奥州藤原氏三代の栄華を伝える中尊寺金色堂と手打ちそば【平泉】

奥州藤原氏三代の栄華を伝える中尊寺金色堂と手打ちそば【平泉】

日本史に詳しくない私でも、平泉と聞けば、中尊寺金色堂と奥州藤原氏三代を思い浮かべます。
小さい頃に源義経の伝記を読み耽った私にとって、平泉はロマンあふれる地そのもの。彼のマルコポーロは、この金色堂の噂を聞いて、黄金の国ジパングと伝えたのではないかとも言われています。

またしても別の場所でおみくじをひいたら……(以下略)のmariです、こんにちは!しかも今回は書いてあることまでよくなかったです。。。

さて、平泉は奥州藤原氏が栄えた証でもある寺院などの遺跡を多く残す場所であります。
その中でもやはり一番有名なのは、中尊寺の金色堂です。平安時代後期の浄土教建築。
藤原清衡が建立した金色堂には清衡、基衡、秀衡の遺体と、泰衡の首級が収められています。
この豪華絢爛なピカピカな建物を、一度この目で見てみたい!という念願叶って、今回行くことができました。

金色堂の目の前に駐車場があるので、そこに車を停めて、坂道を上がっていきます。この日は平日だったので、第一駐車場のみが開いていました。

パンフレットの地図(クリックで拡大できます)

上記地図含む平泉のパンフレットはこちらからダウンロードできます。
車じゃない方で、平泉の観光地を回りたい方は、るんるんバスを使うといいですね。

表参道の月見坂は、そこそこの坂道です。
左右にはそびえる木々。とてもいい雰囲気です。

緑が綺麗です。
この先のところに東物見台があって、ツアーのガイドさんが説明をしていました。この日は生憎の天気でしたが、晴れていたら下の景色が綺麗に見渡せそうでした。

月見坂の左右には様々なお堂が建っています。


本堂までの間には弁慶堂、地蔵堂、薬師堂などがあります。各お堂の横にはお店があって(ないところもあります)、そこで御朱印をいただけます。書置きだったり、書いていただけたりするところがあるようです。私はいつかもう一度、もっと時間をかけてじっくり拝観した時に御朱印をもらおうと思ったので、中尊寺の御朱印は今回はいただきませんでした。

本堂前
本堂の中

本堂には大きな釈迦如来坐像があって、目の前で拝むことができます。
そこまで混んでいなかったので、私も座ってご挨拶させてもらいました。

有名な観光地であり、平日でも訪れる人は少なくないですが、それでも境内の中の雰囲気は静かで、心が落ち着きます。(´∀`)
本堂を出て、いくつものお堂を通り過ぎた奥に、白山神社があります。
中尊寺の中に神社?と思いましたが、中尊寺を開山した慈覚大師が加賀の白山をこの地に勧請し、自らは十一面観音を作って中尊寺の鎮守白山権現と号したのだそうです。ご祭神は伊弉諾尊、伊弉冉尊となっています。

白山神社

鳥居をくぐると、杉の並木を進んだ先に目に入ってくるのが能舞台。白山神社能舞台は、一度焼け落ちてそのあと1853年に再建されたそうで、近代能舞台遺構として高い価値があるのだそうです。
それが正面にドーンと来ているので、あれ?本殿は??とちょっとキョロキョロ。
能舞台を回った後ろに本殿がありました。

茅の輪があります。茅の輪って夏越の祓などの季節の行事の期間以外では置かれていないものなのかと思っていました。(・∀・)

本殿の右側には、干支ごとの守護神社がありました。神社でこういうのを見るのは初めて。
下には干支のイラストがついています(´∀`)
本殿の左には社務所があるので、そちらで白山神社の御朱印を書いてもらいました。

讃衡蔵

写真右側で金色堂と讃衡蔵に使える拝観チケットを購入します。讃衡蔵には色々な仏像や展示物が公開されていて、建物左から入ることができます。

奥に見えるのが金色堂のある建物。

中は撮影禁止なので撮ることができませんが、建物には金箔が押され、柱などの至る所には螺鈿細工が施され、当時の人が見たら目玉がつぶれそうなほどに煌びやかな建物です。館内は照明が落とされているので、ますますその金色具合が神々しく見えます。

パンフレットの写真

見事なものですよね。須弥檀の中心の阿弥陀如来は両脇に観音勢至菩薩、六体の地蔵菩薩、持国天、増長天を従えています。
中には三代のミイラと泰衡の首が収められています。泰衡の首が収められていた中に蓮の種があって、その種が開花に成功して中尊寺に咲いています。

今回はすべてのお堂を見て回ったわけではありませんが、丁寧に見て歩いていたら二時間くらいかかるかもしれません。
慌ただしく見て回るのはもったいないので、時間にゆとりをもって、のんびり歩いて景色や境内の空気を楽しみたいところです。

お昼も過ぎていたので、下の駐車場の蕎麦屋でお蕎麦を食べました。

弁慶そば
わんこそば12杯
わんこそばの薬味

私は弁慶そばを食べましたが、蕎麦が太いので食べごたえがあります。お餅も入ってるので、結構なボリューム。味は観光地のお蕎麦屋さんといった感じで、まあ美味しかったです。
あとで調べたら、中尊寺の月見坂の途中にある「そば処義家」ってところが美味しそうだったから、次回はそちらに行ってみたいと思います。

お昼の後は、中尊寺を後にして本日宿泊予定の宿に向かいます。
平泉には中尊寺の他にも、毛越寺もあるのでそちらも見たかったのですが、それはまた今度ですね。

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