秋の九州温泉めぐり2 黒川温泉が大人気の理由とは!?【黒川温泉 湯めぐり】

秋の九州温泉めぐり2 黒川温泉が大人気の理由とは!?【黒川温泉 湯めぐり】

翌朝。本日は朝8:22に通町筋から出る九州横断バスに乗って、黒川温泉に向かいます。
なので、ホテルの1階で早めの朝ご飯を。
ホテルの朝ご飯と言えば、定番和洋食バイキングですよね。

品数は多かったのですが、朝からそんなに食べきれないので……(;´∀`)
母は私よりもがっつり、美味しい美味しいと言いながら、ご飯を食べていました。切り干し大根やお芋の味噌煮みたいなものが気に入っていたようでした。

8時ごろにチェックアウト。部屋も綺麗だったし、ご飯悪くなかったし、コスパのいいホテルです。評判がいいのも納得ですね。
通町筋のバス停に向かいます。日曜の朝ということで、アーケードもご覧のとおり人影もまばらです。

バス停でバスを待ちますが、その間も普通の路線バスや長距離バスがガンガン停車します。
ぼんやり待っていると、目の前を路面電車が走っていきました。

路面電車といえば都内でも荒川線が走ってますが、私の生活圏内では目にすることがないので、実際走っているのを見るとわくわくしちゃいます。(´∀`) 待っている間頻繁に通り過ぎて行ったので、熊本の足として活躍しているんでしょうね。

九州横断バスが来たのでキャリーバッグをバスの下の荷物入れに入れてもらおうと思ったら、ないから座席の足元に入れてと言われてびっくり。下にないならないで、熊本空港からのリムジンバスのように、座席の一部がトランク置き場になっているのかと思ったらそれもない。結局一人で2シート使って、横にバッグを置きましたが……満席になったらどうしようとひやひやしたけど、席には結構余裕があったので一安心。これって……今回はいなかったけど、大きなトランクの人はどうするんだろ……。( ・ω・)

11時ごろに黒川温泉に到着。キタ – .∵・(゚∀゚)・∵. – ッ!!
黒川温泉。さまざまな泉質の湯が一つの地域に出るのは珍しく、各旅館はその特色を生かした温泉を提供してくれます。まさに温泉を楽しむためにあるような場所ですよね。

バス停には、宿からのお迎えの人もちらほら。
当初は、チェックインまでにはまだかなり時間があるので、旅館組合の事務局のロッカーに荷物を預けて、それから湯めぐりしようかなぁと予定を立てておりました。本当は、荷物だけ先に宿に預けてそれから湯めぐりをするのがいいんですが、今回泊まる「山河」は、黒川温泉の一番端っこにあるので、そこまで往復するのは大変なのです。
そしたら宿泊前日にかかってきた山河さんからの電話で、湯めぐりをするなら荷物だけ先に預かりに来てくれるとのこと!
素敵!わざわざ荷物のためだけに来てくれるなんて、素敵すぎです!!
しかも、湯めぐりの手形とタオルも用意してくれました。Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
あまりに親切な宿側の対応に、泊まる前からこの宿はいい宿に違いないと確信しました。

バスを降りると山河の方がマイクロバスで迎えに来てくれていて、荷物だけ預かってくれるのかと思いきや、旅館組合事務局、風の舎まで送ってくれるとのことヽ(´ー`)ノ
15時にチェックインするつもりでしたので、その頃電話をくれれば、またこの風の舎に迎えにきてくれるそうです。ありがとうございます(*´∀`)

荷物も軽くなって、風の舎を覗いてみました。

観光案内の窓口の反対側には、黒川のグッズが売っていて、庭の方ではネコちゃんたちがお食事中でした(´∀`)
ちなみにこのあと、茶トラは一番手前のネコにちょっかいを出して怒られてました。

それでは早速湯めぐりをしましょう、と、入湯手形を片手に黒川を練り歩きます。
この入湯手形は風の舎や各旅館で1つ1,300円で購入できて、3つの各旅館の立ち寄り湯に入ることができます。
黒川温泉全体が一つの宿と言われるのは、この入湯手形があるからです。

まずは「こうの湯」に。少し中心地から離れたところにあるので、歩いていきます。
雨がざあざあ降ってきて、メッシュの靴があっという間に中まで水浸しになって非常に気持ちが悪かったです。今思えば、こんな靴じゃなくてレインシューズを履いていけばよかったと心から後悔しました。折角この日のために新調した靴が、まーったく使い物になりませんでしたヽ(`Д´)ノ

急な坂を上ったところにある「こうの湯」さん。

落ち着いた佇まいです。
受付で入湯手形にスタンプを押してもらい、奥にある森の湯に。

こちらのお湯は単純泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)で、お湯はほんのり濁って薄く緑色をしてました。
こちらの露天風呂、普通のタイプの大きな露天と、立ち湯があります。女性の立ち湯は深さ130㎝、男性は162cmあるのだとか。
立ち湯と大浴場の両方入ってみましたが、立ち湯の方が若干温度が高めでした。大浴場は広いので、自分の好みの温度の場所に移動すればいいと思います。

この温泉、これが100mg入っていると美肌効果が高い、と言われるメタケイ酸が、なんと250mgくらい入っているとのことで、お肌にもよいそうです。私的には、250mg入っていてもあんまり気づかないです……。500mgくらい入っていると、さすがに気付くのですが(;・∀・)
ここの売りは、なんといっても「加水加温一切なしの、正真正銘の源泉かけ流し」であることでしょう。もちろん消毒なんて論外です。
これは、温泉好きな人にはたまらない殺し文句。こんな言葉を聞いたら、ふらふらと吸い寄せられてしまいますよね。私もその一人です。
新鮮な温泉を楽しみたい方は、ぜひ行かれてみてはいかがでしょう。
場所が中心地から外れているせいか、訪れる人もそんなに多くなく、のんびりとお湯につかることができます。

その後は黒川荘に行こうと思いましたが……靴が濡れてあまりにも気持ち悪すぎたため、風の舎に戻って雪駄を購入して履き替え。20度に満たない気候の中、雨が降りしきる中を裸足で歩くことにしました……。
天気がよかったら、歩くのも気持ちよいだろうになぁ……とテンションを下げながら、他の観光客と一緒に細い道を下っていくと、入湯手形がいっぱいかけられている地蔵堂を発見。

皆さん、また来られたらいいなという思いで掛けているんでしょうかね。私はいつか全部制覇できる日が来るんじゃないかと、手形は持って帰りました。(`・∀・´)
更にその道を下ると、今度は何とも風情のある場所に出ました。

いかにも温泉街!という情緒たっぷりな景色。浴衣が似合いますね。
写真では誰も移ってませんが、このあたり、そこそこ往来があります。外国人観光客もけっこう見かけます。
黒川には泊まらないけど、自由時間で入湯手形を使って楽しむツアー客の人もいました。

この写真の背後には、こんなパティスリーがあります。

色々美味しそうなものが売っていましたが、シュークリームを買って食べました。
甘さ控えめでおいしい!
夢中で食べていたら、あまりにカスタードがいっぱい入っていて、カバンにぼとっとこぼれました……(ノД`)

それからようやく、黒川壮に向かいます。
こちらもすこし中心部から離れていて、ちょっとわかりづらい場所にあります。が、岐路ごとに案内版がありますし、黒川壮は人気で往来が多いためなんとなく見当がつきます。坂のところで連続で雪駄が脱げて、向こうから歩いてきたおばあさんに心配されました(;^ω^)

橋を渡ってたどり着いた黒川壮の入り口。

入口からしてもう「いい温泉に来た!」という、気分になります。
建物は和風なのですが、中に入るとレトロな雰囲気があっておしゃれです。

立ち寄り湯は、露天と内湯があって、新しくて綺麗です。内湯はちょうどいい温度ですが、露天はかなり熱めです。
お湯はうすーく濁って、ほんのーり青いかな?という綺麗なお湯です。泉質は単純泉(ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉)ということで、内包成分の多さゆえか、同じ温泉でもいろんな表情を見せてくれるお湯になっています。
ただ自然を生かした風情という点については、あまりないかも。
宿泊客専用のお風呂には風情があるようなので、こちらは泊まりに来るのがいいかもしれませんね。

お風呂から出て、休憩室で一息。

ここもレトロ感があって洒落てますが、トイレの洗面台が陶器でできていてこれまた洒脱なものでした。センスいいですね。

こうの湯にもありましたが、こちらにも炭のストーブが。
雰囲気ありますね。ヽ(´ー`)ノ

立ち寄り湯、最後は風の舎の近くまで戻ってきて、湯本荘に。

暖簾をくぐるとこんな感じ。暖かい雰囲気で迎えてくれます。宿の床もピカピカと磨かれていて綺麗でした。

こちらの露天風呂はあまり広くなく、脱衣所もとても狭いです。
泉質は硫化水素泉で、加水ありの掛け流しです。こちらもうっすら濁っていました。
お風呂に入ると、ぷーんと鉄の匂いがします。温度もちょうど良い加減。ε-(´∀`*)ホッ
露天の裏には竹藪があって、その後ろを川が流れていて、風情がありました。
黒川の町やお風呂には、もみじがよく植えられていて、もう少ししたらきっと美しい紅葉で人々の目を楽しませてくれるんでしょうね。

3つもお湯を廻っていると、結構な時間が経っていました。
そろそろ15時なので風の舎に戻ると、山河の方が待っていてくれてました。まだ電話してないのにありがとうございます(・∀・)
ここまで色々と気を配ってくれるなんて、流石黒川温泉のお宿です。びっくりです。
これからマイクロバスに乗って宿泊予定の宿に向かうのですが、それはまた長くなるので次回に。

今回の湯めぐりは、「こうの湯」「黒川荘」「湯本壮」と、源泉かけ流しの泉質重視で選びました。
特にこうの湯は加水もなしなので、本当の掛け流しを味わうことができます。
行く前に、「山みず木」や「新明館」もちょっと考えたのですが、山みず木は雰囲気は素敵らしいのですが、泉質がいまいち不明なこと、新明館は今年のGWに行った人が、あそこはあんまり……それに、自分が行った時は韓国人観光客の子供たちがうるさかったと言っていたので今回は外しました。
おそらくこの二つは、外国人観光客にも有名な宿だと思いますから、そちらに集中するのではないかなと。
私が入った3つの宿では、どこも外国の方は見ませんでしたね。黒川壮あたりは、ひょっとしたらと思いましたが。

黒川の街を歩いてみて、小さな一つの街が本当によくまとまっているのには驚きました。
自然に溶け込んでいる街の雰囲気が本当に素敵です。商売っ気を前面に押し出していない感じも、好感が持てます。(某温泉地だと、ある通りは、通るたびにまんじゅうを押し付けられそうになるので、だんだんその道を通るのが億劫になったりするんですよね……でもそこが一番近道だという。まあ、草津の中でもあそこだけが特殊なんですが)
黒川温泉のみなさんは親切で、立ち寄り湯の利用であっても、嫌な顔をせず対応してくれるところもいいですね。
ハード面が素敵なことはもちろんですが、それだけでは人は集まってきません。
最近ぼちぼち色んな旅館に行って思うのは、やはりまた来たいと思わせる最大の要素は、ソフト面、人の気配りやサービス面だなということです。
素晴らしいハードも人の温もりがなければ、まったく輝かないのです。上質なハードがあり、そこに人のおもてなしの心が加われば、観光客はどうしたってその魅力を、その居心地の良さをもう一度味わいたいと思い、リピーターになるわけです。なってしまうわけです。

押しつけがましくなく、訪れる人を和ませ楽しませることができる、適度に静かでのんびりとした風情も楽しむことができる温泉地。
なかなか、こうした温泉地は他にないと思います。
このあたりが、黒川温泉を人気No.1になった秘訣なんでしょうね。

もちろん私も、もう一度来たいと思いました。(・∀・)

 

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