水上温泉のくつろぎ宿【旅館みやま】

水上温泉のくつろぎ宿【旅館みやま】

みなさんはある日突然無性に
「温泉に行きたい!!行きたいったら行きたいっっ!!!」
と、いても立ってもいられなくなる時はないでしょうか?

そんな衝動に突き動かされて、水上の旅館みやまに行ってきました。
選んだ基準としては、じゃらんの評判が4.8(これを書いてる時点)と、ものすごくよかったのと、googleの評判も4.4(同上)なかなかよくて、しかも懐に優しい宿(一泊二食14,300円/一人)だったので、ここに決めました。

水上インターを降りたら10分くらいで着くこのお宿。
その途中に、チーズタルトのお店「ジャック・ザ・タルトファンタジー」があって、なかなか美味しいらしいということで、まずはそこに立ち寄ります。

ジャック・ザ・タルトファンタジー かわいいw
いろんなタルトがいっぱい!

買ったのは、定番中のド定番のチーズと、はちみつチーズ、抹茶を購入。
イートインもできるぽいけど、テイクアウトして、宿に着いたらさっそく食べようと思います。

今回の宿はこちら。

旅館みやま

宿の中に入ると、スリッパが三足、私たちの人数分並べられていました。
すでに今日泊まるお客さんたちは、チェックインを済ませていたみたいです。

荷物を持ってもらって、案内された三階のお部屋はこちら。
エレベーターは建物の規模にしては、大きめで立派でびっくり。外の景色も見られるエレベーターでした。

「赤城」のお部屋

トイレと洗面が、入り口側ではなくて窓側にあるという、珍しい造り。

洗面
反対にトイレ
ウェルカムお菓子
浴衣やアメニティ(フェイスタオルと歯ブラシ)

冷凍庫のついてないミニ冷蔵庫の上には、氷水のポットが、テーブルの上にはお茶セットがありました。
ドライヤーはなかったような。ドライヤーは温泉の脱衣所に、一つ備え付けられています。

部屋は隅から隅まで綺麗に掃除されていて、快適に過ごすことができます。
灰皿が置いてあったので、喫煙できるみたいですが、部屋に入った時煙草の臭いは感じませんでした。
部屋には黒電話があったり、レトロな雰囲気が漂います。
立派なガスストーブもあって、12月の水上において威力を発揮してくれました。

チェックインしてまずは、先ほど買ってきたチーズタルトをいただきます。

箱もこれまたかわいい
タルトもかわいい!

私はチーズタルトを食べたのですが、タルト地が思ったよりしっかりしていて、サクッッサク。程よい甘さで、ペロッと食べられます。

その後、宿のすぐ近くにある「育風堂精肉店」「garba cafe バームクーヘン専門店」に行ってみました。
育風堂精肉店では、生ハムとオーソドックスなソーセージ(ゲルダーレンダー)と、サルシッチャを購入。
バームクーヘン専門店では、お土産用にカットされたバームクーヘンを購入しました。

家に帰ってからハムやソーセージは食べましたが、サルシッチャがとってもジューシーで美味しかったです。パキッと噛むと肉汁じゅわっ、みたいな。
ソーセージはともかく、生ハムにリン酸塩が入ってたのがちょっと残念だけど。

ちなみに、バームクーヘン専門店の方も、原材料名のところにバターより先にショートニングが書かれてました(バターよりショートニングの方が使ってる量が多い)。前述のチーズタルトもファストスプレッド使ってるみたいだったし、食べ物に気を使ってる人には、ちょっと…かもです。

さて、話を戻して、旅館に戻って。
食事前に湯あみです。
温泉は少し階段を上りますが同じ階にあるので、楽に行くことができます。

温泉は、内湯+露天、内湯、家族風呂とあって、家族風呂以外の二つは、時間で男湯女湯切り替わります。
家族風呂は、空いていればいつでも入ることができます。

内湯+露天、の内湯
露天は凹の形

露天は細いです。入れて最大四人かな。内湯は広いです。
口コミにも書いてあった通り読んでいた通り、露天はかなり温いです。そして内湯は熱め。
私は多少熱いのも平気なのですが、一緒に行った熱いお湯に入れない人は「露天は温すぎで、中は熱すぎる」と言ってました。
入れない熱さではないのですが、私も長くは入れませんでした。
もう少し温度が低いと、気持ちよく長く入れるのになー。

こちらは内湯のみのお風呂

水上の温泉らしく、お湯は無色でさらりとしています。お湯に浸かりながら肌を撫でると、少し引っかかる感じ。

家族風呂

気になったのが、お風呂は一応かけ流されているもの、湯舟の下に吹き出し口があったこと。
お風呂の入り口には「かけ流し」と書いてあったけど、まさか循環ろ過…!?
と思って成分表を見たら。

成分表(クリックして拡大できます)

温度を一定に保つために循環してるけど、ろ過はしてないぽいです。ろ過してないから、一応かけ流しといえるのかな?そのあたりの定義は、よくわからないけれども。

とにもかくにも、身体はホカホカに。ふー、さっぱり。
お風呂の反対側には、マッサージチェアがあって、無料で使うことができます。親切!

自由に使えるマッサージチェア

ところで、この旅館。廊下にはずらりと絵が飾られています。部屋にも飾られています。
綺麗なお花の絵や、人物、風景。そして何故か小渕さんが書いた「平成」の文字まで。大きなアメジストのクラスタードームも飾られてました。
なので、飾られているものを鑑賞するのも、楽しいかもしれません。

そしてお待ちかねの夕食。
夕食は二階でいただきます。

二階にはこんな囲炉裏も
夕飯~!

お品書きがなかったので、覚えてないところもありますが…。
上の写真が前菜になります。左上のイカといぶりがっこをクリームチーズであえたものが、新鮮でした。右下は湯葉です。
ゆでた落花生もおいしいですよね。

今回のお酒は、飲み比べにしました(2,800円)。
一人分で2,800円か、飲み比べにしては高いなーと思ったら、三種類全部四合瓶で出てきたので、全然高くありませんでしたw

谷川岳
利根錦
水芭蕉

地元のお酒を飲めるのはいいですね。
この辺りのお酒は、辛口のが多いのかな。どれも個性があってすっきりしてても違う味なのが、楽しいところです。

こちらは豚しゃぶ 白湯なお味
お刺身

お刺身はマグロとボタンエビ、後ろは鹿肉の刺身!
鹿肉ってお刺身にできるんですね。味は臭みがなくて、さっぱりヘルシーな感じで、ごま油ベースのタレとよく合います。

岩魚かな

山間の旅館の定番、岩魚です。
その次に運ばれてきたのが…

リンゴのグラタン!

リンゴを丸ごと器にして、その中にグラタン!
焼きリンゴとグラタンが一度に両方楽しめます。熱々でリンゴはホクホク。
こういうインパクトのあるものもいいですね。

カボチャと舞茸とエビの天ぷら

そういえばエビの天ぷらって、旅館で出てくるのってちょっと珍しいかも。

〆の炊き込みご飯とお吸い物

ご飯が出てくるころには、お腹は結構いっぱいに。
そしてデザートの果物たちの写真は、撮ったつもりで撮り忘れてました…。
ごちそうさまでした。

そして朝食。

朝ごはん~

ずらりとおかずが並んでいます。煮物が嬉しい。
右にある納豆ですが、袋に密封されてるタイプです。初めて見ました。
朝からこのボリューム!美味しかったです。

ご飯の後に休憩して、最後にもう一度お風呂に入ります。チェックアウト直前まで、お風呂に入れるのがいいですね。
身体をぽかぽかにしてから、チェックアウト。

一緒に行った元飲食勤務の人に言わせれば、この値段でおしぼりが紙だったことや(これが意外と重要らしい)、お品書きがなかったり、(この値段で)牛肉が出ないことなど、天ぷらも山の中の宿だから山菜が出てくるのかと思ったら、エビやカボチャだったなど、結構辛口でした。水上のお酒じゃないけれど。

じゃらんの評価がよすぎたから、それをそのまま信じて行くと、あれっ?と思うかもしれないですが、そういう過剰な期待を抱いて行かないのであれば、まあいいんじゃないのかなと。
温泉を楽しんで、田舎のごはんを楽しんで…と、お値段的には比較的気軽に行くことができる宿ですので、肩ひじ張らずにのんびりできる宿だと思います。

谷川岳にとても近い宿ですしね。谷川岳登山の前泊や終わってから利用するのにもちょうど良さそう。
今年は行けなかったので、来年こそは谷川岳に登りたいです。

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