうです。
で、このお釜の蓋を開けて湯気に当たると無病息災になるということは、家に帰ってから気づきました……自由に蓋開けてよかったみたいです。(重いみたいですが)

建物の何カ所かに貼られていたこの紙↓

ご飯が食べられるらしい

御朱印を待っている間、一緒に来ていた人が「お腹空いた!」というので、こちらで食べることに。
御朱印の受付でどこで食べられるのか聞いたら、ここから真反対の廊下の突き当りにある「平成の間」で受付してください、とのこと。

お釜のある横の廊下をずーーっと歩いて行くと、突き当りに平成の間がありました。

平成の間

とはいえ部屋の中にはだれもおらず……。
この写真の奥にある扉の向こうに係の人がいるので、そこまで行って声をかけると、受付をしてくれました。

1,100円と1,650円の二つから選ぶことができるのですが、この二つの違いは、1,650円のものだと鱒の甘露煮と、天ぷらにもう一品湯葉巻がつき、1,100円の湯葉の和え物が湯葉刺に代わるとのことでした。

1,650円でも食べられそう!と、食いしん坊の私はそちらを注文。
日のあたる席でポカポカと日向ぼっこをしながら待っているとほどなく、こちらを運んできてくれました。

眩しすぎて写真が……
名物けんちん汁

実際見ると、かなりのボリューム。
というか、けんちん汁がやばい。器を持つとずっしり重くて、お箸を入れるとたくさんの具が沈んでいるのが分ります。家庭で食べるけんちん汁も顔負けな位に、具沢山でびっくり。
炊き込みご飯とけんちん汁はお代わり自由ですとのことでしたが、完食するので精一杯でした。炊き込みご飯とけんちん汁で、胃の容量の半分くらい持って行かれました。

味はどれも美味しくて、天ぷらも揚げてすぐのものを出してもらって、けんちん汁も熱々だし、中に入ってる野菜ももちろん冷凍ものとかじゃない。
神様にお供えしたものをいただけて、さらに美味しいなんて素敵です。
いいもの食べたな~、って思える食事でした。満足。

ボリューム的には、1,100円のでも十分だったかな。でも、海老なんかが入った湯葉巻の天麩羅も美味しかったし、二人で行くなら、一人が1,100円でもう一人が1,650円を頼んでシェアするというのもいいかもしれません。

お腹がものすごく満たされ、帰りがけにおみくじを引いたら、二人とも大吉。
ここの天狗さんが歓迎してくれたみたいです。
また来年も来ようー!

また来年~!

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