まるで絵の具を溶かしたように青く輝く沼!五色沼自然探勝路を散策

まるで絵の具を溶かしたように青く輝く沼!五色沼自然探勝路を散策

五色沼は磐梯山の北側にある、裏磐梯と呼ばれるエリア大小30余の湖沼のことを指します。
1888年に磐梯山が噴火して、川がせき止められて多くの湖や沼が形成されました。なぜ五色沼というのかと言えば、沼が色んな色に見えるからです。
草などに沈殿付着した酸化鉄により湖が赤褐色に見えたり、湖の中にアロフェンと呼ばれる鉱物質の粒子が大量に含まれていると、これが水に入った太陽光を反射することで綺麗な青に見えたりします。

今回はその五色沼の美しい景観を間近で楽しむべく、五色沼自然探勝路を歩いてきました。
予想外に美しかった湖の色を、ちょっとでもおすそ分けできたらと思います(´∀`)

一か月も風邪をひいていたmariです、こんにちは!
やー……ほんと、みなさまも夏風邪にはお気を付けください。。。

さて、五色沼自然探勝路は約4km、1~1時間半ほどのトレッキングコースになっています。スタートとゴールの高低差が40mほどしかないので、平坦で歩きやすいコースです。トレッキング初心者でも全然問題ありません。一応トレッキングシューズを履いていきましたが、サンダルで来ている人もいたくらいです。

五色沼の西側には裏磐梯高原駅駐車場、東側には裏磐梯ビジターセンターの駐車場と、その先に五色沼駐車場があります。
五色沼の西側と東側に駐車場があるので、車が来た方はどちらかに車を止めて散策し、反対側からバスに乗って帰ってくるか、バスに乗って反対まで行ってから駐車場へ歩くのがいいです。ただ、バスの本数がかなり少ないので、事前によく調べておくことをオススメします。

バスは1、2時間に1本くらい

西側のほうがちょっと高い場所にあるんだそうです。坂道を少しでも上りたくない人は、西側→東側に歩くといいと思いますが、基本平坦なのでどっちでもあまり変わりないかと。

私たちは東側に車を止めて、バスに乗って西側まで行き、そこから歩いて戻ってくることにしました。最初にバスを利用する方が、帰りのバスの時間を気にしないで歩けますからね。
ビジターセンターで100円でトレッキングの地図を購入しましたが、基本一本道で途中に案内もあるので迷うことはないと思います。ただもちろん、あると湖の名前が分かりやすいです。

裏磐梯ビジターセンター

ビジターセンターでは係の人がいて、トレッキングの情報などいろいろ教えてもらうことができます。
他にも、この辺りの植物や虫の標本などがありました。

植物の標本
蝶の標本

それでは時間になったので、バスに乗って移動します。
ちなみに、道中トイレがないのでご注意を。

クリックで拡大できます

木々の中をどんどん歩いていきます。

緑のトンネル~!

本日は30度まで気温が上がっておりますが、このあたりは高地なので涼しいです。
東京じゃ聞かないような鳥のさえずりが、頭上から降りかかります。可愛い姿は見せてくれないんですよね。

歩き出してすぐに柳沼があります。こちらは普通の沼で、その先をずっと歩いていくと、遠藤現夢翁(噴火で荒野と化した裏磐梯に植林し、この地を悪復興させた偉人)の碑と、青沼に続く道の二手に分かれるので、右手の青沼の方に進みます。

青沼に到着。

色はこっちの方が分かりやすいかも

写真では少し分かり辛いかもれませんが、本当に湖面が青いのです。(*´∀`)

ニホンカワトンボの雄
瑠璃沼

しばらく歩き続けると、木々の間から次の「弁天沼」が見えてきました。
その湖面の色に、「わぁ」と、声が上がります。

なんて綺麗なブルー!
絵の具を溶かしたような美しい青に、山道を歩いていた暑さを一瞬忘れます。

展望台があります
展望台からの眺め

なかなか写真だと色の綺麗さが……(´ω`)‥トホー

うーん……(photoshopゴソゴソ)

こんな感じ!

角度的にもう少し上から見られたりしたら、もっと水面の色が綺麗に見えるのですが。
実際見た水の色は弁天沼の一枚目の写真を、もう少し鮮やかにした感じです。そのくらい綺麗でした。(´∀`)
弁天沼ですれ違った女性が、今日は天気がよくてとても綺麗に弁天沼が見えるから、ぜひご覧になってくださいね、と言ってくれました。
今回私たちが訪れた中で、弁天沼が一番美しい色合いでした。
見に来たかいがありました(*´∀`*)

こちらは赤沼です。赤……というか湖は緑色?
水草に付着した成分が赤く見えるとのことですから、確かにちょっと見れば草の根元は赤い……かな……という感じでした。

案内板

そしてゴール手前にあるのが、五色沼で一番大きな沼、毘沙門沼。

毘沙門沼

最初は高いところから沼を見下ろす場所に出ますが、そのうち下って湖面に近づきます。

最後は少しルートが分かれていて、沼に沿った歩き方をすると、階段の上り下りが多少ありました。

鯉がいっぱい
ハートの鯉を見かけるといいことがあるんだそうです

毘沙門沼には貸ボートがありました。もう少し時間に余裕があったら、気持ちよさそうだし乗ってみたかったです。

気持ちよさそう~

平地よりは涼しかったですが、それでも一時間ちょっとの散策で汗だらだら。
五色沼駐車場には売店やレストランなどがあって、そこで五色沼ソフトを購入。

塩風味ということでしょっぱいのかなーと思ったら、普通に甘い……というか、ソーダ味……?
子どものころに食べた味がしました。喉が渇いていたのも手伝ってか、結構おいしかったです(*´∀`)

売店の広いお土産売り場

五色沼に行ってみた感想ですが、予想していたより沼が綺麗で、来てよかったなぁと。
晴れている時間が多かったおかげで、湖の色がとても鮮やかに見えたので、やはり天気のいい日に来るのがいいでしょうね。また、見る時間によっても色が変わるということです。

そして今夜の宿のある高湯に向けて移動したのですが、道中、磐梯吾妻スカイラインを通りまして、そこの眺めがとても良かったです。まさに下界を見下ろす感じでした。

下の写真は、浄土平の駐車場を少し過ぎたところ。
浄土平では、湿原で高山植物を楽しんだり、自然探勝路を歩くことができます。

木も草も生えてなさそうな真っ白い山

このあたり硫黄の匂いがします。途中「駐停車禁止」とか「窓を閉めて走行してください」って書いてありました。
バイクの人はどうすればいいのか……( ・ω・)

うねうねと曲がりくねった磐梯吾妻スカイラインを通って夕方には高湯に到着。
高湯の温泉が私を待っていますヽ(´ー`)ノ

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