本家招き猫発祥の寺【豪徳寺】と、平成版招き猫ブームの神社【今戸神社】

本家招き猫発祥の寺【豪徳寺】と、平成版招き猫ブームの神社【今戸神社】

日本人ならみんな大好き「招き猫」。縁起物ですし、嫌いな人はそんなにいないんじゃないかと思います。
今回は招き猫に縁のある寺院「豪徳寺」と、「今戸神社」を紹介していきます。

花粉症がひどくなってきたので、R-1ヨーグルトが欠かせないmariです、こんにちは!
すぐには効果が出ないと言いますから、本当は年明け位から食べ始めるのがいいんでしょうけどね(;・∀・)
でも最近調子がいいような気がします。

豪徳寺

さて、まずは世田谷にある豪徳寺から。東急世田谷線宮の坂駅から徒歩5分、小田急豪徳寺駅からは徒歩10分のところにあります。
豪徳寺は創建が文明12年(1480年)、世田谷城主吉良政忠が伯母で頼高の娘である弘徳院のために「弘徳院」と称する庵を結んだのが始まりだそうです。

こちらのお寺、なぜ招き猫発祥の地かと言いますと、
上野国白井藩主、近江国彦根藩2代藩主の井伊直孝(いい なおたか)が、豪徳寺の横を通った時に、ここのお寺の猫が片手を上げて「寄ってけにゃ~」と招いていたので、何気なく立ち寄ったところ雷雨が来ました。
「ちょうど雨もしのげたし、お坊さんの説法も聞けてありがたい」
と、喜んだ井伊直孝は、後に豪徳寺を井伊家御菩提所にし、このお寺も有名になったんだそうです。

私が訪れたのは平日の夕方前だったのですが、そこそこ訪れる人がいました。

豪徳寺山門
由緒書き(クリックで拡大できます)
案内図(クリックで拡大できます)

山門をくぐると正面に見えてくるのが仏殿です。

常香炉の奥に仏殿
仏殿

この仏殿正面の額には「三世仏」と書かれていて、「三世」とは現在・過去・未来の意味です。そしてそれを表している仏様たちが中に置かれているんだそうです。

山門から入って左手には、2006年に建てられた三重塔があります。
その下にガイドのおじいさんが立っていて、色々とこのお寺のことを教えてくれました。
三重塔は普段は入れませんが、年に四回(だったような)入れるんだそうです。

この三重塔ですが、この角度から見た2階部分の右側に、生きてるみたいな猫がいるよと、ガイドのおじいさんが親切にいろいろと教えてくれました。

丁度この時、倍率はさほどでもありませんが、望遠レンズももって来ていたので、レンズを変えて撮影したのがこちら。

動き出しそうな猫ちゃん

この他にも、猫の姿がいろんなところにあります。

三重塔の少し先に、招福殿「招き猫」があります。

招福殿

まずはお参り。
お賽銭を入れる場所から中をのぞかせてもらうと、招き猫が祀られています。

招猫観音(招福観世音菩薩、招福猫児はその眷属)が祀られています。招き猫が祀られている……というのも、すごいw ただの招き猫じゃなくて、センターにいらっしゃるのは菩薩様なんですね。

この招福殿の左に招き猫の奉納所があり、こちらが圧巻でした。

ずらーーーーりと、大小の招き猫が、所狭しと奉納されています。
インスタ映えを狙った女子や、外国人観光客の姿もありました。

周囲を招き猫に囲まれて、なかなか不思議な空間でした。

本殿

招福殿のほうが人気ですが、こちらも忘れてはいけません。
こちらには「聖観世音菩薩立像」が祀られているそうです。ガラス張りなので中の様子がよく分かりませんが、お賽銭を入れるところから、中をこっそりのぞくことはできますw

社務所

社務所のなかにも、色々な招き猫があります。

八朔も売ってました

こちらのお寺、4月の10日頃には枝垂桜が、4月の20日頃には牡丹の花が美しい姿を見せてくれるんだそうです。
結構大きな枝垂桜の木がありましたから、満開になったらさぞや美しいでしょうね(´∀`)
枝垂桜と牡丹は両方好きな花なので、見に行けたらいいなと思ってます。

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今戸神社

今戸神社は今戸神社は、康平6年(1063年)源頼義・義家親子が奥州討伐の折、京都の石清水八幡宮を当地に勧進し、祈願したのが始まりであるといわれています。1937年(昭和12年)には隣接していた白山神社を合祀し、今戸八幡と呼ばれていた神社が、現在の今戸神社と呼ばれるようになったそうです。
ご祭神は、応神天皇・伊弉諾尊・伊弉冉尊・福禄寿です。

浅草駅から歩いて15分くらいのところに今戸神社はあります。バスを使うと、すぐ目の前で降りることができるみたいです。

今戸神社
由緒書き

こちらの神社は、縁結びで今やとても有名になった神社です。
今戸神社には、直接招き猫と関連のある逸話はないのですが、境内の中には招き猫や猫の置きものや、招き猫デザインの絵馬などがたくさん並んでいます。

境内と鈴なりの絵馬
手水のところにも招き猫が

人気神社ということで、日曜の午後だしもっとごった返しているのかなーと思いましたが、適度な混み具合でした。

本殿

中には大きな招き猫の姿が見えます。
本殿の手前には、

沖田総司終焉の地
招き猫の碑

こちらの招き猫を待ち受け画面にすると、宝くじに当たるとか当たらないとか……?

私も早速待ち受け画面にしてみました。
いいことあるかな~?

社務所

境内には、いすとテーブルが置かれているので、そこでのんびり休むこともできます。
御朱印を受け付けてくれるところでは、色んなお守りやミニチュアのかわいい招き猫など売っていました。

来た記念に、御朱印を書いてもらったのですが……係のおじいさんがかなりの塩対応でした。
その中でも一番びっくりしたのが、書いてもらったので初穂料を渡そうとしたところ、係の人は受け取る代わりに、指でトントンとテーブルを叩きました。どうやらここに置けということらしいです……。
なんだろ……人に触れたくないのかな……(;´∀`)
今までぼちぼち御朱印はもらっていますが、手渡しで受け取ってもらえなかったことは初めてです。

まあ、口コミで塩対応についてはどこかで読んだことがありますので、そんなものかなーと。
受付の人の対応が悪いのといらっしゃる神様とは全くの無関係ですので、気分よく神社を後にしたいなら、参拝に行くだけにした方がいいかもしれないですね。

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以上、二つの招き猫つながりで有名な神社仏閣でした。

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