登山初心者がチャレンジ!標高1,252m!大山阿夫利神社本社に参拝登山

登山初心者がチャレンジ!標高1,252m!大山阿夫利神社本社に参拝登山

外出は控えめにというご時世。人混みのところには行けませんよね。
それなら登山すればいいんじゃない!人口密度は全く持って高くない、空気もいい、最高!
と、いうことで、全く登山経験のない私が、大山阿夫利神社のある丹沢大山に登ってきました。下社から上社までの登山は、初心者でも挑戦しやすいコースとなっています。
ほほう~。それなら、特に運動してないけど、私でもいけるんじゃない?
と、高を括り、後日数日間激しい筋肉痛に悶え苦しむことになった様子を、どうぞご覧ください。

大山阿夫利神社には何度か訪れていましたが、頂上(1,252m)まで登ったことはありませんでした。
いつかちゃんと上まで登って本社で神様にご挨拶したいなーと思っていましたが、今回ようやく!行くことができました。

いつもはケーブルカーに一番近い(といっても、遠いですが)、市営の駐車場に停めますが、平日なのに満車でした。
仕方ないので、その斜め前にあるタイムスの駐車場に停めました。でも、平日ならこちらの方が市営の駐車場より安いかもです。(いつの間にか料金が上がっていく市営駐車場)

参道に入る前のところに、おじちゃんが座っていました。
「持っていくといいよ!」と指差すところに、色んなパンフレットが置いてあったので、「おおやまめぐりルート観光ガイド」という水色のパンフレットがあったので、そちらを一部もらいました。(参道入り口にこんなにパンフレット類が置いてあるのを見たのは、初めてです)
地図など持ってきてない人は、もらっておくと、登っている時に役に立つと思います。

参道わきの売店を冷かしつつ、長い石段を登ってケーブルカー乗り場へ。
いつもは空いていたケーブルカーですが、今回は立っている人がいました。
この時期で、出かける場所がなくて神社などに来ているのかな。

ケーブルカーの中

写真で見るとこの程度ですが、実際見るとものすっっっごい急です。
最大傾斜25度くらいあるとかで、分度器で測れば25度って大したことないように感じますが、実際に見るとかなりヤバい角度です。転がり落ちたら、下まで真っ逆さまだと思います。

まずは下社で神様にご挨拶し、拝殿の右にあるご神水を空のペットボトルに詰め、登山口の手前でセルフお祓いをし、お守りをもらってから登山開始です。

大山阿夫利の山の標高は1,252m。ケーブルカーを使って下社まで行くと696mの高さまでショートカットできるので、だいぶ楽になる……はずです。頂上までの所要時間は約90分とのこと。

一応インナーはウールの長袖とステテコみたいなやつを履き、登山用のシャツにトレッキングシューズに杖……といった格好はしましたが、経験は皆無に等しいです。
周りの人たちを見ると、本格的な格好をしている人もいるし、ジャージにトレーナーみたいなラフな格好の人もいます。見ている限りだと、若い子はジャージ、中高年はちゃんとした格好、って感じでした。

ルートはパンフレットをご覧ください。

ルート

このルートの1→10までを行きます。

拡大

さて、初心者の私が行きますよーー。
頂上は28丁目です。
門をくぐった先に立ちはだかるのが、これは絶壁なんじゃないのかという、急峻な石段……。

いきなり急な石階段

これを登りきるだけで、息も絶え絶えになりました。
最初っからこんなので、この先大丈夫なんだろうか……という不安を抱きつつ、先へ進みます。

夫婦杉

登りはじめて比較的すぐのところにある、夫婦杉です。
階段などになって整備されているところは少なくて、登るのが大変です。

こんな感じ

それでも登る人は多くて、道もできていて、迷いそうなところには標識も立っているので、ここで迷子になるということはまずないと思います。

しかしですね、ずっと登りっぱなしなので、足に来ます。
登るのも降りるのも、もう少しゆっくりなペースでできればよかったのかもしれませんが、一緒に行った人がどんどん先に行くので、ついて行くのに必死でした。

牡丹岩
天狗の鼻突き岩

丸く空いてるのが、天狗が鼻でつついてあけた……ということですが、私が想像してみたら、天狗の鼻の方が折れました。

このあたりで15丁目。あとまだ13丁目あります。

周りを見れば、若い子たちが軽々と登っていきます。小さな子供を連れた家族も、楽し気に登っていきます。
あかん……こんなに疲れてるの、自分だけやん……。
そんなこんなでなんとか20丁目。

富士見台という場所からは、綺麗な富士山が眺められました。

いい眺め~!
冬みたいに空気が澄んでたら、もっと綺麗に見えるんでしょうね。

そしてようやく28丁目。
「あー……鳥居が見えるーーーー……」
最後のあたりはもう、足が思うように動きませんでした。
大きく一歩踏み込んで登らないといけないところとか、はぁはぁ言って登ってました。(というか、道中息を切らせてなかったことはないです)

鳥居をくぐった先には

張り紙

裏側に行けば富士山が見られるようです。

売店と授与所

横には売店と授与所があって、山頂でご飯を食べることもできます。神職さんの方はいらっしゃらないようで、山頂の御朱印は下社の授与所でもらうことができます。

こちらが本社

一瞬、家かな?と思ってしまう建物ですが、中を覗くとお賽銭箱や鏡などがあります。
こちらで祝詞を上げてご挨拶。祝詞を唱えていたら、外からヒューっと風が吹き込んできて、汗だくになった身体を涼しくしてくれました。
本社まで来たのだからと、横にあった御神籤も引かせてもらいました。

ご神木「雨降木」

この木の下のベンチで、持ってきたおにぎりをもぐもぐ。
眺めのいい場所で食べるご飯は、また格別です。
この辺りからだと、江の島など下社から眺められる景色をもう少し上から見るような感じです。

裏側にも行ってみました。

奥の院にはシャッターが
大山山頂

右側に海が見えますね。
もう少し先に行くと、

東京を一望

まっ平らですねー。もっと空気が澄んでいたら、何が見えてたんだろう?
こちらはこちらで、いい見晴らしです。この景色をおかずに、お弁当を食べている人も立ちもたくさんいました。
そしてトイレを抜けた先には、富士山を眺めるベストスポットがあります。

いい景色~!丹沢連山の向こうに顔を出す富士山。こう見ると、富士山ってやっぱり一番の山ですよね。

帰りは鳥居をくぐらずに、行きとは違う道を通って帰ります。
こちらは一応整備された階段が続いていて、楽かなーと一瞬思いましたが、休めそうな場所もなくただずっと階段が続くし、しかも土と木の階段なので、土がごっそりえぐれている階段があったりして、こちらのルートから登ってくるのも結構きつそうだなと思いました。

しかもこの階段、下りの足に来る!
足がガクガクなのに階段を降りるのめっちゃ辛い!!
力を抜いたら転がり落ちちゃうけど、足に力を入れるがとてもとてもしんどい!!!
おまけにちょこっと悪くしていた膝が痛くなり始めたりと、もう一回登った方がマシなんじゃ……と、地獄の行程でした。
しかも、結構遠回りするので、歩きます。

なかなか見えてこない見晴らし台……。

やっと着いた見晴らし台

見晴らし台というだけあって、左手に景色を望むことができますが、頂上から見た絶景に比べれば……まぁ。

しばらく休憩した後、下社に向かって歩きます。
途中で「二重社」摂社がありました。狛犬……ではなく、左右に龍が見張っています。

二重社

龍の見る先には、滝があります。

古来より、この滝で禊が行われていたのだそうです。
また少し歩いて行くと、特に表示はありませんでしたが、しめ縄を張られた木がありました。

ご神木

更にしばらく歩き、ようやーーーく、下社の下にある売店の横に出てきました。

売店の横に出てきた……ということは……。下社まで石段を登らないといけません。
元気な時でも「ここの石段結構あるなー」と、息が切れるのに、この足が上がらない状態で、またあそこまで登らないといけないとか!
途中で立ち止まりつつ、必死に上ってようやく下社前に到着しました。

登り始めてから約3時間40分。最大心拍数見たら180近くてびっくり。いやこれ、大丈夫なの……w

戻ってきたよーー

ようやく念願の「大山頂上本社」の御朱印をもらうことができました。
持ってきた空の2Lのペットボトルにご神水を詰めて、ケーブルカーに乗って下の駐車場まで戻ります。

帰り。あれほどヘトヘトになった登山だったので、車の中で疲れのあまりものすごい睡魔に襲われるんじゃないかと思っていたのですが……。
眠たくなる要素の渋滞などにも巻き込まれたにもかかわらず、最後まで元気でした。
なんだろう?山の神様のパワーを一杯もらえたからでしょうか。

帰ったその日から、太ももなど尋常じゃない張りを感じていて「これは明日から地獄だ」と覚悟していました。
案の定翌日から、ものすっっっっっごい筋肉痛で、階段一段降りるのにも声が漏れそうに。太ももも結構ひどかったけど、それよりふくらはぎが悲鳴を上げてました。いや、悲鳴どころじゃないですね……絶叫を上げてました。

情けないですねー我ながら。ちょっとと山登りしただけで、ボロボロですもん。
次は筑波山あたりに登ってみたいと思います。

神奈川観光カテゴリの最新記事