さて、高級旅館の楽しみといえば、これは外せない夕ご飯!
夕飯は昼はカフェになっている「櫓(やぐら)」の奥の個室で頂きました。
こちらのカフェ、入るなりとってもお洒落です。
お洒落なカップがずらーり(・∀・)
カフェの中も、とっても居心地良さそうな造りになっています。
素敵ですよね(*´ω`*)
のんびりお茶を飲みながら、ゆっくり過ぎていく時間を楽しむ……。
もちろんこの宿には他にもくつろげる場所がたくさんあるので、ここじゃなくてもいいのですが、ここも捨てがたいです。
さて、ここでどんな素敵なご飯がいただけるのかしら(*´∀`)
奥の個室に案内されて、席についたのですが……。夕食の席にあるものがないことに気づきました。
あれ……?普通食事の時には、お品書きが用意されているはずなのに、ない……?
おかしいなー、他の人のブログではお品書きの写真とか出ていたのに。
方針が変わったんでしょうか。
でも、食べる前にお品書きを見ながら「わー、今日はこんなのが出てくるんだ」とワクワクしたり、「おなか一杯になってきたー、あと何品出るんだっけ?」と、お品書きを見たりするのに、それがないなんて。
高級旅館で、これはありえないなぁ……(´・ω・`)ガッカリ…。安い宿ならこんなものかと、全然文句言いませんが。
この時点で、かなり食事に対しての期待値が激しくだだ下がりした自分。(´ω`)
まずは前菜みたいなものが用意されていました。
上のがゴマ豆腐、左が鱒のマリネみたいなやつ、右は色々入った白和えだったと思います。係の人が説明してくれなかったので、はっきりとはわかりませんw
なのでこれからのご飯の紹介は、いつも書くときに参考にしているようなお品書きがないので、ものすごい適当になりますのであしからず……。お品書きがない宿もたまにありますので、その時は給仕の人の説明をスマホにメモしたりするのですが、流石にこの時は気分が萎えきっていて、メモする気力もありませんでした。最初から出ていたもの以外は、宿の人が説明してくれたんですけどね。
あと、食前酒ならぬ食前ジュースみたいなのを出してもらいました。なんだっけ……?なにかの野菜とリンゴが入っていたようないないような。
味はなんかぼんやりしてて……実家で飲む野菜&フルーツジュースの方が数倍美味しい感じ……。
なんかのスープと、お蕎麦が四角く固められたもの。
スープもこれまたry……。
川魚のお造り。鯉と……もう一つなんだったかな。シナノユキマス?
つけだれは、左がマリネみたいな味、真ん中はポン酢だったか。右は酢味噌。
山の方の宿に行くと、川魚のお刺身ってよく見るのですが、いつも思うのが川魚のお刺身って特別おいしくないですよね。別に、ここに限った話じゃなく。それなら別に無理して出さなくていいのになぁ……っていつも思います。
そしてこちらが、山女の串焼き。下に串に刺さっているのは、豆とヤーコンです。
これを運んできたとき、串刺し山女が綺麗に並んでいなくて、部屋の隅でお姉さんがぎゅっぎゅっと形を整えて出してくれました……。が、なんか興ざめしたので、そういうのはこの部屋に入る前にやってほしいような。
山女の塩焼きも、なんかいまいち……山女のはずなのに。山女ってこんなんだっけ?黒川温泉の山河で出てきた山女は、もっと立派で味もおいしかったのに。( ・ω・)??
ヤーコンと言われて浮かんだのが、北海道の祖母の畑で去年とれてたような。こっちでもヤーコン育つんだ。まあ味はヤーコンなので。。。
さっぱり系が続いたので、ここでバターの入った料理がちょっと嬉しい。見える野菜の下に何か入っていたような気がしましたが、忘れました……。
えーと……なんだっけこれ?なんかのスープです。何にも覚えないやんけ!ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ
メインの料理。奥はステーキ私は肉がだめなので、お魚三種にお味噌がついたものを出してくれました。シナノユキマスとかだったはず。
ゼリーの下に透けて見えるのが、ほおずきの実だそうです。初めて食べました。口直しのさっぱりお味。
最後にご飯。ご飯は茸ごはんでした。左上の野沢菜や沢庵は自家製だそうです。右の煮物もヤーコン……だったかなぁ?上にはユリ根。
ご飯のお代わりは言ってくださいと言いながら、いざお代わりしようとしても係の人が通らずに、一緒行った人が廊下に出て「すみませーん」と言ったけど、誰も気づかないようで来ませんでした(;・∀・)
最後のデザート。柿のアイスだったかな。
これはあくまで私の感想ですが、これじゃない感が満載のご飯でした。
お品書きがないこともそうですが、この価格帯の旅館のご飯って、前菜や八寸などの見た目が美しかったり、季節感が出ているような小さな料理が並んでいたりして「素敵!」と、その後に続くご飯の素晴らしさを予想してワクワクしたりするわけですが、そういったものが一切ありませんでした。
手がかかってるなぁ……と思う料理もなかったし、味自体、美味しいと思えた料理が一つもなかったのも驚きです。自分的に「お味噌汁の美味しくない旅館は、総じて美味しくない」のですが、ここのお味噌汁も残念ながら。
メインのステーキも……。このくらいの価格帯の旅館なら普通、もう少しボリューム出してくると思うのですが。食べる食べられないは別として。
山里の料理を出すコンセプトだとしても、山里=手が込んでいない、ではないとおもうので。こういった旅館では。
うーん……ブログではここのご飯は美味しいと言っている人も多数見かけましたが、私はそうでもなかったです。逆に「ご飯さえもう少し力を入れてくれれば……」みたいな書き込みもちらっと見かけたので、私はそちら派ですね。
この値段でこの食事かぁ……。
残念過ぎて魂が抜け出た夕飯でした。
また、他の方のブログでは、部屋に戻るとフルーツ又は夜食があって、お腹いっぱいで食べられないーという書き込みがありましたが、そういうものはなくなったようです。その代わりに、チェックインした時にフルーツがあったので、今は、そちらになったのかもしれません。
でも、これはそれでいいと思います。どうせお腹いっぱいですしね。
翌日。
目覚めれば雪景色。
昨日の夜から降っていたようです。
ちなみに、前半の露天風呂の紹介写真で雪が積もってたりするのは、この日に撮った写真だからです(ノ´∀`*)
食事前に貸切風呂でも~と思ったけど、みんな考えることは同じでどの貸切風呂も使用中。
仕方ないので、大浴場に行きました。
こちらの大浴場、入口は男女分かれていて専用の内湯と露天があるのですが、その奥の名物の洞窟風呂では繋がっていて混浴になっています。洞窟風呂の入り口で、湯あみ着を着て入るので、混浴でも安心です。
洞窟風呂はほの暗くて、ちょっとした迷路になっていて、上からは滝のように源泉が流れ落ちてきます。
源泉は34度とぬるいので、手前の方は加温したお湯も混ざっています。途中から足場がじゃりになって足をとられるので、注意が必要です。
奥の方に進むと、天井も狭くなってくきて、湯気がいい感じでこもりますので、34度のお湯でも寒くは感じませんが、天井が広いところでは少し寒く感じますね。
洞窟風呂も悪くはないのですが、私はここの内湯が気持ちよくて、しばらく入っていました。私の中では、ここの内湯の温度が一番適温でした。私が適温と感じるのだから、41-42度くらいでしょうか。
貸切風呂の内湯の温度も、このくらいだったら気持ちよかったのになぁ。あれは43度くらいありそう。
今度から温度計もって温泉行きましょうかねw
それから朝ごはん。朝ごはんは時間指定がなく、8-10時の好きな時間でいいのです。これは嬉しい。
朝ごはん会場は夜とは違う場所で、違う雰囲気の中いただきます。
これまた他の方のブログでは、朝ごはんは、ご飯かパンか選べる……という記事を見たのですが、選べませんでした。
和食一択。
サラダはおいしかったかな。
蕎麦の実のお粥?と、白米。
焼き魚。鱒かな。一緒に行った人が、醤油を探していましたが、用意されてなかったようです。
ちょっとぼけてしまいましたが、左はサツマイモのロールケーキ。
味は……果物に負けてる、とのことでした。私も残しちゃいました。
こちらの宿は、最初にも書いたようにチェックアウトが12時ですので、食事後ものんびりすることができます。
チェックアウトまでゴロゴロしてました。
時間ぎりぎりにチェックアウトしたら、ロビーにはバスで帰るらしきお客さんがいっぱい。バスは12:50に来るらしく、それまでこちらでくつろいでいるようでした。
小屋に干し柿がつるされていました。風情があります(´∀`)
見えなくなるまで係りの人に手を振ってもらいながら、帰りました。帰りがけに生島足島神社に寄って、お参りして御朱印をもらってきました(´∀`)
楽しみにしていた日はあっという間に来て、あっという間に過ぎていきますねー……。
それにしても……。
最近ちょこちょこ色んな宿に泊まっているからでしょうか、他の宿と比較しても、正直なぜこの宿が一年待ちの宿なのか分からなかったです。チェックアウト時に次の予約をしてきたとか、しているお客さんがいたという書き込みを見ましたが、私がチェックアウトしている時は、そういった人は見当たりませんでした。
接客は、宿や外でお掃除している方は良かったですが、食事の係の人は普通だったし、ご飯は……。
貸切風呂の施設や洞窟風呂はさすがといったところだけど、それでもこの値段でこれなのかなぁという疑問が残りました。
最近行った黒川や湯布院があまりによすぎて、その目線になってしまっているのかもしれません。
自分の中の旅館評価で、高級旅館の場合の食事の占めるウエイトがいかに大きいかを、再認識した旅になりましたw
良かったところ
- 部屋は広くてゆったりとしていました。床暖房、蓋が上がるトイレ、施設内の色んな所にくつろげるスペースがあるのは素敵。
- 好みはありますが、洞窟風呂はやはり他にはない名物。貸切風呂も、内湯・露天とあるのはさすが。
気になったところ
- 値段が見合わない気がするところ。食事など、一番コストが分かりやすいところで、手を抜いているようにさえ見えてしまう。残念。食事が美味しかったらなぁ。
- 洞窟風呂、貸切風呂は特筆すべきものがあるけど、それ以外では、突出している何かがなかったこと。
今年もぼちぼちいろんな宿に泊まったことだし、一年のまとめとして、今年行った宿で記憶に残っている宿ランキングの記事を作るとか面白そうですね。
って、11月の箱根旅行の記事、まだ書きかけだったり、春に行った伊香保の記事が途中でブチ切れていることに気づいたりと、色々まだすることがあります……(;・∀・)
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