長谷寺は奈良の中でも有名なお寺の一つです。長谷寺は古くは藤原道長や紫式部、清少納言なども参詣したのだそうです。その創建は古く、奈良時代だろうと言われていますが、詳しいことはわからないのだそうです。長谷寺のご本尊は、日本一の大きさを誇る木造の十一面観音立像(重要文化財)です。特別拝観中はこの大きな観音様の真下に行って見上げることができるだけではなく、なんとその足に触らせていただけます。
室生口大野駅から二駅のところに長谷寺駅があります。
駅から長谷寺までは徒歩15分と少し距離があり、アップダウンもある道のりです。この日は日差しが強くて、汗をかきながらのお参りでした。
駅から長谷寺までの長い道の間には、お土産屋さんや食べ物屋さんなどが並んでいました。
入館料は500円で、ご本尊の特別拝観が1,000円なのですが、セット券だと1,300円と少しお得になります。私はそのセット券を購入しました。
仁王門の先には、長い階段が続いています。
階段途中にある枝垂れ桜に心が癒されます。枝垂桜って本当に綺麗ですよね。足を止めてうっとりと見てしまいます。
階段の一段一段が緩やかなので、ゆっくり上っていけばそんなに疲れはしません。
中間の登廊を上ったところにある、蔵王堂。
独鈷を撫でさせてもらいました。
ここまでくると、本堂はすぐそこです。登廊はそこそこの高さがあるのですが、日差しを遮ってくれる屋根がついているので、気持ちよく上がることができました。
本堂は国宝になっています。清水寺みたいな舞台造りで、この写真の左側に行くと崖の上に舞台のようにせり出しています。
眺めがいい~!気持ちいい!!舞台からの眺めが素晴らしくて、いつまでも見ていたくなります。
「大悲閣」と書かれた下にはお賽銭箱があり、そのずっと奥にはご本尊の観音様が見えます。
ご本尊の観音様とつながった手綱を触ることができます。
私も手に挟んでお参りさせてもらいました。
本堂と観音様の間に、石敷きの土間(通路)があって、そこから観音様を近くに見ることができます。
もっと超近くで見られるのは、この特別拝観です。
入口にお姉さんがいて、五色の紐で編んだブレスレットをくれます。それからカメラはきちんと持って(撮影はNG)、リュックは前になど、しっかりと指導が入ります。(荷物が多かったので……)
それもそのはずで、観音様がいらっしゃるエリアは狭いです。
ほの暗い部屋の中に少しの証明があって、観音様を浮き上がらせています。
観音様のいらっしゃる空間が狭いので、こんなに近づいていいの?!というくらい観音様の真下に行けます。
それだけでもう、ほえーーーっと、すごいものを見させてもらってるなぁと口があんぐり開くわけですが……。
大きすぎて上は良く見えませんw
「わー、これが識子さんが言っていた、人間がかわいくてたまらない観音様なんだ~!」と、見上げていたのですが、真上過ぎてすぐに首が痛くなってきます。真下過ぎて顔がよくわかりませんw
他の人も「これはすごいな~」と感心しきりに見上げていました。
土間から見た方が、ご尊顔は拝しやすいです。でも、こんなに近くで見ることができるのは、とてもありがたいです。
足に触れさせていただけるということで、いいのかな、触っちゃって……観音様嫌がったりしないかな、と、ちょっとドキドキしながら触らせてもらいました。
ご本尊に触らせていただくなんてめったいない(というかまずない)ありがたい体験をさせてもらいました。
本殿の土間から観音様を眺めていたら、外陣に人がいっぱい入ってきて、誰かの供養が始まったみたいでした。
そっかー、観光客が多いとはいえ普通にお寺だもんね、と、少しそのお坊さんたちの様子を見させてもらってから、帰りました。
枝垂桜も綺麗でしたが、秋の長谷寺も見てみたいですね。次は秋に来たいです。
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