銀杏の降り注ぐお寺、正覚寺

銀杏の降り注ぐお寺、正覚寺

週末ということで……早速、先週発売になった桜井識子さんの本「にほんの結界ふしぎ巡り」の中にあった、「一日で違うお寺を五ヶ所回ると、ものすごく大きなパワーになる」というのを実践すべく、近所のお寺を巡ることにしました。

地元の中目黒周辺……ということだと、その中で大きいお寺といえば、中目黒駅近くにある「正覚寺」と、祐天寺にある「祐天寺」です。
後は少し離れますが「目黒不動尊」です。目黒不動尊近辺には小さなお寺がいくつもあるので、そのあたりを二ヶ所回れば、一日で五ヶ所達成です。

簡単じゃーん!ということで、ジョギングがてら回ってみることに。
正覚寺は以前400年祭で行って以来、門をくぐってなかったので、ちょっと久しぶりです。
その時の記事はこちら↓

門をくぐると、大きなイチョウの木が目に入ります。

立派なイチョウ

正覚寺には、イチョウの木が何本もあります。
昔は、とーーっても太いイチョウの木があったそうですが、今は切り倒されたのか倒れたのか、なくなっています。

イチョウの木の足元には、銀杏の入った袋がたくさん置かれていました。
こうやって袋に入って置かれているということは……もしかして……もらって帰っていいのかな~?
周りには、袋に詰められてない銀杏が、まだまだたくさん落ちています。

銀杏がぎっしり

とりあえずは、本堂の鬼子母神様にご挨拶。

正覚寺、本堂

お久しぶりです、とご挨拶と般若心経を唱えた後、今日は五つのお寺巡りをしていますと要件を告げ、銀杏をいただきたいです~と、仏様にお願いしました。

お参りを終えて、例のイチョウの木に近づいた途端……。
急に頭上から、銀杏が降り注いできました。

「ふぇっ!?」
特に風が強いわけでもないのに、自分の回りに、ぼとぼとぼとぼとっ!と、銀杏が雨あられと落ちてきます。誰かが上で木を揺らしているのかのように(もちろん誰も登ってません)、あちこちに降ってきた銀杏が転がります。
どう考えてもおかしい位に落ちてきます。
銀杏に当たるー!と身構えたくらいに、次々に地面に銀杏が。

びっくりしましたが、しばらく続いたこの事象は、きっと仏様が「遠慮せず持っていきなさい」と言ってくれたに違いありません。
とはいえ、無言で持って帰るわけにもいかないので、境内を掃除している女性に聞いてみたところ、にこやかに「どうぞ持って行ってください」とのことでしたので、ありがたく一袋持って帰りました。

近所の人も銀杏を欲しがっていたので、その人を誘ってもう一度お寺に行きましたが、その時は、あれほどボコボコ銀杏を降らせたイチョウの木はしーんとしていて、銀杏一つ落とす気配も見せませんでした。

うーん……、不思議です。
不思議というか、これは絶対仏様か眷属の行いであろう、と確信できるほどの豪快な銀杏のスコールでした。
と同時に、私の声もちゃんと仏様に届いてるんだな~と思うと、嬉しかったです。

境内の銀杏ということは、仏様のパワーが入った銀杏ですから、食べたらきっと身体にいいことがあるんじゃないかな~って思っています。

後は、目黒不動尊に行く前に、行く途中にある「蟠龍寺(ばんりゅうじ)」と「蛸薬師成就院」に。

蟠龍寺本堂

扉が少し開かれていて、そこから阿弥陀如来を見ることができます。優しそうな阿弥陀様に、癒やしをいただきました。
小さなお寺だと、扉がピッタリ閉じられているところが多いので、大変ありがたいです。
横には山手七福神の一つ、岩屋弁天があり、腰をかがめてはいるような岩屋に、弁天様が祀られています。

岩屋弁天

それから目黒不動尊近くにある「蛸薬師成就院」に。
こちらは名前の通りお薬師様です。

蛸薬師成就院 本堂

こちらはガラスの向こうに、お薬師様を見ることができます。
眼病に霊験あらたかなんだとか。

そのあと目黒不動尊に行って、五社コンプリートです。
果たして、ちゃんと大きな御加護はいただけたんでしょうか。

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