ミシュラン三ツ星「足立美術館」の美しい日本庭園と、0番乗り場の「境線」

足立美術館といえば、横山大観の作品と、広くて見ごたえのある日本庭園が有名です。
特にその日本庭園の美しさは海外でも有名で、ミシュラン三ツ星に選ばれたりもしており、外国人観光客も訪れる美術館です。
島根に行く時には、ぜひ一度訪れてみたいと思う人も多いんじゃないでしょうか。

玉造温泉駅から安来駅へ。
安来駅から足立美術館へは、無料送迎バスで行きます。その他にイエローバス（安来市運営広域生活バス）で行くこともできます。

ご覧のとおりそんなに大きいバスではなく、しかし観光客は多いので、バスはぎっちり埋まります。
帰りもシャトルバスを利用する人は、美術館に着いたらすぐ、入り口にある帰りのシャトルバスの整理券をとっておくと安心です。

足立美術館はそこまで大きい美術館ではないので、2時間くらいあればじっくり見て回れます。お茶室や喫茶店がいくつかありますので、そこでのんびりしたい方は、もう少し時間を取るといいと思います。

当然写真撮影NGなので中の写真は撮れませんが、最初は茶器や家具などが展示されており、次に童画、それから日本画と続きます。
ほんわかとした童画も可愛いですよね。見ていてつい笑顔になってしまいます。

美術館には全面窓ガラスな場所があって、そこから見事な庭園を見渡せます。
天気が良くなかったのがちょっと残念。

葉っぱ一枚落ちていない。ものすごい綺麗な庭園です。
「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など6つの庭に分かれていて、5万坪に及ぶそうです。
面白いのは、この素敵な庭を、部屋を通して眺める場所があることです。

こう見ると、部屋に掛けられた一枚の絵画みたいですよね。
人さえが、景色の一つみたいな。

メインの庭の裏側にも、こんな素敵な庭があります。

紅葉が綺麗でした。
喫茶店やお茶室からだと、また違った角度から庭が楽しめて良さそうです。

横山大観の絵も色々展示されていたのですが、秋の特別展示「横山大観VS日本画の巨匠たち」という企画ブースがありました。同じテーマの絵を大観が書いたものと他の画家が描いたものを左右に並べて見比べるといったもので、なかなか面白い内容でした。

また、大観の作品がいっぱい展示されている部屋の一番奥には、「紅葉」という屏風がどーーんと置かれていて、色鮮やかで眩しいくらいでした。私は大観についての知識が皆無なのですが、こんな色鮮やかな絵も書いていたんですね。

美術館の中、そういった日本画などを見ながら歩いていると、どこからともなく、シチューやらハヤシライスの匂いが漂ってきました。もちろんそれは喫茶室からなのですが、絵画を見ながら食べ物の匂いを嗅ぐというのも……芸術鑑賞という高尚なものと食欲という一般的な感情が両方刺激されるというのは、ちょっと妙な気分になりました(；´Д｀)

帰りのシャトルバスの時間が迫っていたので、新館の方はざっと見るにとどめ、足立美術館を後にして安来駅に。
ちなみに、足立美術館の横には「安来節演芸会館」があって、安来節を見ることができます。ちょっと見てみたかったな～どじょうすくい。

電車の時間まで少し間があったので、駅の横の喫茶店で休憩。

安来駅から米子空港までは電車で行きました。

: コナンの電車

: 鬼太郎電車

米子駅で境線に乗り換えるんですが……。
山陰本線がスイカを使えるんで、米子でそのまま乗り換えしようとしたら、
「境線はICカードが使えません」の張り紙が……(；・∀・)

えっっ!?使えないって……。慌てて駅員さんのところに行って事情を話したら、改札口から出してくれました。緑の窓口のお姉さんに話して乗車券を作ってもらい、なんとかなりました。あぶないあぶない……。

しかもこの米子駅の境線の乗り場なんですが、これが「０番乗りば」なんです。
0!?　0番……ってなに？(@_@;;

一番線のホームの先っぽに、0番乗り場がありました。不思議！っていうか、わかんないよこれｗ

そして0番ホームと電車が、鬼太郎一色でした。

: 猫娘

: シートも猫娘！

: 米子駅は「ねずみ男駅」

境線の各駅には、鬼太郎のキャラクターネームが愛称として付けられているみたいでした。車内アナウンスは猫娘と徹底してます。
電車に揺られることしばらく、米子空港駅に到着。空港の駅なんだから、そこそこの大きさがあるんだろうと思ってましたが、小さくてびっくりしました……。そっかー……利用する人少ないんですね。みんなバスとか使うのかな。

飛行機も定刻通りの出発で、二泊三日の島根の旅もいよいよ終わりです。