母との会話で「最近祐ちゃん（元劇団四季のトップスター山口祐一郎さん）どうしてるのかな～？」という話が出て、レベッカのミュージカルに出ているので、観に行ってきました。
劇団四季にトップスターはいないということになっておりますが、まちがいなく当時の四季のトップスターだった祐ちゃん。最後に祐ちゃんを見たのは、日生劇場でのジーザスクライストスーパースター。
調べてみたら、1994年というから今から25年前の話でした……。
25年！？((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
四半世紀前！？？！
そりゃもう歳を取るはずです……（´ω｀）‥ﾄﾎｰ
宿とか神社とかの記事の合間に、観劇が時々混ざるmariです、こんにちは！観劇と言っても、私も母も四季が好きなので、大抵は四季のミュージカルの記事になります。今回は違いますが。
さて、会場はシアタークリエです。
最近は目の前の宝塚劇場とか、横の東宝シネマに行ったりしていましたが、シアタークリエは初めてです。
私が行った時のキャストは「マキシム」はもちろん山口祐一郎さん、「わたし」役が平野綾さん、「ダンヴァース」役が保坂知寿さんです。
祐ちゃんと保坂さんなんて、昔から四季が好きな人にはたまらない組み合わせですよね。
話のあらすじはめちゃくちゃざっくり言って、
お金持ちのマキシムは海難事故で美貌の妻レベッカを亡くし、傷心中に「わたし」と出会い結婚したけど、幼いころからレベッカにつき従ってきたメイド長のダンヴァースは、新しい女主を快く思わない。「わたし」を追い出そうとするダンヴァース。そんな中、沖で起こった海難事故を機に、レベッカの死に再び焦点があてられて、レベッカの死の真相が暴かれる。
という話です。
「わたし」役の平野綾さん。初めて見ましたが、歌上手いですね～。生粋のミュージカル女優なのかと思ったら、最初からそういう経歴でもなくてびっくりしました。
そして保坂さんのダンヴァース。これはもう、さすがとしか言いようがありません。
さすが元四季の女優さん。歌唱力は言うまでもなく素晴らしいです。そしてめっちゃ迫力ある演技！「わたし」をこれでもかという位、いびり倒します。
そして祐ちゃん。
登場してからなかなか歌うシーンがなかったのですが、いよいよ歌い始めました。+（0ﾟ・∀・） + ﾜｸﾃｶ +
……（ ＾ω＾）ﾜｸﾜｸ
…………
…………ﾟﾟ(∀) ﾟ ｴｯ?
………………………………ﾟﾟ(´･ω｀･)ｴｯ?
…………( ﾟдﾟ)……？
何言って（歌って）るのか聞こえない……（´ω｀）
どうしたの祐ちゃん！？声が全然出てないよ！？
声を張り上げるところはもちろんわかるけど、小さく歌う時にこそ技量が出るものだと思いますが、何言ってるんだかわかりません……。音程も怪しい気が……。
他の人たちが身体を使って声を響かせている感じがするのに、なんというか祐ちゃんは身体の表面からしか声を出してない感じで全然声が響いてこない……。
まさかこれも演技！？？
いやでも、普通たとえば死にかけの人の役でも、歌う時ははっきり歌うよね……。
大丈夫かな……と、色々心配をしながら観てしまいました。
やっぱり四季の時ほどトレーニングしてないんだろうなぁ……。一方の保坂さんは見事なままだけど。
あんまりこういうこと言いたくないけど、全盛期（？）の祐ちゃんを知っているだけに、これはちょっと……ひどい……。
幕間になりました。
私「祐ちゃん……なんかさ……ちょっと……」
母「最初、何歌ってるのかわからなかった」
私「あ、やっぱり？歌怪しかったよね」
母「そうだよね。よかった、私だけじゃなかった」
云々と言う会話が繰り広げられました。
お互いにジーザスの時の祐ちゃんが最初で最後の記憶だったので、これは衝撃でした。
舞台が終わって、大勢の人がスタンディングオベーションしてたけど、私的にちょっとそこまでは……。
平野さんや保坂さんは素晴らしかったです。
正直、聞かなきゃよかったなぁ……という気もしなくもなく。思い出は美しいままに……。
あと、二人が別々の歌詞を大声量で歌い上げるシーンがいくつかあったのですが、聖徳太子じゃないのでお互い何言ってるのかごちゃごちゃになって、ただうるさいだけでよくわかりませんでした（´ω｀）
そーいえば、四季だとそういう演出、記憶にないかも。聞き取りやすさにこだわる四季では、やらないのかもしれません。
そんな感じで、平野さんの予想してなかった上手さと祐ちゃんの……に、色々と想像を裏切られたミュージカルでした。祐ちゃん頑張ってーー！祐ちゃんならもっと色々できるはず。
来月は四季の「パリのアメリカ人」を観に行くので、そちらも気が向いたら書くかもしれません。
