貝掛温泉は私のお気に入りの温泉の一つです。珍しい目に効くぬる湯の温泉です。
いつまでも入っていられる、この温泉の絶妙な温度と、山奥の木々に囲まれた一軒宿の雰囲気が大好きで、今年もまた、貝掛のぬる湯に入ることができました(´∀`)
楽しそうに躍っていると、ついつい一緒に踊りの輪に入っていきたくなるmariです、こんにちは!
念願かなって貝掛温泉を再訪できたので、その時のことを書いていきます。
今回は、前回よりも写真多めでお伝えします。
なのですが……。
今回一眼レフの代わりに持って行ったデジカメの使い方がまだよくわかっていなくて、思いっきり日付が入る設定のまま撮っていました(;´Д`)
ボカそうかとも思いましたが、そこまで隠すと逆に気になるもの。なのでそのまま掲載してあります。
話の進め方の都合で、時間が前になったり後になったりする部分もありますが、その辺りはご了承ください。
貝掛温泉の綺麗な新館の部屋と、味のある本館
さて。一年ぶりの貝掛温泉に到着。
車を降りて宿の入り口で靴を脱ごうとしたとき、5cmくらいある大きなアブが私の周りをぶんぶんまとわりついました。
ひぇぇぇ!昔からアブは苦手なの!あの大きさで人の血を吸うというとか、想像しただけでぞっとします。
宿の人が慣れたように追い払ってくれて、「今年はもうアブが出てるんですね」と言ってました。
この暑さだから、出てくるのも早かったのかもしれません。
チェックインの手続きを済ませて、宿の説明を受けて、お部屋に案内してもらいました。
多くの宿のチェックインは15時からというところが多いですが、貝掛温泉はチェックインの時間が14時とちょっと早いです。
今回通されたお部屋は、新館の2階です。
wifiは1Fのロビーのあたりだけのようです。
去年の同じ頃に来ていたのですが、去年と一番違うのは……。
暑い!とにかく暑いι(´Д`υ)
この日の平地の気温は36度とかでした。比較的高地の貝掛であっても、これだけ暑けりゃ都会の普通の7月くらい暑いです。ここが自分の部屋だったら、余裕でクーラーのスイッチ入れるよ!という温度です。
部屋の入口を開け放してついたてを立てて目隠ししていましたが、それでも暑い。
この宿には冷房がないので、ここまで暑い日はどうあがいても暑いです。何なんだ今年の気候は~。
おそらくですが、この新館の2階が一番暑いんじゃないでしょうか。(本館の2階も暑いかな)
絶対1階のほうが涼しいですから、夏場暑い時に泊まるならば、本館の1階が涼しくていいと思います。
本館1階は温泉のすぐ近くなので、ちょっと人通りがありますが、それでも暑いよりはいいんじゃないかと。
あとはもう、部屋で暑いとへばってるより、ぬる~い温泉に入っている方が気持ちいいです。暑さに耐えられなくなったら、温泉に入りに行きましょう。
というわけで、本館にある温泉に行きます。
毎日掛け流しの温泉に浸かれる鯉って、どんな贅沢な鯉なんでしょう。
ここの鯉になりたい!と思って羨ましそうに鯉を眺め下したお客さんは、少なからずいることでしょう。もちろん私もそうです。
チェックインから食事前までは右側が女湯で、その後チェックアウト後までは左が女湯になります。左のお風呂の方が、露天風呂が大きくて眺めがよいです。
緑が美しく、ザバザバとかけ流される音が心地よい温泉
まずは右のお風呂から。
ここの温泉は37度と不感温度で温めなので、42度くらいに加温した浴槽も隣にあります。
37度の温泉にしばらーく入っていると、最初はぬるいな~と思うのですが、段々身体の末端部分からポカポカしてきます。そして、身体にびっしりと泡が付きます。
のぼせるような暑さではありませんが、ほんわかと温かくなります。気持ちいいです。
温泉にずーーっと浸かってぼーーっとするにはとてもとてもいいお湯です。
熱めの温泉は誰かと一緒でもいいのですが、こういうところは誰かと一緒に入るより、一人でのーーんぴりと手足を伸ばしてゆっくりするのが好きです。
そしてこちらは、左のお風呂。
そしてなんといっても、こちらは外の露天風呂が素敵。
大きな露天風呂にドバドバと源泉がかけ流されています。
露天だとほとんど泡がつかないので、お湯の鮮度自体は内風呂の方がいいと思いますが、こちらは雰囲気がとてもいてです。
この木で作られた湯口、去年はなかったです。左で、ちょろちょろでているあたりから、去年はいっぱいお湯が出ていました。
小さな露天の熱湯もあるよ
天気が良ければ、夜は見上げるとお星さまがきらきら輝いています。
夜は結局一時間弱、この露天にぼんやりと入っていました。熱いとすぐのぼせちゃうけど、これだけ長い間温泉に入っていられるのってとっても贅沢なことです。
あーーーなんて幸せなんだろ(*´Д`) この季節に最高の温泉です。
目にいい温泉ですので、今回も目を洗ってみましたが、一緒に行った人が前より染みるような……?と言ってました。私は私で、前回よりお湯がフワフワしてないような?と思いました。それでももちろん、他の温泉に比べればお湯がフワフワしてるんですけれどね。
温泉の泉質はいつも一定ではありませんから、また次回訪れた時は、多少変わっていたりするのだと思います。
泉質はナトリウム・カルシウム 塩化物温泉 弱アルカリ性低張性温泉。
これだけ聞けばよく耳にする泉質だね、ということになってしまいますから、温泉の効能というのはもっと温泉分析表をしっかり見ないと分からないということなのかもしれませんし、見たってわからないのかもしれません。ちなみに目にいいというのは、メタホウ酸が多く含まれているからみたいです。
お待ちかねのお食事タイム!もちろん新潟だからお酒もね!
そして夕飯。
用意されていたものはこちら。
そして利き酒セットはこちら!
そして新潟のお酒と言えばついつい頼んでしまうのがこちら。
いやもう最高!(´∀`) 緑川ってあんまり東京で見かけないんですよね。
お酒があると更に食事が進みます。
こちら、入口の炉端で焼いたものです。
日本酒にはやっぱりこういうのですよ。
食事の量は満腹になりますが、食べ過ぎて苦しい~とはならないくらい。食べ盛りの若い男の人にはちょっと足りないかもしれませんね。
そしてこちらは朝ごはん。
朝から食べきれない量です。
お味噌汁の中には、なめことボリボリが入ってました。ボリボリ!ボリボリ食べたの久しぶりです(歓喜)!美味しいんですよ、ボリボリ。食感がボリボリしてるから、ボリボリっていうんだろうと勝手に思っています。
ただ、一緒にいた東京出身の人たちに「ボリボリ」と言っても理解してもらえませんでした。。。
あとで調べたら、正式名称は「ナラタケ」というんだそうです。
懐かしかったです。ご馳走様でした。
貝掛温泉のおちゃめな薬師如来様
貝掛温泉のお風呂の手前に、屈まないと入れない小さな部屋があります。
仏壇のような中には、小さな如来様がお祀りされています。
最後にひとっ風呂~とお風呂を楽しんだ後、ご挨拶しようかなと部屋に入って仏壇の前に座り、
「薬師如来様。いいお湯をありがとうございます」
と言ってお賽銭を入れた途端、
ちゃ~らーらーらーらーらーらー~と 音楽が鳴り響きました。
「えっ!?」
と、私も友達もびっくりしてあたりをキョロキョロ。
鳴ったのは私の携帯で、私がよく遊ぶスマホゲームのオープニングでした。
スマホを横に置いた時に、何か画面に触った?
でも……スマホの上には8つ折りにしたタオルを置いていたから、画面触りようがないはずなんだけど……???
友達はあまりのタイミングの良さに、お賽銭を入れたらお金が鳴るシステムなのかと、一瞬思ったそうです。
これは薬師如来様の仕業に違いありませんw
チェックアウトを済ませ、宿の方に丁寧に見送ってもらって宿を後にします。
ちょうどロビーでは、バス停までの送迎のバスを待つ人たちが何組かいました。越後湯沢からバス一本で来られるので、公共交通機関でのアクセスを選択する人も結構いるようです。
そういえば、去年はお年を召した宿の女性(おそらく女将さん)が、チェックアウト時にいて少しお話したのですが、今日はいらっしゃいませんでした。何となくだけど、去年の方が宿の従業員の方の雰囲気がぴりりと引き締まっていて、高級な宿に来たような感じがしました。気のせいかな?
もちろん素敵な宿であることに変わりはありません。
宿から大きな道路に出るには、この細い橋を渡らないといけません。
狭い道の動画でも撮っておこうかな~、と、動画を撮っていたら、橋を渡って坂道に差し掛かったところで、驚くべき光景に遭遇しました。
もう大興奮です。
まさか道にカモシカが出てくるなんて!
鹿、熊、ウズラ、キツネ、雉などは目にしたことがありますが、カモシカは初めてです。
思いがけない遭遇にドキドキしましたが、もしかしたらこれは先ほどご挨拶した薬師如来様が、
「いいお湯だったでしょ?またおいでね」
と、お見送りしてくれたような気がしました。
スマホの件といい(これは如来様のいたずらということに勝手に決めましたw)、茶目っ気のある如来様なのかも……。
また来ますとも!
一人で泊まっているお客さんもいたので、次は一人でのんびり来るのもいいかもしれません。
次、また来られる日を楽しみに(*´∀`)
去年訪問した時の記事はこちら:ふわっとした極上のお湯!美しい緑に佇む、趣ある一軒宿【貝掛温泉】
コメントを書く