何度でも訪れたくなる温泉地、黒川温泉の素晴らしき湯めぐり

何度でも訪れたくなる温泉地、黒川温泉の素晴らしき湯めぐり

黒川温泉。私の大好きな温泉です。ぼちぼちいろんな温泉街に行っておりますが、ここほど素敵なおもてなしを感じる温泉街はありません。町全体が温泉街を盛り上げていこうとしているのが伝わってきます。周囲には歓楽街など一切ないので、町の雰囲気も落ち着いていて居心地がいいです。また黒川温泉は泉質が豊富で、湯めぐりでいろんな泉質を楽しむことができます。

仕事が新しく変わって、仕事は忙しくないのですが精神的に何となく落ち着かない日々のmariです、こんにちは!
別府の後は黒川です。黒川は一年半ぶりの訪問でした。
別府から直通の高速バスは朝8時くらいに一本出てるきりなので、そちらを使って黒川に行きます。
10時半過ぎには黒川温泉に到着します。

バス停に着くと、色々な宿の人たちがそれぞれに迎えに来てくれています。
私たちは今回「のし湯」に泊まることにしていたので、宿の方が迎えに来てくれていました。
早速バンに乗って、宿に連れて行ってもらいます。チェックインは2時からということなので、荷物を預けて湯めぐりをすることに。湯めぐりは、木を輪切りにしたスタンプ台(1,300円)を購入してそれを見せると、3つまで各宿の外湯に入れるシステムになっています。山みず木(という旅館)に行きたいと言ったら、送迎バスの出る時間の書いた紙をくれました。

のし湯さん
趣があります

このころまだ少し寒くて、外のいろりに火が入っていました。そこに座っていたら宿の人が、取ってきた葉っぱをくべてくれて、これいい匂いがするんですよ~と言っていました。
また私たちが一生懸命宿の写真を撮っていたら、その方が、宿の石畳に水を撒くと、石が黒くなって見た目がよくなるんだそうで、定期的に水を撒いているんだそうです。写真撮影の時も必ずするそうです。
こういうお話をしてくれるだけでも、ちょっと嬉しくなりますよね。黒川温泉ってこんな感じなんですよね。本当素晴らしいです。

まず第一の湯めぐりは、「山河」に。
この「のし湯」は黒川の中心部にあるのですが、「山河」は端っこにあります。(そして全く反対側には「山水木」があります)
私は前回黒川に行った時に「山河」に泊まったのですが、宿泊客には送迎バスが出ておりますが、湯めぐりにはありません。よって、車のない人は歩いていくことになります。
バスに乗っててもちょっと距離があるなー、と思ったところを歩いていくわけです。

ま、時間も十分ありますし、みんな歩くのに抵抗ない人たちだったので、そこは散歩がてら歩いていきます。
まずは、パティスリー麓にいって、ハイキングに必要なシュークリームを購入します。

外はサクサクなかはトロリのシュークリームです。言わずもがな美味しいのです。

道中には、綺麗にお花が咲いているところもありました。

別府では満開を過ぎて散り始めていた桜も、こちらではまだこのようにちょうど見ごろでした。

こんな感じであちこちをぶらぶら見ながらだったので、山河まで40分以上かかりましたw

山河

ここの宿も本当にいい宿です。

こちらは混浴露天風呂 もやいの湯
女性専用露天風呂 四季の湯

泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉。
ほんのりと濁っていて、この横を小川が流れています。
歩いてきた疲れをここで癒します。前回来たときは雨の中入ったので、晴れは嬉しいです。

山河には宿泊客が使える内湯があるのですが、そちらは単純硫黄泉です。
そちらのお湯も、またいいですよ。

休憩スペース

山河は目を引くオシャレさとかはなくて、旅館全体の佇まいも、自然になじんでいて、落ち着く~といった感じです。私はこういった鄙びた宿が大好きです。

そしてまた歩いて黒川中心部まで戻ってきて、今度はさっき言った「山みず木」に行きます。
反対から反対です。でも今度は、お漬物屋さんの前から送迎バスがあるので、それに乗っていきます。
道の途中で、運転手さんがバスを止めて、歩いている人に「山みず木」に行きますか?と声をかけ、乗せてあげていました。
スルーしないでちゃんと声をかけるとか、こういうところもすごいなぁって一人で感心してました。

山みず木に近づくと、まず目に入ってくるのが姉妹館の「深山山荘」の8つの離れです。
友達が「すごい!泊まりたい~」とそれを見ただけで、はしゃいでました。
確かに雰囲気がとてもよさそうな感じで、私も泊まってみたいと思いましたw

「山みず木」

湯めぐりの人たちはここののれんをくぐらずに、右手に回って奥にある喫茶店で受付をします。すぐこの反対側にお水が湧いていて飲めたりします。

湯めぐりはこちらから

写真の左下に、この喫茶店の看板猫ちゃんがいました。

どうにゃ!

きりりとした居住まいで、看板猫の貫禄がありありと窺えます。友達が撫でくりまわしていましたが、その愛撫を堂々と受けておりました。

こちらの中は撮影禁止なので撮れませんでしたが、内湯と、大きな露天がありました。露天の横には川がザーザーと流れております。山河はちょろちょろとした小川でしたが、こちらは普通の小川です。
そしてここの建物がレトロでオャレなのです。
友達たちは「うわー!ここの宿泊まってみたい!」と大興奮。
若い子たちには、こういった造りの方が受けますねw
温泉は少し熱めで、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(中性低張性高温泉)だそうです。お湯は透明で、湯の花が舞っておりました。

帰りのバスを待つ間に

黒川中心部に戻ってきたころには、とっくにチェックインの時間は過ぎていたので、まずチェックインをして浴衣に着替えてから、本日ラストの湯めぐりに行きます。

「美里」

ここは前二つと違って、中心地にあるいかにも普通の感じの宿です。
友達がどうしても濁り湯に入りたい!というので、こちらに入ることにしました。

こうやって一つずつ効能を解説してくれるのはいいですね。
読むと長湯したくなります。

こちらが女性の露天。
日によるのかもですが、この時はあまり濁ってませんでしたw
それよりも、お湯が熱い~!
先に入っていったおばさま方も「熱いわー」と言ってました。
お湯は良かったので、もうちょっと入りやすい温度だと嬉しかったです。

3つの湯めぐりを楽しんで、「のし湯」に戻りました。
次回は、たくさんのお風呂が楽しめる「のし湯」の紹介です。

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