東山温泉のレアな足元湧出の温泉を楽しんだ後は、フリードリンクの焼酎を【くつろぎ宿 新滝】

東山温泉のレアな足元湧出の温泉を楽しんだ後は、フリードリンクの焼酎を【くつろぎ宿 新滝】

福島は各地に有名な温泉地が広がる温泉天国です。温泉好きな私からすれば、福島に住みたいくらいです。
今回取り上げるのは、東山温泉です。会津にある有名な温泉地で「新滝」に泊まってきた時のことを書きます。

自粛自粛自粛ですが、これじゃ身体が鈍りすぎてあかん!ということで、在宅勤務になってからは毎朝ウォーキングを欠かさずにしているmariです、こんにちは。
早く、大手を振って外を歩けるようになるといいですよね。

さて、今回取り上げるこちらの宿。源泉掛け流しなのはもちろん、なんと自噴岩盤のお湯があるのです!

くつろぎ宿 新滝

東山温泉は会津の市街地を抜けて、小高い場所に位置します。
温泉宿は、狭い道に沿って建っています。ナビが不親切で、適当な所で案内終了されたので、千代滝の方に道を聞きましたw
近くには「向瀧」などの有名旅館もあります。新滝と千代滝は姉妹館で、お互いの温泉に入ることができます。

この時まだ寒かったのですが、宿の前に係の人がずっと立っていて、来るお客さんをお出迎えしてました。寒い中、大変ですよね。

私たちが泊まったのは「和スイート」という部屋で、ベッドルームの他に和室12畳がついている、広い部屋でした。

和スイート
窓辺にはソファーも
ベッドルーム
部屋の入り口

やっぱり隅から隅まで綺麗なお部屋はいいですね~。

館内図

このように結構大きな旅館です。

新滝のお風呂

露天の千年の湯は、男性は貸切にしないと入れないのでお気を付けを。
あとで露天の千年の湯に入りましたが、実際は写真ほどすだれを巻き上げてないので(巻き上げると外から見えちゃう)、あまり川べりの景色は見えませんでしたw

広い部屋でゴロゴロしていたいのはやまやまなのですが、夕飯前に千代滝の展望露天風呂からの眺めがよさそうだということで、行ってきました。

宿の人が道を教えてくれますが、新滝から千代滝へは、ちょっと急な坂を上って4分くらい歩いたところにあります。
写真とかで紹介したいのですが、新滝も千代滝も写真NGだったので、HPからの写真を引用させていただきます。

千代滝の展望露天風呂

泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉です。
丁度私たちが入ったのも夕暮れ時だったので、こんな感じの景色を見ることができました。
お湯の中からだと、少し身体を伸ばして見ないといけないですが、眼下に会津の街並みが広がっていました。
露天風呂はそんなに広くないですが、内湯は大きかったです。
写真の手前側には、大きく「あいづっこ宣言」というものが掲げられていました。

あいづっこ宣言

昔、会津藩士には「什の掟」という教えがあったのを、現代版にアレンジしたんでしょうね。いい教育をしてますね。
ちなみにこの昔の「什の掟」の中には「戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ」という項目があります。外で会話もダメなんて……まあ、色に惑わされるなってことかもしれません。

温泉と眺望を堪能してから、新滝に戻ってきました。

新滝のロビー
選べる枕

この宿には、ロビーの横にライブラリーラウンドがあって、フリードリンクがいただけます。

ライブラリーラウンジ
ラウンジ内

新しさとレトロさが溶け込んでいて、オシャレな雰囲気です。

ドリンクコーナー

コーヒーや紅茶の他に、焼酎二種類(麦と米)が飲み放題で、チョコやナッツのおつまみまで用意されています。焼酎は持ち帰ることはできませんが、他の飲み物は部屋に持って帰って飲むこともできます。

時代を感じさせる大福帳もありました
ライブラリーの近くには卓球台も

館内には竹下夢二の絵が飾られたりもしており、古くからある宿のようでした。東山温泉に夢二は三度ほど訪れているとのことです。

そして夕食。
夕食は一階のお食事処に行きます。和スイートからだと、結構歩きますw

長い廊下 途中にいくつも温泉があります
お食事処
お品書き

席に着くとこのようにセッティングされていました。

いただきまーす

福島は米どころ=酒どころということで、美味しい地酒を飲みつついただきます。
一緒に行った人は湯葉好きだったので、厚みのある湯葉に喜んでいました。

こづゆ

会津に伝わる代表的な郷土料理です。優しい味でした。

蒸し物 鴨といえばネギです
ご飯は玄米をチョイス

デザートは……撮り忘れました。お酒飲んでると、段々後半になるにつれ、写真を撮るのを忘れてしまいます……。

量的には、女性にはちょうどいい~お腹いっぱいの量ですが、食べ盛りの男性だとちょっと足りないかもしれません。
味の方は、特筆して「これ!」というものはなかったのですが、普通においしかったと思います。

朝ご飯も会場は同じで、ビュッフェスタイルになります。

お野菜いっぱい
お惣菜も沢山
温活、バーニャカウダ

夕飯と同じく、無難においしかったです。
ただ、どのビュッフェでも、フレンチトーストがあると取ってしまうのですが、ここのは不思議なフレンチトーストでした。卵液にどばっと、パンの中まで浸かってるのをふんわり焼いたフレンチトーストがいいなぁ。
パンナコッタは美味しかったようです。

新滝のお風呂については、写真NGなので細かくは紹介できないのですが、とりあえず全部のお風呂に入ってきました。
泉質は ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、成分もだいたい同じだったと思います。

成分表

お湯はちょっと熱くて、長湯はできないけど寒い時には気持ちいいお湯でした。

新滝の露天風呂

その日は【千年の湯】自噴岩盤の岩風呂だけは、絶妙に気持ちいい温度でした。男の人なら問題ないでしょうが、背の低い人だと、座ると溺れる深さです。下は天然の岩になっていて、そこから自噴しているんですね。私は足元湧出の温泉と聞くだけで、そのレア度ゆえにテンションが上がってしまいます。(横からも温泉が注がれていました)
昔は歴代の藩公の湯だったそうで、それも頷けます。
ただ、足元の岩盤から湧出しているといわれても「そうなの?」と、よくわからないところが多いのも確かです。というか、何カ所かそういうところを訪れましたが、はっきりと「ここから出てる!」とは、分からないものです。
足元湧出ではっきり分るのは、法師温泉長寿館の「長寿の湯」ですね。あそこは、足元からお湯と一緒にぼこぼこぼっと空気の泡が出てくるので、そういうのが好きな人はちょっと感動できると思います。

この日は宿泊客が少なくて、自噴岩盤の岩風呂も独り占めすることができました。至福~。私はそれだけでもう満足です。

チェックアウト後は、会津で有名な和菓子屋さん「長門屋」さんに行って、お土産を購入。
本店に行ったらこの時まだ店舗を工事中とのことで、七日町店のお店に入りました。

綺麗で上品な店内

売られているお菓子も上品です。

アートな羊羹
長門屋といえば「香木実」

オニグルミをあんこで包んだものなので、とても上品な味です。
少しお高いですが、高すぎる値段でもないので、買っていくと喜ばれると思います。

東山温泉に浸かって、会津名物の和菓子をお土産に帰りました。
近くには会津若松城や飯森山などの観光名所もありますし、観て食べて浸かる、と三拍子そろったいい場所だと思います。

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