今日は本当にmariの超雑談です。
バレエとかミュージカルとかを見に行くと、その日は影響を受けてテンションが上がって、どうしてもそのことを書きたくなってしまうという。
ちなみに、バレエにしてもミュージカルにしても、コアなファンというわけではなく、ちょこっと見に行くくらいです。
熊川哲也さん(以後、熊川くん)が好きな母が「このコロナご時世で、上演するのも大変だろうから、ぜひ熊川くんは出ないけどKバレエを応援したい」ということで、Kバレエのドン・キホーテを見に行くことに。
ドン・キホーテ……というと、まず頭の中に浮かぶのが
♪チャーンチャ チャッ チャララララッラーンララッラーン~
という音楽。
これが脳内再生された人は、バレエかなり詳しい人だと思います。私は詳しいんじゃなくて、そのくらいしか知らないだけです。
熊川君のドン・キホーテで真っ先に思い浮かぶのは、ローザンヌのガラコンサートで吉田都さんと踊った場面。(いつの話だよって)
ローザンヌというのは、バレエの新人の登竜門の一つで、熊川くんはそこでゴールドメダルを獲得。今はシステムが変わったみたいだけど、昔は該当する人がいなければ該当者なしになることも珍しくないゴールドメダル。それだけ取るの難しいこの賞を、熊川くんは見事に勝ち取ったのです。
当時、TVで中継されていたのを見ていた記憶があるのですが、当時ローザンヌ国際バレエコンクールのTVの解説を務めていたのがベッシーさんという女性で、この女性、ものすご~い辛口で有名でした。
少女心にも「そこまで言う?」と思うくらいのことを、色々言っていたのを記憶しています。(努力じゃどうにもならないところ(体型とか)で、バッサリ切ったりしてた)
でも、そのベッシーさんが熊川くんのことは褒めててびっくり。
横のアナウンサーの男性は「頭が大きくないですか?(たぶん髪型のせい+身長も高くないからそのせいもある)」とか言っていたけど、ベッシーさんはそれに関しては問題ないようなこと言ってたし、その後も熊川くんのことをほめていたので、あのベッシーさんがほめるなんてすごいなー!と思ったのは覚えています。
で、そのローザンヌで賞を取った人たちが何年かして、その後の成長具合を披露するのが、ガラコンサート。
その時に熊川くんと吉田都さんで、ドン・キホーテを踊っていたのです。
熊川くんが跳ぶと歓声が起こり、最後には、本来ならローザンヌのガラ・コンサートでは禁じられているという拍手喝さいが湧き起き起こったというほどのずば抜けっぷり。
バレエはよくわからないけど、熊川くんはすごい!というのは、昔から知ってました。
Kバレエを立ち上げてからも、白鳥の湖、ジゼル、海賊と熊川くんを見たけれど、熊川くんが跳ぶといつも会場があまりのすごさにどよめいていました。
もちろん、熊川くんがすごいのはジャンプだけじゃなくてピルエットもで、ぐるぐる回り続けている熊川くんに拍手が沸き起こっていました。
……と、長くなってしまったけど、そんな熊川くんが率いるバレエ団のドン・キホーテの上演。場所はオーチャードホールです。
Kバレエのキャストについては全く分からないので、そのあたりは最初からすごい期待していたわけではないですが、なかなか良かったです。
踊れる若手の人が増えてるんだなーって。嬉しいですね。
23列の13席とかだったのですが……。
目の前が男の人で視界の2/5くらいが埋まってましたwww
この写真は手を上げて取ったのでこんな感じに見えてますが、実際は目の前、舞台の真ん中から左半分が見えませんでした。
これさー……母がお金出してくれてたから、まあいいけど、自分でお金払ってこんなんだったらガチ切れるよwwww
舞台の左半分ほぼ見えないとか、ふざけんなw
あーー、そういえば前もオーチャードホールでKバレエ見た時、
「見えねぇぇ!!!」って思ったな~。
前が男の人だと詰みますねー、オーチャードホールは……。マジで見えない。
最前列の真ん中の区画は、座席が前と後ろでジグザクになってるんだけど、それより後ろは同じなんだよねー。
男の人が悪いわけじゃないけど、邪魔だなー!!と心の中で、目の前の男性の頭を刈り取る妄想をしている女性はかなり多いんじゃないかと思います。
しかも結構、カップルで見に来る人とかも多くて、男性率もそこそこあるという。(前より増えた……?)
オーチャードホールって、バレエに関してはホントクソだなーー。
と、観劇中、ずっと私の左半分を覆う黒い頭を見て、思わずにはいられませんでした……。
それがなかったら、バレエ自体はよかったです。
ドン・キホーテって喜劇だし、見ててくすっとするところも色々あります。
舞台中央で踊っているのを見たい気もあるんだけど、右端で貴族の人とドン・キホーテが何やら話しているのとか、そういったマイムが楽しくて、ついついそっちを見てしまったり。(舞台半分が見えないから、そっち見てたという話も)
でもーーー!
キーーー!!!って思ったのが、バレエの最後のきめポーズって舞台の左ですることが結構あるんですよ。
なのに!!
見えないっ!!!!!
最後の最後のとこが見えない!!!!!!むず痒い!
やっぱストレス。
このオーチャードホールのKSがぁぁぁぁっ!!!!!!!
その点四季は新しくなってから(浜松町)、前のに比べてだいぶ見やすくなったような。
最近の舞台は、ちゃんとそういうところ考えて設計してるんでしょうね。
主役の二人は肝心なところでバランス崩したりしてるところもあったけど、でも素敵に踊ってました。片手でリフトするところは、プルプルしてて、はらはらしながら見てたりw
あとは舞台にしては珍しく、キューピッド役のかわいい踊りをする女の子が、最後のポーズの前にどてっとすっ転んでいたようですが、問題ないです。
だって私の目には、全く見えなかったからね!(目の前の黒い山で)
そういうハプニングもあったけど、踊りも綺麗だし演出も面白いし、バレエ見るのもやっぱりいいなぁ……と、久々に思ってしまいました。
バレエじゃないけど、この間は四季のアラジン見に行ったら(たぶん5回目)、ジーニー役が瀧山さんで、やったー!瀧山さんじゃん!瀧山さんならきっと面白いはずっ!と喜んでいたら、今まで見た中で初めてアラジンが大して面白くないと思ってしまった……。
いやーだって瀧山さん、やる気全然ないの、もろバレだったよ。
あまりに長く演じすぎてるからか、夜の部もあるからか体力温存してるのか、それとも単に体調悪かったのかもしれないけど。お客さんを笑わせにかかる部分も、全然面白くなかった。
他のジャスミンとかアラジン役の人は前にも見た人たちで、でもその人たちは張り切って演じているのがわかったから、余計に瀧山さんのダレ具合や手抜き具合が目立ったという。
今までは見終わった後に「また見に行きたいなー」と思ったのだけど、この時ばかりは「もういいか……」と思いました。
まー……四季はほぼ毎日演じてるけど、バレエは年中演じてるわけでもないから、そういう部分でも違うんだろうけど、それにしてもKバレエを見て「これならまた、見てたいなぁ」と思えた舞台を見られたのは嬉しかったです。
四季のアラジンがそんな感じだっただけに。
そしてなんとなんと!
私たちの数列前に、赤いオーガンジーのドレスを着たすらりとした女性が座ったのを見て、母が
「あれ、中村祥子さんじゃない?」
と。
私は中村祥子さんの顔をしっかり覚えていなかったのですが、前回Kバレエのクレオパトラを見に行ったのは、何を隠そう中村祥子さんの踊りを見たかったからでもあります。
その中村祥子さんがちょっと前にいる!!!
そういえば、確かに目元とかそんな感じかも!
母だけじゃなくて、気づいた人は気づいたみたいで、私の周りはざわついてました。
顔も美しかったけど、髪も周囲の人たちと比べて、とってもつやつやしてて綺麗だったな~。
祥子さんが見られたというおまけもあって、なかなか楽しめたバレエ観賞でした。
目の前が2/5見えなくてこれなんだから、しっかり全部見えてたらもっと感動できたんだろうな~と思うと、そこはかなり残念な所ではあります。
オーチャードホールで席を取る時は、座席表とにらめっこして、取り方には本当に注意した方がいいと思います。(今回は生協からの注文だったので、座席指定できなかった)
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