美肌効果抜群!圧倒的メタケイ酸の老舗旅館【鳴子温泉・旅館すがわら】

美肌効果抜群!圧倒的メタケイ酸の老舗旅館【鳴子温泉・旅館すがわら】

温泉成分表を見る時に、私が真っ先にチェックする項目があります。それは保湿成分の「メタケイ酸」。
今回は女性には特に嬉しいメタケイ酸たっぷりの温泉に浸かってくることができましたので、こちらの宿について書いていきたいと思います。

今回の旅行先でも、めでたく末吉を引いたmariです、こんにちは!今日も元気に平常運転!(自棄気味)
さて、いつもよりも遠くまで足を伸ばして、鳴子温泉まで行って参りました。
鳴子温泉は、福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保温泉とともに奥州三名湯に数えられています。
日本にある11種類の泉質のうち、9種類が鳴子温泉にはあり、これだけ豊富な泉質が集まる温泉郷というのも、なかなか貴重なものです。

出発は朝の9時前。東北自動車道をひた走ります。
流石に宮城県は、とーーーーいです。しかも鳴子温泉は宮城県の中でも、岩手や秋田、山形に近い場所にあるので、東京から行くとなると、結構な距離になります。

安達太良SA

お昼になってたので、2Fのレストランで昼ごはん。

伊達鳥五目わっぱ 豚汁付き(1,340円)
鴨そば(1,340円)

豚汁の具にじゃがいもがゴロゴロ入っていて、じゃがいも好きな私にはいい豚汁でした。
味の方はSAのレストランなのでそこはお察しですが、まあ美味しかったです。
爪楊枝でつついて取り出す羊羹って、小学生の頃以来かなぁ……(*´Д`)

本日の宿、鳴子温泉 旅館すがわらに到着したのは14:30。この宿はチェックインがちょっと早いのです。

横にはコーヒーメーカーがあって、宿泊者は無料で飲めます。

誰もいなかったので、フロントの横にあるベルを鳴らすと、宿の人が出てきてチェックインの手続きをしてくれました。
通されたお部屋は、2Fなのですが、この宿は少し入り組んでいて、お風呂場も三か所に散らばっているので、温泉を制覇しようとすると、館内をあちこち動くことになりますw

今回泊まったのは203号室でした。

10畳の和室

お部屋は綺麗です。禁煙喫煙の区別がないので、ちょっとタバコのにおいがしました。慣れてしまえば、そう気にはならないですけれど。

アメニティも一揃いしっかり用意されています。
資生堂のクレンジング~乳液までセットのものが用意されてるのが、嬉しいですね。

無料のwi-fiもありました。

館内はこんな感じ
たくさんあるお風呂!貸切風呂は空いていれば自由に何度でも!!

お茶を飲んで一息ついて、お風呂に行きます。
まずは2Fの貸切風呂に。2Fは半露天で、1Fは内湯になっています。どのお風呂も泉質は同じです。

左側の貸切半露天
右側の半露天風呂

この旅館すがわらの温泉には美肌成分のメタケイ酸が豊富に含まれていて、この数値が100mg以上あると「美肌の湯」といわれます。しかしこのすがわらでは、そのメタケイ酸がなんと498.6mg!もはやほとんど500mg!!
これだけメタケイ酸が豊富に含まれている温泉は、かなりレアです。
泉質は、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性アルカリ高温泉。もちろんここの温泉は、全て掛け流しです!循環などというものは、ここには存在しません。(*´∀`*)
お風呂は少し熱いですが、気持ちいいです。上の方が熱くなっているので、浴槽の横にある棒でかき回してから入るといいと思います。

メタケイ酸の温泉で有名な、湯布院の「束ノ間」や「泰葉」は手を入れた瞬間ぬるっと化粧水の中に手を入れたような、まとわりつく感覚がありますが、ここの温泉はそこまでの感覚はありません。ただ、ちょこっと……するかな?くらい。
しかし美肌の温泉にはかわりなく、翌朝お肌がツルツルしてました(*´Д`)

極楽極楽~♪

至福の瞬間です(´∀`)
温泉最高っ!特にお外を見て風に当たりながら入る温泉って、本当に気持ちいいです。

貸切風呂の手前には、大浴場の「摩天の湯」があります。こちらは20時までは女性、その後は男性に入れ替わります。

「摩天の湯」脱衣所

見てください!このお湯の色!!

ほんのーーり、白く青く濁ったお湯。これがすがわらブルーといわれるものですね。この、ほのかなブルーのお湯が見たかったんですよ(*´∀`)
お湯のコンディションで青みが変わるようですが、今回貸切風呂も含めて、一番青く見えたのはこちらの大浴場でした。貸切風呂は、みんな透明でした。おそらく、貸切風呂のように湯船が小さくて回転の速い新鮮なお湯だと、そこまで色が出ないんじゃないかと思います。

もう一つの貸切ではないお風呂「美肌の湯」は、建物の一番端っこの上まで上がった場所にあります。こちらは20時までは男性、その後は女性になります。

「美肌の湯」露天

写真ではわかりませんが、よーくみると、こちらもほのかーーにブルーでした。

内湯

どこもお風呂場は清潔で、大浴場にはシャンプーやリンスも何種類か用意されています。
部屋数もそこそこあるのに、貸切風呂も含めお風呂がたくさんあるせいか、大浴場でもほとんど人と会わなかったし、貸切風呂もかち合うことなど全然なくて、入り放題でした。

成分表 クリックで拡大できます

1階の貸切風呂ですが、行く途中に旅館の事務所の横を通るので、コソコソ通っていくことになりますw(別にコソコソしなくてもいいのですが、なんとなく気分的に)

こちらも二つの内湯の貸切風呂があって、私は左の広い方に入ったのですが、私が入った時には、ここがいちばん長く入っていられそうな温度でした。(体感41度くらい)

そしてごはん!
時間になると、お部屋まで持ってきてもらえます。
リーズナブルなお値段の宿なのに、思った以上にしっかりしたごはんがててきました。

たくさーん!
お品書き

こちらはお肉ですが、私の分は海鮮にかえてもらいました。(´∀`)

ステーキの代わりの海鮮鍋
こちらは仙台牛!

宿のHPから予約するとチェックイン時にいくつか選べる特典があって、私たちは日本酒それぞれ一合にしました。
熱燗と旅館のご飯は相性ばっちりです。

メニューは旅館のメニューなのですが、市販のものではない部分の味付けは家庭の味っぽいところがあって、それがローカルな宿を感じさせてくれて、ほっこりします。

食後にお夜食まで持ってきてくれました。

食べたかったのに、お腹いっぱいで食べられなかったのが心残りです(ノД`)

そしてこちらは朝ごはん。

朝からこのボリューム!
ちなみに私はこの真ん中の、温泉卵の左にある食べ物が気に入りました。
しっかりしたはんぺんを揚げたみたいなもので、美味しかったです(*´∀`*)

食後にお風呂に入って、ふらふらと館内を歩いていた時のこと。
フロントから2階に上がったところの横に、マッサージチェアが置いてある空間があるのですが……。

壁にかかっているものが

石ノ森章太郎先生の原画がしれっと並んでいます……!

おー!すごーーい!っていうか、こんなところに飾られてていいのですか!?
私はちょっとこの世代ではないのですが、それでもテンション高くなってしばらく眺めていました。
ドンピシャな方は、ぜひ見られて昔を思い出すとワクワクできると思います。

鳴子温泉の旅館すがわら。なかなか面白い宿です。
そして何より、ここの温泉!!メタケイ酸たっぷりの温泉に、好きなだけ入っていられるという贅沢。
素敵な旅館です。
しかもお値段もお手頃価格。これだけ温泉に入れて、ご飯もいっぱい出て、一人12,000円くらいです。
鳴子温泉に立ち寄った際は、ぜひ行かれてみてはいかがでしょう。

 

温泉DATA

【泉質】ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性アルカリ高温泉
【PH】8.7
【効能】神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進、動脈硬化症・きりきず・やけど・慢性皮膚炎

アクセス

【車】東北自動車道古川ICより29Km(国道47号線)JR鳴子温泉駅より徒歩約10分。
【電車】JR東北新幹線古川駅乗換、陸羽東線鳴子温泉駅下車、タクシー2分

公式サイト:伝統の宿 旅館すがわら

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