【食事編】おもてなしも部屋も素敵で、連泊したくなる宿【湯川温泉 山人 -yamado-】

【食事編】おもてなしも部屋も素敵で、連泊したくなる宿【湯川温泉 山人 -yamado-】

旅館といえばおいしい食事!しかもちょっと良い宿の食事となれば、自然期待は高まります(´∀`)
食事は各建物の真ん中あたりにあるお食事どころでいただきます。
お食事処についたなり、
「○○様、お席はこちらになります」
と、案内されました(゚д゚)!
えー!名前まで覚えてくれてるんだ。しかも、受付にいた人じゃないのに……。
びっくりです。
どうやって覚えるんだろう……?
似顔絵描いてるとか?人相的な特徴で教えあうとか?!まさか監視カメラ……!?!?
などと妄想して一人脳内で盛り上がりました(ノ´∀`*)

席に着くと、こんな感じにテーブルセッティングされてました。

前菜も上品です。鬼灯の実って食べたの初めてかも!

お洒落!そしてその横には、食前酒や、バーニャカウダが用意されています。

食前酒。中の実も食べられますということで食べたのですが……(;・∀・)
山人名物バーニャカウダ

このバーニャカウダですが、ソースはアンチョビじゃなくて岩魚が使われています。
そのためか、普通のバーニャカウダソースよりあっさりしています。でもおいしい!
私はこの生で食べられるコーンにつけて食べるのが気に入りました。コーンの甘みと、あっさりしたソースが絶妙でした。

横には、お品書きが添えられています。

もちろんお酒も頼まなくちゃね!

この「月のセレナーデ」、めちゃめちゃ飲みやすいです。これは危険なワインです。たぶん、ワインを飲みなれてない人でも、ついつい飲んでしまいそうな感じ。
甘口でアルコール度数は10.5度と、ちょっとワインにしては低め。
そんなに食べ物を選ばないテーブルワインですね(´∀`)

食事時間は2時間ほどを見てくださいと言われていたので、のんびりとしたディナーになります。
食事と食事の間を、ワインとバーニャカウダでまったりと埋めていきます。
部屋数も少なくてちょっといい宿だと、大騒ぎする人もいないので、更け行く夜を楽しむことができます。

フクロウが見つめるオトナのひと時
南部かしわのロースト
ホッケとサザエのバター醤油焼き

この南部かしわのローストですが、120日育成した鶏さんだそうです。普通はもっと短い期間で出荷しちゃうんだそうで、こちらの鶏さんはその分じっくり育てたものだとのことでした。
肉以外をお願いしていた私には、代わりにホッケとサザエが出ました。
このサザエのバター醤油のスープが、すごくすごーく日本酒に合う味で美味しかったです。

岩魚づくし

皮をカリッと揚げたものなど、これもまたお酒にピッタリな……。
岩魚って焼くかお刺身が専らですが、揚げるのもありだなぁ……って思いました。

本日のメイン!白銀豚のロースト!!

2Kgの塊を目の前に持ってきてくれて、カットしてくれます。
じーーーっくり焼き上げたこの白銀豚。とーーっても柔らかいんだそうです(*´ω`*)
しかもこれ、なんとお代わり自由です!!
といっても、一緒に行った人は既にお腹いっぱいでお代わりしませんでした。

私がお肉の代わりに出してもらったのはこちら。

じゃーーん!!

キンキです!!しかもスープはスッポン!!
「なにこれ!肉より高そう!自分もこっちがいい!!」
と、一緒に行った人が色めき立っていました。

肉がダメですというと、肉の代わり適当なもの……というところが多いのですが、この山人さんはそういうところに手を抜かないみたいです。
素直に嬉しいです。
そしてやはりキンキはおいしい……(*´Д`) 家ではこんな高級魚は食べられません。

よもぎうどん

よもぎうどんだからもっと緑色なのかと思ったら、そんなに練りこんではいない模様?
この時すでにお腹いっぱいだったので、この量の程よさと、スープのおしさが身に染みましたε-(´∀`*)

デザート

左側はパイ生地のお菓子で、右はマカロンみたいな食感でした。
おいしかったのですが……なにぶんもう……お腹が……。。。

久しぶりに時間をかけた充実したディナーを堪能させていただきました。
食事の雰囲気も良かったし、料理を説明してくれる宿の人がみなさんニコニコと一生懸命説明してくれるので、こちらも美味しく食事を楽しむことができました。
ありがとうございました。

そして翌日。

晴れた~

ようやく晴れてくれました。
こんな気持ちいい天気の中、目覚めの朝風呂は最高です。
程よく冷えている朝の空気と、熱めのお風呂。シャキッと目が覚めます。
この緑いっぱいの景色を見ながら、好きな時にお風呂に入る……。
時間を気にせず、もう一泊できたらなぁ……としみじみ思いました。

ホカホカになった身体を冷ますべく、テラスで涼んでいたら……。

まだ蚊がいるので蚊取りを焚きながら

蝶みたいな蛾みたいなのが、ふらふらとこちらに近づいてきます。
こんにちはーと心の中で挨拶をしつつ様子をうかがっていたら、その蛾は、写真の蚊取りの入れ物に止まりました。
そして周りをうろうろと歩きだし、隙間から中に入ろうとします。
やめときー、中にぐるぐる蚊取りがあるんで。でも、身体大きいから、隙間からは入れないか、と思いつつ眺めていたら、その蛾は無理やり身体を隙間から中にねじ込ませました。

「!!(゚д゚)!」
驚く私。
案の定出られなくなって、更に蚊取りで火あぶりの刑になりかけて、バタバタと暴れだす蛾。
ああもうほら、いわんこっちゃない!と、慌ててふたを開けて、蚊取りを取り出すと、
「あ~びっくりしたー」
と、ほうほうの体で逃げ出して行く蛾。
あの蛾は、何がしたかったんだろうなぁ……。

そして朝ごはん。

渡り廊下に射し込む朝日

今日もお食事処に着くなり「おはようございます○○様」と挨拶してくれました(゚д゚)!
案内された席は、外が見渡せる席でした。

お品書き

朝ごはんにお品書きがついてるところって、初めてです。
しかも右のオプションというのは、一つ選ぶのではなく、いくつでも注文できるみたいです。
私はフルーツジュースと岩魚の一夜干しを頼みました。

ご飯は雑穀米ですが、白米も選べます。
フレッシュジュースは本当に素材そのままジュースにした味で、こういうのいいよね~って味。女の人は喜びますね、これは。

岩魚の一夜干しも、初めて食べるものだったし、生はちみつも、昔おばあちゃんの畑で、集められた蜂の巣の蜜を舐めて以来のものでした。市販の蜂蜜よりさらっとしています。

パンもおいしそうだったから、食べてみたかったんですけどね。
胃袋がもう一つほしくなります。

食後のコーヒー

コーヒーもさすがにいい豆を使ってそうな味でした。
朝食後にコーヒーを出してくれる宿はたくさんあっても、美味しいコーヒーを出してくれる宿は、なかなかありません。
そういった点も、この宿は本当に素敵です……(*´ω`*)

チェックアウトの時も最後までお見送りしてもらって、いい気分で宿を後にすることができました。
部屋も温泉も食事も、何から何まで素敵な、いい宿でした。
今度はメゾネットじゃない部屋に泊まってみたいです。

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