今回の宿はこちら、萬岳楼です。
看板がなければ気づかない…。
そして、入り口がすごく…地味ですw
看板も何もかかってないので、ん?ここ??ここであってる?みたいな。
中に入ってチェックイン手続きを済ませると、お部屋に案内してもらいます。
…などもあるのですが、結局部屋に入ったら一度も外に出ないまま終わりました。(前回もそうだったような…)
今回泊まったのは、別館の方です。
お水2本はサービスです。
洗面スペースの横には、半露天風呂があります。
この白濁した濁り湯!あたりに漂う硫黄の香り。もちろんかけ流し。
かき回すと更に下にたまった湯の花が舞って、白さに拍車がかかります。
箱根でここまでの濁り湯ってあんまりないですよねー。
ここはそういった意味でも、とても貴重です。
本館は小さな内湯と小さな露天が一つずつあるのですが、別館は大きめの半露天が一つです。
別館って3室あって、その内2部屋は外が見えるのですが、この部屋だけは外が見えない造りになっていて、ここ以外がいいな~と思っていたのですが、ここになっちゃいました…w
半露天風呂というより、ベランダの横にくっついてる風呂って気もしますが、それはまぁご愛敬で。
お風呂は熱めなので、少し薄めないと入れません。熱いのが平気な人はそのままいけるかも。
あちあちーとお風呂に入るので、窓を少し開けると寒い外気が入ってきて、気持ちよかったです。
特に景色らしい景色は見えません。
気を取り直して、お風呂を堪能することに。
そしてお風呂の後にはマッサージチェア!
母はマッサージチェアが気に入ったようで、何度も座ってました。
部屋の中にマッサージチェアがあって使い放題というのは、かなりポイントが高いです。
ほどなくして夕食。
ここは今にしては珍しく、朝夕ともご飯は部屋出しになります。
いったん部屋に入ったら、部屋から出る必要がなくチェックアウトまで、ずーーっと引きこもって温泉三昧を楽しむことができます。
仲居さんがタイミングを見計らって、食事を持ってきてくれます。
全体的に上品な味で、まずは最初の一品といった感じです。
いろんな美味しそうなものが、一つのお皿に乗って運ばれてきました。
こういうのにはやはり!日本酒を頼まなければ!!
タコとかアワビとかとっても柔らかい~。
これは日本酒がすすみます。
そして日本酒といえばベストマッチなのが、お刺身。
仲居さん曰く、小田原が近いから、お魚も新鮮なものが入ってくるのだそうです。箱根っていうと山の中っていうイメージだけど、言われてみれば海も近いですよね。
さっぱりしたものが続いた後には、こってりと。
おいし~!やわらかくて、濃厚なソースが美味。
パンにソースをつけて食べたらこれまた最高。
ご飯はただの白いご飯ではなく、お茶漬けでした。
お腹いっぱいになってきたなーと思っても、お茶漬けだとさらりと食べられてしまうのが怖い。
甘いものが二種類でてきて、これは別腹。
ごちそうさまでした。
仲居さんに、箱根でこれだけの濁り湯は珍しいですね、と言ったら、この宿は箱根にまだ宿が林立する前、100年前からある宿で、源泉も探して引いてきた、この宿だけのお湯なんだそうです。だからここのお湯は濃いのだと、仲居さんは萬岳楼のお湯に自信を持っているようでした。
道理で他の宿のお湯とは一味違うわけです。
そんなことを聞いたら、力の限りお風呂に入らないともったいない気が…。
寝る前までにさらに二回入って、マッサージチェアで寝落ちしそうになりながら、お布団に潜り込みました。
翌朝。
起きたらほんのりと木が雪化粧。
そんな朝に最適なのは…。
湯気の向こうに、白い硫黄の濁り湯。
朝からこのお湯を独り占めできるのは贅沢至極。
冷えた身体も、すぐにぽかぽかになります。気持ちいい~。
そして朝ごはん。
朝からたっぷりごはん。
ここのアジの干物もおいしかったです。陶板焼きはバターたっぷりで、食べると食欲が増すやつです。
美味しかったです~。
宿をチェックアウト後は、セキュリティが空港並みと噂に聞いていた岡田美術館へ。若冲見たかったので。
空港にある金属探知機や、荷物を通すやつがあって、まさにこのままフライとしてしまうんじゃないかというセキュリティでした。
肝心の若冲は、そこまで点数なかったかなぁ。
それでもほかの展示物がものすごく多くて、途中の椅子に腰かけて休憩しながら見ないと疲れるレベルでした。
帰り道に、ちもとでゆもちを購入。
帰りは、ロマンスカーで。
発車の時に、駅員さんたちが横断幕を持って、ハートフルなお見送りしてくれました。前来た時はこんなことしてもらってなかったので、ちょっと嬉しかったです。
久しぶりの箱根旅行。
やっぱり部屋にかけ流しの硫黄泉があるとか、最高ですね~。
私自身も思いっきりお風呂を楽しみましたし、普段はそこまで温泉に入らない母も、何度もお風呂に入ってました。
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