信州最古の温泉と名所巡りを楽しむ【別所温泉・桂壮】[長野1]

信州最古の温泉と名所巡りを楽しむ【別所温泉・桂壮】[長野1]

長野の別所温泉は、「日本最古の温泉」・「信州最古の温泉」と言われています。少なくとも、奈良時代か、平安時代にはあったということで、とても古くからある温泉なのだそうです。
今回は、そんな歴史ある別所温泉に行ってきました!
長野には色々行っていましたが、この辺りって行ったことなかったんですよね(´∀`)

秋らしい気持ち良い日々に、仕事なんかしている場合じゃないと心から思うmariです、こんにちは!
今回は、信州の鎌倉、別所温泉に行ってまいりました。夏の信州も美しくていいけど、秋の信州もきっといいはず!

まずは関越自動車道から上信越自動車道へ。道中、横川サービスエリアに立ち寄って、お昼ご飯。峠の釜飯なども売ってましたが、私は麦豚の味噌ラーメンを食べました。味はまあ……図抜けて美味しいわけでもなく。サービスエリアのそれっぽいやつですw
ついでに抹茶ソフトクリームも。こちらは、普通のソフトクリームよりさっぱりした味わいでした。

しかし最近どこでも、プレミアムソフトクリームなるものが売ってますね~。コーンの部分が、ラングドシャのやつ。見かけた瞬間買って食べましたが、私は一回食べたら十分でしたが。

高速を降りると、山に囲まれた田園風景が広がります。
稲が黄金に色づき、収穫している農家もありました。(*´∀`*)
道端にはコスモスがたくさん咲いていて、東京より少し早い秋の気配。空も青くて清々しい!素晴らしい秋晴れ!!

ほどなく別所温泉に到着。
今回お世話になりましたのは、別所温泉の中にある「桂壮」さんです。
こちらは「日本源泉かけ流し温泉協会会員の宿」だそうで、ということはもちろんかけ流しの宿!!!です。かけ流し、素晴らしいです!!!秘湯を守る会以外にも、こういった協会があるのですね。

ロビーも掃除が行き届いていて綺麗

気さくな仲居さん(だと思っていたら、女将さんでした)に宿の説明などを受けながらお部屋に案内してもらいました。
今回泊まったのは「桂の間」で、マッサージチェアつきでお布団はエアウィーブという、旅の疲れを、これでもかというくらい癒してくれるお部屋構成になっております。
シモンズ製……とかいうのではなく、エアウィーブというところが、なんかこう、くすぐられますよね!

そして何より、部屋を出てすぐ目の前が、3つの貸切風呂です。だいたい部屋から温泉までって少し距離があるのが普通ですが、あまりに近すぎてびっくりです!これなら、部屋のお風呂に行くような感覚で行くことができて、ものすごい便利です。

お部屋は和室+広縁。窓は二重になっていて、防音、断熱効果抜群。( ´∀`)bグッ!

部屋自体は古いですが、リフォームされていて綺麗です。TVもすごく大きい!
窓を開けると、今日は別所神社の神楽で太鼓のフェスが行われているということで、遠くから太鼓のにぎやかな音が聞こえてきます。
普段は人も少ない別所神社が賑やかになるのは、雨の少ない別所で雨乞いの儀を行う催しとこの太鼓の時くらいということで、たまたまこの太鼓のフェスに来合わせたのは、超LUCKY!
あとでちょっと覗いてみることにします。

別所温泉はさほど広くないので、ぐるりと歩いて回ることができます。
町中には宿はもちろん、外湯も色々とありました。立ち寄りたかったんだけど、いろいろ見ていたら結局時間が無くなって行くことができませんでした。

まずは、この宿のすぐ隣にある、北向き観音にお参りに行きました。
しかし、肝心の本殿の写真を撮り忘れていた模様(ノ∀`)タハー

北向き観音は素朴な感じのお寺なのですが、境内にある木が手水がなんと温泉です。神社から源泉が!手水から湯の花が!!さすが別所温泉です。

そして愛染カツラと呼ばれる縁結びの木や、夫婦杉と言われる杉があったりと、現世のご縁を取り持つなんやかんやがあります。

北向観音は長野の善光寺とセットでお参りするといいと言われていて、善光寺は来世のご利益、北向観音は現世のご利益があるのだとか。本坊は歩いて10分ほどのところにある、常楽寺です。

その後は、安楽寺に。
北向観音前の小さな仲見世を通ってそのまま歩いていくと、左手に黒門があります。

この先を歩いていくと、安楽寺にたどり着きます。

安楽時は鎌倉時代に建てられた、八角形の木造三重塔が国宝なのだそうです。
入り口から伸びる石段の左右には大きな木が聳え、、お寺の重厚感を増していい感じです。

中に入ると300円を支払って、三重塔を見ることができます。またそこの雰囲気もいいのです。

いかにもお寺然とした雰囲気。静謐さと、時折池から跳ねる鯉の水音。すっと立ち並ぶ木々の奥に控えるのは、国宝の八角三重塔。


この三重塔ですが、見た目は四重の塔です。一番下の屋根に見える部分は、裳腰(建物を実際より多層に見せるための装飾)なのだそうです。建立時期については、鎌倉末期から室町初期であろうといわれていましたが、調査の結果1290年代(鎌倉末期)と証明されました。

 


圧倒されますよね。そんな昔の木造建築が、今なお残っているなんて。(*´Д`)

それから常楽寺に。
常楽寺に行く途中、こんな建物がありました。

源泉を利用した公共の洗い場です。
とはいえ、今は各家庭に水道が普及していますから、こういうところでわざわざ洗い物をする人も少なそうですよね。でも、昔はとても助かったのではないでしょうか。

こちらは、常楽寺。北向観音の本坊です。

茅葺屋根の立派な建物です。本殿の横には、樹齢350年の松が竜のごとくうねって見事な威容を見せています。

松の形が宝船に見えることから、御船ノ松と言われるそうです。
このお寺のすぐ横に別所神社があって、今日のフェスのためか、入り口には何故かカラフルな旗が飾られていました。


有料イベントのようだったので、こっそり横から覗いただけでしたが、いつもは静かな別所神社が、かなり賑わい見せ盛り上がっていました。
宿の女将さんの話によると、別所神社は普段は閑散としているそうですが、この太鼓のイベントと、「岳の幟(たけののぼり)」のお祭りの日だけは賑わいを見せるのだとか。
岳の幟は、日本で二番目に雨の少ないこの地の雨乞いの祭りで、カラフルな旗を持った行列や、若い女性や子供の舞が見られるそうです。
この太鼓のイベントは7回目だそうで、このイベントのおかげか、別所温泉に有志の太鼓の団体ができたり、音楽の芽が出てきているのだそうな。

階段と少し急な坂を上った先がこちらで、和太鼓のイベントが盛大に行われていました。
和太鼓の音っていいですよねー。日本人だからでしょうかね?他の太鼓とは違って、魂を揺さぶる音って感じがします。(・∀・)
もっと時間があったらちゃんと聴いたのですが、夕飯の時刻が迫っていたので、さっと見ただけでした。でも、宿から歩いて10分以上ある宿まで、太鼓の音や歓声は聞こえてきましたよ。

宿への帰り道、足湯の横にお地蔵様を発見。

湯かけ地蔵様です。佐渡の地で泥にまみれていたお地蔵様が、信州のお湯をかけてちょうだい~とお願いされたので、この地に置かれたのだとか。
私もお願い事をして、お湯をかけかけしてみました(*´∀`)

日もとっぷり暮れたところで宿に戻ってきました。

次はいよいよ、お楽しみな宿のごはんの紹介です!+(0゚・∀・) + ワクテカ +

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