武蔵国の一宮「氷川神社」と「氷川女体神社」

武蔵国の一宮「氷川神社」と「氷川女体神社」

東京の大体は昔の武蔵国になりまして、武蔵国の一宮といえば、氷川神社、氷川女体神社、小野神社になります。
東京に住んでいるからには、一度はご挨拶に行きたいと思っていた氷川神社ですが、ようやく行くことができました(´∀`)

周囲からきんもくせいの香りが漂ってきて、もう今年も秋が深まっていくんだなぁ……と感慨深くなったmariです、こんにちは!
さて、今回は東京の一宮でもある氷川神社と氷川女体神社に行ってきたので書いていきます。

武蔵国は今の東京、埼玉、神奈川の一部だったので、広~いです。
なので東京都に一宮があるわけではなく、埼玉の大宮にあるわけです。
まあ、そんなに都内から遠いわけでもないのですが、かといって近いとも言いづらい距離なので、行こうと思わないといかない場所であります。

氷川女体神社

まずは氷川女体神社に行きました。氷川神社は、「氷川神社(男体社)」と「氷川女体神社」とその間にある「中山神社」の三つで「氷川神社」なのだそうです。


氷川女体神社は駐車場がありません。神社前の道路端にそこそこのスペースがあったので、そこに停めてお参りしました。土日は少し難しいかもしれません。

上の写真の後ろ側

ちなみに、こちらの写真の端を渡ってまっすぐ行くと、氷川女体神社磐船祭 祭祀遺跡があります。

由緒書き(クリックで拡大できます)

10代の崇神天皇の時代に出雲大社から勧請して創建されたということで、創建はすごいすごい昔ということです。
ご祭神は奇稲田姫命をメインとして、大己貴命と三穂津姫命です。

静かで雰囲気の良い境内です。
前日の台風で葉っぱがたくさん落ちたのか、二人ほどで地面を箒で掃いていました。

参拝客も一人、二人といる程度で、とてものんびりとした雰囲気です。

左手に社務所があります
巫女人形

こちらのお人形は天然素材を使用した手作りだそうで、購入して願い事が叶ったら、服を着せてお納めするのだそうです。

色々なおみくじ

中にいた女性の方に御朱印をもらいました。
写真のおみくじの中に「神話みくじ」というものがあって、それを引いてみたのですが、そのおみくじは吉とか凶とか書いてなくて、神話の神様の名前とアドバイスが書かれています。

私のはオオゲツヒメでした。聞いたことがあるような、ないような名前……?
御朱印を書いてくれた女性の方が気さくな方で、「引いたの教えてちょうだい」と言われたので神様の名前を伝えると、
「その神様は、スサノオをもてなそうと、鼻や口から食べ物を出して与えた神様ね」と言われて、思い出しました。
そうだ、お尻からも食材取り出してたんだよね……それを見たスサノオが、そんなもの食べられるか!と激怒して殺されたという。
インパクトあり過ぎる神様の名前は、そういえばオオゲツヒメでした。
ちなみにアドバイスの方は、「ありのままで十分魅力的でいられる時」だそうです。そして、ここの占いでも「笑顔でいるといいよ」と……。おかしいな、笑ってるつもりだけど笑顔が足りないのかな(;´∀`)
その神職の女性の方に「あら、そのままで魅力的だなんて、素晴らしいわね」とニコニコと言ってもらえて、嬉しかったです(*´Д`)
とっても温かい神職さんでした。

そんなやり取りで、ほんわりさせていただくことができました。ありがとうございました(*´∀`)

氷川神社

それから氷川神社に。氷川女体神社から氷川神社までは、結構距離があります。
車ならまだいいですが、公共交通機関を使うとなると、ちょっと大変だと思います。

氷川神社

こちらの参道、全長2kmもあるんだそうです。
さいたま新都心駅で降りた人は、全部を歩くことができますが、大宮駅からだと参道の中間から歩く形になります。

駐車場

三の鳥居の横に、駐車場があります。
平日でもこの通りですから、土日にここに留めるのはちょっと大変かもしれません。

三の鳥居
三の鳥居を背にした長ーーーーーい参道

もう……先がまっすぐすぎて、見えませんね(;・∀・)

戦艦武蔵の碑

入ってすぐ左にあるのが「戦艦武蔵の碑」です。
なぜ武蔵の碑がここに?と私も思いましたが、戦艦武蔵の中には、氷川神社の分社「武蔵神社」が祀られていたのだそうです。

さて、この氷川神社ですが、東京や埼玉にたくさんある「氷川神社」の総本社です。
創建は第五代天皇の孝昭天皇3年4月と言われています。こちらもずーーーっと昔からあった神社です。
大宮の地名も、この氷川神社の「大きな宮」から来ているのだということで、この辺りの中心となっていた神社です。
ご祭神は須佐之男命 (すさのお の みこと)、稲田姫命 (いなだひめ の みこと)、大己貴命 (おおなむち の みこと)です。

まあご祭神は、桜井識子さん曰く「みんなが納得する名前の神様を当てはめているだけで、実際いる神様は違う」とのことですが、一応w
その識子さんがこの氷川神社の神様を「肩代わりの神様」と言っていました。
この神社の神様は、人の病気や苦難、厄などを、引き取れるものは代わりに引き取ってくれるんだそうです。
すごい神様ですね。特にそういったものが見当たらない人は、神様に感謝をしてお参りをすれば、神様が見てくれて悪い部分を肩代わりしてくれるそうです。
いいなー、大宮氷川神社の近くに住んだら、一杯神様に引き取ってもらえそう(下心)(ノ´∀`*)

広い広い境内
神楽殿
稲荷神社
御神木

さすが一宮だけあって、たくさんの摂末社もあります。

神池
神池にかかる橋
ご神水

橋を渡った左に、手水舎があり、その奥にご神水がありました。
ペットボトルを持った男の人が、水を汲んでいました。すこーし、クセがあるかな?

楼門
舞殿

楼門をくぐると、目の前にドーンと舞殿があります。楼門の先も、広くて気持ちいい空間です。

拝殿

拝殿の向こうに本殿があります。参拝客も多いです。
私もここで祝詞を唱えて~(*´ω`*)と思って手を合わせてお祈りしてたら、左手に何かを感じて目を開けたら、思いっきり蚊が私の左手に止まっていました。

ひぃぃぃぃ!と、お願い事もそこそこに蚊を払ったりしていたので、なんかあんまりしっかりお願いできませんでした……(´・ω・`)

氷川神社も木は多いですが、氷川女体神社の方が木々に囲まれてるからそっちの方が蚊が多そうに見えるのに、氷川神社で結局4か所くらい蚊に食われました……。虫除けしてたのに。。。

社務所側から見た拝殿

昨日の台風で、屋根の上に折れた木が落ちて、屋根にぼっこり穴が開いてました。

神社に訪れていたおばさまが「あらまあ、すごい大きな音がしたんじゃないの?」と神職の人に尋ねていて、
「この近くに宿直の部屋があるですが、その人はびっくりしたかもしれませんね」と答えていたのを小耳にはさみました。

そんなこんなで神社を後にしたのですが……。
あんまりちゃんとお参りした気になれなかったので、近くもう一回行って参拝しなおしてきたいと思います。٩(๑`^´๑)۶

もっとのんびり、じーっくり心地よい境内を歩き回って、慈悲深い神様にきちんと会ってこようと思います。

埼玉観光カテゴリの最新記事