奈良県宇陀市室生には、素敵なお寺と神社があります。室生寺と室生龍穴神社ですが、室生龍穴神社の方は、ちょっとマイナーかもしれません。今回はその二つを駆け抜けてきました。
姿勢をよくすると人生前向きになると聞いて、できるだけ姿勢をよくて生活をしようと頑張っているmariです、こんにちは!
ただ、そーするとリュックってあんまりよくないですよね。好きなんだけどなー。
さて、奈良です。
寺と奈良って中学か高校のあたりに一度行ったきりだったので、もう一度行ってみたいということで、一人でふらりと行って神社仏閣をめぐってきました。
今回は神社仏閣メインなので、温泉要素がほとんどありません。(そこでも辛うじてねじ込んでくるあたり……)
名古屋にやってきました。
名古屋はウン十年くらい前に住んでいたことがあって、ほぼその時以来となります。
ここまでは新幹線できて、ここからは近鉄で行きます。
名古屋駅降りたのも何十年ぶりくらいなので、テンション上がりまくりです。
JRから東山線に乗るあたりとかも、昔に比べて、すごーーーくオシャレになってました。
昔の方が、見通しやすかったですね。今は何か色々できてて先が見通せなくなったおかげで一瞬迷子になりました。
そしてですね……乗り換え時間には余裕があるから、なんて余裕こいていたら、近鉄の乗り場がわからずに迷いましたww
お前名古屋に住んでたんだろって、自分にツッコミをいれるっていう。
でも、よく考えてみたら、住んでた時使ってたのが地下鉄ばかりで、ごく稀に名鉄使ってたくらい。もしかしたら近鉄乗ったことなかったのかも……。
名古屋から30分間隔で特急が出ているので、それに乗って名張まで行き、そこからは大阪上本町行に乗り換えて3駅で室生口大野に着きます。
長閑~な駅です。ここに降りるお客さんのほとんどが、室生寺に行くために降りたものと思われます。
駅からスロープを降りると、バス停があります。
本数は少なくて、一時間に一本くらい。で、12時台がありませんでした。お昼休憩かな。
室生寺用に走っているといっても過言ではないこのバス、乗ってる時間の割には乗車運賃が高いですが、そこはそれ、タクシーより全然安いですし。
この時期、桜が綺麗でした。
入館料を払おうとしたら受付のお姉さんが、今ちょうど特別拝観もやっていると教えてくれました。(平成31年3月9日(土)~5月12日ですので、今はもうやってません)
今建てているところにいくつかの仏像が入るとかで、今後このような形で拝観できることはないんじゃないかとかなんとか。つまり、見るなら今だよ。ということだろうと解釈した私は、迷わずそちらも拝観することにしました。
広いですし、階段も結構あります。
私は時間の都合上、地図の真ん中の灌頂堂(本堂)までしか行きませんでしたが、その上には立派な五重塔もあります。
境内はゆったりと落ち着いた雰囲気で、みんなのんびり見て回ってました。
この室生寺ですが、創建が宝亀年間(770年 – 781年)で奈良時代からと、かなり古いのですね。
五重塔、灌頂堂、金堂など国宝がいっぱいです。金堂の中にも国宝級の仏像がずらりと並んでいて、まさに国宝の宝庫みたいな。
階段を上がると見えてくるのが、金堂。
今は特別拝観できるということで、あけ放たれた扉の奥には本尊・釈迦如来立像、十一面観音菩薩立像(ともに国宝)はじめ、文殊菩薩立像、薬師如来立像、地蔵菩薩立像と十二神将(全部重文)と、ずらーーーりと国宝な仏さまたちがいらっしゃいます。近くでこれだけの仏様を見られるというのは、なかなかに素晴らしいです。
仏様パワーが満ちたような空間で、これはすごいなぁ~と、しばらくここで仏像を見させてもらいました。この日、春にしては結構暑かったのですが、ここの場所が涼しくて気持ちよかったのもありますw
で、仏様を眺めていてふと、
「あれ?ここ、お寺だよね」
と、自分がお寺に来ていることに気づきました。
仏様をたっぷり拝んでおきながら、今更何言ってるんだこいつ、と思われそうですが、実は私、ここに来たのは室生龍穴神社だけに行くことが目的でして……、ここに室生寺があるということを忘れてました。
バス停から道なりに歩いていけば神社に行けるみたい、くらいの考えで、何も考えずに人の波に流されて歩いて行って入っていったらお寺だった……と。
あれっ、ここ神社じゃないよね。神社行かなきゃ、と思ったのが、次のバスが出る30分ちょい前。しかも調べてみたら、ここから神社までは少し距離があります。
今から行ってみて歩いて帰って……と考えると、神社への滞在時間は5分あるかないかです。
どうしよ……。
金堂の中で急に焦りだす私。
バスを一本ずらそうかとも考えましたが、次の12時台はバスがありません。13時まではさすがに……。今日は他にも予定を立てているし。諦めてこのお寺だけにしようかな。
でも……すぐ来られるわけじゃないだろうし、ここで行っておかなきゃ!と、金堂を後にします。
あーなんて粗忽な……と、よくよく計画を立てたつもりでザルだらけの自分に呆れますが、でもそこはそれ、もしかしたらこの特別拝観中の仏様たちに「折角だから、見ていきなさい」と、お誘いいただいたのかもしれない、と、都合よく考えることにしました。
本当に、何故ここまで気づかなかったのか、我ながら不思議です……。いくら私でも、普段そこまでボケてはないはずです……たぶんおそらく。
そんなことがありましたが、実際、ここの仏様たちに会えてラッキーだったと思います。特別拝観が見られなかったら、ここに来た意味は半減するなと思うくらい良かったです。
焦りつつも、とりあえず本堂まではしっかり行ってきました。
お寺を出て、超速足で神社まで歩きます。10分くらいですかね。広い道路の横を歩いて行きます。
日差しがまぶしくて暑かったので、神社に着いた頃には汗だらだらです。
神社に着く少し前から、杉だか檜だかのツンとした匂いがしてきました。
この神社の創建は不明みたいですが、こちらもかなり昔からあったようです。
この神社、境内に入ると、とても清々しい気分になれます。
清々しいを通り越して、強力に浄化されているような感じです。
そういったことがよくわからない私でも「なんかここすごい!?」と思うくらいの、何かがあります。
室生寺には人が結構いたのに、この神社には誰もいませんでした。
このエネルギーに満ちた場所を独り占めです。
鳥居をくぐって拝殿までの空間に、四角く切り抜かれたように明るく日差しが差し込んできて、そこに立っていると強いエネルギーに自分が漂白されていくような気がして、この場所なんかすごい!と、感じました。
ここの龍穴が桜井識子さんがおすすめの、素晴らしくパワーのあるスポットということで、本当は行きたかったんですけど……。
またいつか来ます。
バスが来ちゃう!と、慌ててもと来た道を引き返しました。
90円でした。皮が今川焼(私が言う今川焼とは「御座候」というお店を基準にしてます)よりは、ふわふわしている感じです。
1時間という短い間の滞在でしたが、なかなか充実した観光でした。
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