【秋の箱根旅2】明治の文豪にも愛された温泉旅館・萬翠楼 福住

【秋の箱根旅2】明治の文豪にも愛された温泉旅館・萬翠楼 福住

今回泊まった旅館・萬翠楼 福住は、重要文化財に指定されている宿ということで、建物自体にも非常に趣があります。そしてこの宿には、昭憲皇太后、有栖川宮熾仁親王、木戸孝充、井上馨、伊藤博文、福沢諭吉、市村羽左衛門、尾上菊五郎、河竹黙阿弥なども泊まったそうです!(・∀・)

まさに歴史の一部にお邪魔させていただいてるような!
フロントに飾ってある「萬翠楼」の文字は、木戸孝允が書いたものなんだそうですので、お泊りになった際は、ぜひぜひご覧ください。

さて、遅ればせながら……そして投稿するのが遅れに遅れて冬になってしまったのが申し訳ないmariです、こんにちは!

ということで、萬翠楼 福住さんに泊まってまいりました。

フロント横には、こんな喫茶スペースがあります。

宿は、明治棟萬翠楼、明治棟金泉楼、昭和棟がありますが、今回は明治棟金泉楼の12号室に泊まりました。
金泉楼はこの写真の喫茶スペースのすぐ左に入り口があるのですが、なんとその入り口は分厚い「蔵」の入り口なのです。もともと蔵だったのを、お部屋にしたんですかね。

室内はこんな感じで、THE旅館といった趣です。

いい雰囲気の広縁。ここの窓から、お正月には駅伝が見られるそうです(´∀`)

和室8畳+7.5畳+広縁です。
食事の後、向こうのお部屋に、お布団を引いてもらえます。

その他お部屋の様子はこちら。

古いけど、きちんとお掃除されています。
部屋からトイレや洗面までは、普通の宿より距離があります。夜の一人トイレは、ちょっとドキドキしちゃうかも!

まずは大浴場に。こちらの旅館も、時間で男女入れ替えがあるので、両方のお風呂を楽しむことができます。
こちらのお風呂はどちらとも大きな内湯と、5人くらい入れる露天があります。
お湯はアルカリ性単純泉とシンプルなお湯ですが、自噴で毎分100リットルはでるそうです!
鮮度の高い温泉のお湯を贅沢に使った温泉はさらりと肌にとても気持ちよく、ゆっくり入ることができます。

お湯を楽しんだ後は、お待ちかねの夕食(*´∀`)
仲居さんはもう齢70を超えていらっしゃろう方でしたが、丁寧におもてなししていただきました。本当にありがとうございます。

季節感があって素敵(*´Д`)
栗とか白子とか、秋ですよねぇ。秋最高!

お刺身。鯛とかマグロとか色々(*´∀`*)
白身のお魚って上品な味で、こういった旅館に似合いますよね。

そしてなんと!見てください!!
分かりますか??浮かんでいるあのカタチ……。
松茸の土瓶蒸しです!_|\○_ヒャッ ε=\_○ノ ホーウ!!

秋尽くし!!!

そしてメインの国産黒毛和牛の陶板焼き。

お肉がだめな私にはこちら

アワビ!!
まさかアワビが出るとは思ってませんでした。ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
バター焼き美味しい~。

そしてこちら、ゴマ豆腐。
たーーーーっぷりのペイスト状にしたゴマとすりごまを、お餅みたいな柔らかいゴマ豆腐につけていただきます。
仲居さん曰く、こちらが大好物なお客さんもいらっしゃるとか。
確かにこれは他ではなかなか食べられない、ゴマ好きにはたまらない逸品です。

そしてまだまだ続く、美食の行列。

ご飯が茶漬けというのは、お腹いっぱいのところでも、さらさらといただけて嬉しいですね。

ところでお食事はこのお盆で出されたのですが、このお盆、27代運慶作とかで、かれこれ100年以上も使われているのだとか。(゚д゚)!
じゃあ、手入れも大変ですね、と仲居さんとお話したら
「そうなんです、食洗機は使えないので、全部手で拭いているんですよ」
と、笑って話されておりました。歴史のあるものだと、そうなっちゃいますよね。

そしてデザート!
バニラアイスグレナデンソースがけ、パンプキンパイ、クルミゆべし、羊羹などなど。
まさかこんなに色々でてくるとは思わなかった!女の人には嬉しいですよね。
そして美味しい!!
お腹いっぱいでも、美味しかった。

これは食べきれなくても、テーブルに残してくれるので、あとでゆっくり味わって食べることができます。

はち切れそうなお腹を抱えたまま休んで、翌朝はまた大浴場に。
ここのお風呂は人気なようで、いつも誰かお客さんが入ってました。気持ちいいものね(*´ω`*)

そしてあさごはーん。

朝からこんなに!
ホントいつも旅館のごはんはフードファイトですね(;・∀・)

昨日の仲居さんが部屋に運んでくださいました。夜は着物でしたが、朝は作務衣姿で、へーこの旅館は時間で衣装チェンジするんだ~と、ちょっと新鮮でした。

チェックアウトまでの間に、今度は部屋のお風呂に入ってみたのですが、これはこれでまたよかったです。
一人でのんびり温泉に入れるというのも、やっぱりいいものですよね。
昨日も一回入っておけばよかったな~♪
とか、思ってみたり。

時間ぎりぎりまでのんびりして、チェックアウト。
のんびりできましたー(´∀`)
今回担当していただいた仲居さんのおばあ様が、とても気さくな方で、色々と声をかけていただき、お話しすることができました。
仲居さんのお仕事はやはりそのお歳だと大変なようですが、でも人と話すのが好きなようで、生き生きと仕事をしていらっしゃいました。
こんな風に、歳をとってからも元気に働けたりするのって、いいなぁ(*´ω`*)

良かったところ

  • 歴史ある建物だけあって、そういった情緒を感じられます。また、部屋もいい感じにレトロで、そういうのが好きな方は、のんびり落ち着くことができると思います。
  • 食事は食材は良かったけど、味はもうちょっとはっきりしていた方が私の好みでした。デザートは予想外に美味しかったです。

気になったところ

  • とくにはないかな。

ホテルをチェックアウト後も、まだすこし強羅の箱根美術館に紅葉を見に行き(まだ完全に紅葉してませんでしたが)、強羅公園のCafe Picでカレーとパンシチューを食べて帰りました。
公園のカフェだからそんなに期待してなかったのですが、市販のものではなく手作りのようで、おいしかったです。特にカレーおいしかったなぁ(´∀`)

以上、箱根の秋を十分に満喫できた旅行なのでした。

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