もてなされるとはこういうこと！人、食事、お湯のどれもがパーフェクト【お宿のし湯】

黒川温泉には、泊まってみたい魅力的な宿が多くて悩みます。
本当は、一週間くらい黒川を泊まり歩きたいくらい。でも実際は一泊です。
悩み抜いた末、今回選んだのは「のし湯」さんです。
宿も素敵なことはもちろん、ここの温泉のご飯が美味しいということで、それもかなりの決め手になりました。

やっぱり、いい宿に泊まったのに、ご飯はいまいち……が、一番がっかりしますからね、私は。
そんなわけで、のし湯の宿についてです。

この宿は色んなところが手作りで出来上がっている宿だそうで、そのおかげかとても味があって温かさを感じる宿です。

今回は、半露天風呂がついている「霧」の部屋に泊まりました。

私が一生懸命部屋の写真を撮っている中、友達たちは部屋をあちこち開けたり閉めたりして大興奮。
「うおーーすごい！」
「ここ、いいねぇ！」
の声が聞こえてきます。

入ると左にお風呂と洗面台とトイレ、右にはミニキッチンとリビング、その奥が小上がりになって和室があります。

友達は早くも畳に寝そべって、ゴロゴロし始めました。そのくらい、居心地のいい空間です。
いつでも入れる温泉が部屋にあり、部屋はアメニティも整っていて快適です。本当に一泊ではもったいない宿です。

: くつろぎの空間

: 半纏も用意されてました

: ミニキッチン

: 冷蔵庫の中

: 温泉について

: 宿について

部屋にあるお風呂のほかにも、男女の内湯があり、外に出れば上の図のような温泉があります。
たくさん～！あるので、制覇するのは大変ですｗ

: 内湯入り口

: 内湯脱衣所

この番所から先は、温泉天国です。

番所の中に、今空いている家族風呂のカギが置かれているので、それを取ってお風に呂向かいます。

「こなら」も、大体これと同じような造りになってました。
お風呂に置かれている丸太に首を乗せて、寝湯を楽しむこともできます。

こちらは深くて、座ることができません。が、端っこに段差があるので、そこに腰掛ければ一応座ることもできます。
座れない分、上につかまれる用の竹がぶら下がっていたりします。
普通のお風呂と違うので、ちょっと楽しいです。

いや何も見えませんねｗ
ここ、すごーーく熱くてあまり入れませんでしたｗ
日によったりするんでしょうが、私が行った時は、内湯が一番ぬるく、この露天風呂が一番熱かったです。

上から眺め下せる露天風呂。
外の風に一番当たれる家族風呂で、気持ちいいです。
滞在中、力の限りお風呂を楽しみました。
家族風呂のエリアには、飲める温泉や、温泉の蒸気で蒸された卵があります。

: 飲泉できます

: 1つ50円

温泉に入ってのどが渇いた～という人には、フロントの横でお茶のサービスがあります。水出し緑茶みたいなのが、とっっっても美味しかったです。そのほかにも、宿の一角に談話室があり、コーヒーなどが自由に飲めます。

また、夜になると2FにあるラウンジNAYAでお酒などが飲めます。セルフバーみたいな感じになってました。

好きに取り出して飲めます。自己申告制です。

そして、お待たせしました。ご飯の紹介です。
私は食べる前からとても楽しみにしてました。

その前にまずはお酒を選びます。

そして、まず最初の一品がこちら。

いきなり！いきなりこれでもかという素材がでてきました。
フォアグラとか雲丹ととかキャビアとか！
贅沢なものを乗っければいいってわけじゃなくってよ。なんて思いつつ口に運んでみたら、おいしい……。
料理を作る方も、よくこんな組み合わせを思いつくものですね。

彩もとてもきれいです。味付けも上品でおいしい。見ても味わってもよしな、前菜です。

そら豆のすり流しがかけられています。うまく味付けられていて、見た目も美しいです。

金粉がかかってるー。お刺身の鮮度もよくて、マグロは口の中に入れたらじんわりと脂が広がる美味しさでした。

他の人たちは牛鍋ですが、私はお魚に変えてもらいました。
牛鍋食べていた友達も、お肉が柔らかくておいしい！と喜んで食べてました。

またこれもお椀を開けると、おっ、綺麗だなとおもうような一品。
桜エビともち米のお饅頭の中は、蕗味噌でほんのり苦くておいしかったです。

炊き込みご飯大好きなんだけど、もうこの頃にはお腹がいっぱいで、一口しか食べられなかったー。残念。
よく最後に白いご飯が出てきますが、白いご飯とお漬物だけだと、そんなにご飯が食べられないので、ここが炊き込みご飯になっていると、私はとても喜びます。
しかもここの炊き込みご飯は、ほどよく薄味にしてあるので、お漬物にも合う白いご飯のようにも食べられますし、炊き込みご飯として味わうこともできます。こういうところも、うまいなぁって思いました。