秋の九州温泉めぐり3 全てがちょうどよく気持ちいい宿【旅館 山河】

秋の九州温泉めぐり3 全てがちょうどよく気持ちいい宿【旅館 山河】

マイクロバスに乗って山河へ。
他の宿と比べて、結構離れています。歩いていくのは、ちょっと気合を入れる必要があります。天気がいいならいいお散歩になるかもしれませんが、雨の日はちょっと大変ですね。

黒川荘の入り口も素敵だと思いましたが、山河も木々が深く茂っていて、とーーっても素敵。(´∀`)
森閑とした木々の中に、ひっそりと見える母屋。黒川の秘湯ここにありです。

日本秘湯を守る会の提灯が存在感を放ちます(・∀・)

最近大好きなんですよね~。個人的に今年マイブーム旋風を巻き起こしております。「日本秘湯を守る会」の宿。
ここもその一つです。黒川だと、新明館もそうですね。

係の方がハキハキとお出迎えしてくれます。チェックイン時に、貸切風呂も入れるということで、六尺桶風呂を予約しました。
案内されたのは西館の馬酔木(あせび)の間。ここから露天風呂までは近くて便利です。年配の仲居さんが、丁寧に案内してくれました。

八畳の和室と広縁のオーソドックスな和室です。
広縁はゆったりと作られていて、洗面台と流しがあります。

ティッシュ入れがかわいい。アメニティもしっかり。ケース付きの歯ブラシなんて初めてです。
ドライヤーはハイパワーのドライヤー。これが女性には嬉しいのです(・∀・)

三角パックの緑茶が完備。
そして窓の下には、川のせせらぎが。

いいですねー(´∀`) 窓のすぐ外には楓があったので、これも色づいたらまた、素晴らしい眺めなんでしょうね。

湯めぐりで散々温泉に入ったけれど、ここでまた宿のお風呂に入りに行きます。
こちらの露天風呂、宿のすぐ横にあるのですが、廊下などでつながってないので履物を履いて外に出ます。
貸切の露天風呂や露天風呂がありますが、一番奥の露天風呂が女湯、手前の露天風呂は混浴になります。

こちらの露天風呂は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉で、ほんのり濁って薄く青というか緑の色をしています。すぐ横には川が流れていて、雰囲気抜群!温度も熱くもなく温くもないちょうどいい。
木々に囲まれて静かな空間。これで雨が容赦なく降ってなければ最高だったのに(ノД`)
極楽極楽~(´∀`)
こちらのお湯……しばらく浸かっていると……
めちゃくちゃ身体がポカポカしてきます!

あれー??今までだってたくさんナトリウム-塩化物泉に入ってきたけれど、こんなにポカポカしてくるものだっけ??硫酸塩泉って血行がよくなったりするんですかね?ポカポカどころかあついーーー!ι(´Д`υ)アツィー
今日入ったどの立ち寄り湯よりも、身体が温まってます。
心臓がバクバクしてきたので、あんまり長風呂できずにあがっちゃいました(´ω`)

その後はお待ちかねの食事!キタ――(゚∀゚)――!!
部屋食ということで、先ほどの年配の仲居さんが程よいタイミングでお食事を運んできてくれます。

見てください!このオシャレなあしらい!並んだ旬菜はどれもおいしいっ。
見た目も楽しめて味もおいしい。和食って本当に素敵です(´∀`)

折角だからお酒も頼まないとねヽ( ´ー)ノ 
ということで、微発泡のビオワインを頼みました。ちなみにここの飲み物、全体的にお値段は良心的です!ヾ(*´∀`*)ノ

フルーティーな感じで飲みやすかったです。というか、一人で2/3くらい飲んでしまいました……。

次はお造りです。奥は馬刺し。手前は中央から時計回りに、こんにゃく、マス、カンパチです。
お刺身用のお醤油は、とろっとちょっと甘いようなお醤油でした。

煮物椀。玉子豆腐、焼き茄子、大黒シメジ、ゴボウなど。あっさり一息ε-(´∀`*)

そして焼物!何のお魚だかわかりますか!?
岩魚?鮎!?
いえいえ。なんとこちらは山女です~!
渓流の女王と呼ばれる山女!!釣るのが難しいお魚ですよ。養殖も最近はできるみたいですが。
身はクリーム色。岩魚はもっと白いですよね。そしてやっぱり、岩魚よりもおいしい……。(*´Д`)

そのあとに出てきたのはこちら。蕎麦万十。餡も美しいっ。
中にレンコンなどが入っていて、味付けと触感がとてもよかった。おいしい~!

阿蘇の赤牛ステーキです。左下の丸いのは零余子(むかご)。
私はお肉がだめなので、このお肉の代わりに、厚揚げが出てきました。
肉の代わりに厚揚げ……( ・ω・)モニュ?

そして、次の玄米茸鍋の写真を撮り忘れた……(ノД`)シクシク
その後ごはんと、デザートのウーロン茶ゼリー&梨が出ました。

ワインもほとんど自分が飲んで、かなりいい感じに出来上がってました。

美味しかったし、量もちょっと多いけど、頑張って食べるほどでもないちょうどよさ。
大体他の旅館だと料理の真ん中あたりで、食べるのがしんどくなってきたりするのですが、本当に絶妙の量でした。こういうの、嬉しいですよね。

ありがとうございました。とってもおいしかったです。
その後仲居さんがお布団を敷きに来てくれていた時に、親に
「ここは日本秘湯を守る会の会員の宿で、その宿は源泉かけ流しなんだよ。いいよねー。でも、箱根には全然ないんだよ、なんでだろうね」
と話していたら、仲居さんが
「箱根は秘湯じゃありませんからね」
とのこと。
なるほど確かに!
その後も、秘湯を守る会のスタンプ帳に、泊まった宿のスタンプ10個たまると、その中の好きな宿に一泊できるんだよいいよね~私もスタンプ押してもらおうかな、と話していたら、仲居さんがさっそくフロントに電話して、スタンプ帳を用意してくれました。
本当に、お気遣いありがとうございます(´∀`)
ちなみに、スタンプを押してもらうためには、朝日旅行を通してか、宿に直接予約じゃないとダメです。
私は不忘閣も、貝掛温泉も、じゃ○んを使っていたため今回が初スタンプになりました。直接予約していたら、今頃三つ集まっていたのに~!

そして寝る前にまたひとっ風呂。
今度は、露天ではなく内風呂「薬師の湯」の方に。
山河は内風呂は単純硫黄泉で、露天風呂とは泉質が違うのです。一回で二つの泉質が楽しめる贅沢!
そんなに広くはありませんが、女湯は檜風呂になっていて、こちらのお湯は少し熱めで体に染みこみます。
硫黄の匂いは、そんなに強くない感じでした。
ほの暗いお風呂に、のんびり浸かる至福の時(´Д`)

あー幸せ。
もっとゆっくりのんびりしていたい~と思いながら、その日は川のせせらぎをBGMに眠りにつきました。

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