湯布院ぶらり旅4【露天風呂から眺める由布岳(柚富の郷 彩岳館)】

湯布院ぶらり旅4【露天風呂から眺める由布岳(柚富の郷 彩岳館)】

だんだんあたりも暗くなってきて、由布院駅前近くまでたどり着きました。
このあたりに来ると、ぽつぽつと食べ物屋さんの影が見えてきます。

お蕎麦にしようかなーと思ったけど、なにやら値段が観光地プライスだったので、そこはやめて……と。
イタリアンっぽいカジュアルレストランがあって、そこはまあまあ人が入っていたのだけど、ここまできてイタリアンはちょっと……ね。
折角来たのだから、地元で食べられているようなものが食べたいじゃない。

ということで、斜向かいの「和(なごみ)」という和食のお店に入ってみました。
先客は2組ほど。1組は旅行客のようです。

好きなところに座っていいといわれたので、座敷の端っこのテーブルに座りました。
食事のメニューは色々あって、値段も比較的リーズナブル。
タケノコの天ぷらと、団子汁定食、由布の生酒を頼みました。

まずはタケノコの天ぷらと日本酒で、今日もお疲れさま、私~(^^♪ と一杯。

nagomi_dango
団子汁定食(900円)

運ばれてきた団子汁。
でかっっ!巨大な味噌汁です。

小鉢も色々あって、団子汁の中にはすいとんみたいなものも入っていましたので、ご飯はさすがに残してしまいました。タケノコの天ぷらで、まあまあお腹が膨れてしまっていたこともありますが。

日本酒の小瓶(300ml)空けただけで、もう一人ですっかりいい気分になってました。
やっぱり旅行に行った時は、ホテルの食事ならともかく、こういった場所ではイタリアンやフレンチより郷土料理ですよね。

ごちそうさまをして外に出てから、お店の写真撮ってなかったーと、撮影。

nagomi_entrance

ごちそうさまでしたヽ(´ー`)ノ

それからてくてく歩いて宿に戻りました。
帰り道に、浴衣を着て集団で歩いている旅行客一回見かけたくらいで、あとはひっそり静かです。湯布院は外を歩いても夜は何もないので、観光客も外に出ないんでしょうね。

宿の自分の部屋に戻ってくると、今度は宿の温泉に。(`・ω・´)シャキーン
泊まった宿「いよとみ」の泉質は弱アルカリ単純泉とのことで、赤ちゃんにも安心、お肌に柔らかなお湯ですね。

いよとみのお風呂は3つあって、どれもが貸切なので空いていれば好きな時間に入ることができます。
丁度宿に戻ってきた時に露天風呂が空いていたので、入ろうとバスタオルを取りに行って廊下に出たら、使用中にΣ(゚д゚lll)ガーン (2Fからでも、空き状況が分かる看板があるのです)

露天風呂大人気すぎ~orz
むー。仕方ないので、一人で大風呂を貸し切りにしてしまうことにヽ(`Д´)ノ

更衣室に入ると、さすがに大風呂だけあって更衣室も広め。というか、この規模の旅館なら、普通のお風呂サイズです。それを丸々独り占めしている感じ。

お風呂場も広くて、10人くらい入れそうな広さのお風呂でした。
これを貸切とはなかなかいいですね。一人で泳いでも怒られませんよ!
お風呂はちょっと熱め。あんまり長湯はできません。掛け流しと書いてありましたが、私が入った時は掛け流されてはいませんでした。

はー。さっぱりした~。と、その日は疲れてもいたので早めに就寝。
翌朝、目が覚めると6時少し前。朝ごはんは8時だし、これはまだ早かったかなーと思いましたが……。
いやいや、ここは露天風呂が空いているに違いない!

さっそくバスタオルをつかんで1Fの浴場へ。
当然3つとも、誰も利用しておりません。

やったぜ!朝風呂1番いただきっ。ヽ(`Д´)ノ
露天風呂といっても、貸切露天風呂って大した大きさじゃないのが常です。
けれどここは……。

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普通に広いっ!
これが貸切とはー。いいですね(・∀・)

しかもこちらはちゃんと掛け流されています。
独り占めできるなんて、贅沢~(*´ω`)

お湯も内湯に比べたら少し温くて、こちらの方が入りやすいです。

ほかほか温まって満足したので、お風呂から上がり、上がったついでに誰もいない大風呂と小風呂を覗いてきました。

その後、朝ごはんまでまた爆睡……。

朝ごはんの場所に行った時には、ほとんどの人が既にご飯を食べてました。
私みたいなお一人様も結構いて(4人くらいかな)、お一人様が多いのも珍しいなと思ったり。

席に着くと、ほどなく朝ごはんが運ばれてきたのですが……。

morning

やっちまった\(^o^)/

左上のでかい碗。お分かりいただけるであろうか。
そうです、名物団子汁w
まさか朝ごはんで出てくるとは、夢にも思っていませんでした……(;・∀・)

私は具だくさんの味噌汁って好きなので、2食続いたところで全くの無問題です。小皿も一杯で、団子汁の豪快さ+ちょっとおしゃれな感じもいいです。
しかも朝ごはんから結構な量があります。全部平らげましたが。
昨日の行った所の団子汁は、すいとんみたいなものが入っていましたが、こちらはぶっといぶつ切りの麺みたいなのが入ってました。
美味しかった~ごちそうさま。

チェックアウトぎりぎりまで部屋でのんびりして、宿を出ました。
最後の精算時に女将さんと少しお話しすることができたのですが、やっぱり私みたいに復興割を使ってくるお客さんが多いみたいです。

熊本の地震のことも聞いてみましたが、湯布院も震度6だったそうで、私も東日本大震災の時、東京で震度5を経験しましたが、更にここはすごかったんですね。
なんでも、この辺りでも震災で建物が壊れて、営業できなくなってしまった宿もあるのだとか。
こちらの宿は平日でも結構お客さんが入っていましたし、貸切風呂や朝ごはんも思いがけず良かったですし、頑張ってほしいです。(`・ω・´)

ありがとうございます。今度は友達とまた来てみたいです。

entrance2

宿を出ると、またしてもカッと照りつけるいい陽気。削られる~削られてまうー。
いやーよかったなー。東京出た時は曇りだったのに、湯布院では2日間、溶けるほど暑い晴天に恵まれることになって。いえいえ、本当によかったと思ってます!雨より絶対いいしね。

さて。今日は(も?)まず旅館に行って、日帰り温泉に入ってきて、それからお土産を買って東京に帰る予定です。

本日行く予定の「柚富の郷 彩岳館(ゆふのごう さいがくかん)」ですが、幸い宿からそんなに離れていない模様。さほど遠くないとは言っても、こちらの日帰り温泉は、高台から由布岳を見られるのがいい!ということだったので、つまり当然、坂道を上る覚悟をしなければなりません。

照り付ける太陽を日傘で何とか遮りながら、吹きだす汗を拭いつつ、坂道を上ります。
途中に、「山のホテル夢想園」の看板が。
あ、夢想園ってここにあったのね。
本当は、こちらを今日行く日帰り温泉にしたかったのです。こちらの名物は150畳もの広さがある女性専用の露天風呂。広々とした露天風呂から、湯布院の街並みと由布岳を眺めることができるそうで、いってみたいなーと思っていたのですが、調べてみたら毎水曜日はその露天風呂がちょうどメンテナンスで入れないっぽいので、泣く泣く諦めたわけです。

「庄屋の館」の日帰り温泉も、そこのお湯は本当に綺麗なコバルトブルーということで、ぜひとも入りたかったのですが、こちらは日帰りはいま受け付けてないらしく。

(翌年念願の「庄屋の館」に行くことができました!!→ ゆふいん束ノ間(旧 庄屋の館)の記事はこちら

この辺りは、また行く次回に期待ということですね。
「彩岳館」は「夢想園」よりもまだ上にあるみたいで、坂道を上り続けます。
ようやく大きな通りにぶつかり、そこを道なりに歩いていけば着く模様。

はー、汗だくだよ。
そんな時目に飛び込んできたのは、こちらの古びた建物。

kyodo

お?これ、調べてる時に見た気がする。こんなところにあったんだ。

町の人たちだけではなく、私たちも利用することができる共同浴場です。
しかも料金が100円という!
安っ。ポストみたいなところに100円を入れて入るのです。右が女湯、左が男湯です。

人気もなさそうでしたので、ちょっと覗かせてもらいました。

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入るとすぐお風呂!
いかにも共同温泉っていう雰囲気です。
周りで服を脱いで入ります。手前にシャワーがありました。

お湯をちょっと触ってみたのですが、さらりとしていて、ちょうどいい湯加減でした。

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入り口には、こんな年季の入った看板がありました。

更に歩いていくと、ようやくこれより先には木々しかないよーというような場所に、「彩岳館」はありました。
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日帰り入浴は11時からみたいなので、ちょっと付近を散歩。

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由布岳がこんな感じで見えました(*´▽`*)
いいですなー。汗まみれになりつつも、この景色を見るとちょっと気持ちいい気がします。

時間よりちょっと早いけど、旅館に入ると、入り口にはすでに何組かのお客さんが、温泉が利用できるのを待ってました。こちらも、外国人観光客ばかりでした。
受付の人に、2,160円以上のランチを頼むと、入浴料620円が無料になりますとのことでしたので、ランチセットに。この暑い中、外に出てお昼を探して歩くのもしんどそうですしね。

11時になったので、お風呂場に。

sai_entrance3

こちらがお風呂場の入り口です。

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玄関で靴を脱ぐと目の前に、女湯と男湯の入り口があります。
本日男湯、と書いてあるところを見ると、日によって男湯と女湯が入れ代わるのかもしれません。
左の廊下を進むと、休憩スペース、更に廊下を進むと家族風呂になります。

脱衣所もお風呂場も、まあまあの広さです。10数人がまとめて利用できそうな広さ。
身体を洗って、さっそく露天エリアに出ると、目の前に先ほどの写真みたいな由布岳が見えます。
露天風呂はそんなに大きくはありませんが、掛け流しです。
温度はちょっと熱めで、日差しがさんさんと降り注いでいたので、軒で日影になっている所で湯に浸かりながら、由布岳を眺めて楽しみました。

ここの泉質は、アルカリ単純泉で、ph8.5。メタケイ酸は126mg含有ということで、先日の「泰葉」ほどではありませんが、美肌の湯の部類です。

程よく温まったので、休憩所でのんびり。

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休憩所がまた、いい雰囲気です。
係の人が、TVかラジオか何かで、宗教系の番組を見ていた(流していた?)のがちょっと気になりましたが……。この写真の雰囲気に、あんまりにもそぐわないものでしたので。まあいいけど。

昼食前にもう一度お風呂に入ってから、レストランに。
地野菜と湯葉のせいろご膳をいただきました。

彩岳館のHPより
彩岳館のHPより

自分で撮ったのですが下手だったので、彩岳館さんのHPの写真をご覧ください(;・∀・)

品数もありましたし、朝ごはんもたくさん食べてきてしまっていたし、食べきれるかなーと思ったのですが、上品な味付けで、意外とすんなり食べきってしまいました。
このランチとお風呂がついて、2,160円はお得ですね。

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レストランからは、こんな景色が楽しめます(´∀`)

「彩岳館」を後にして、お土産を買うために湯布院の目抜き通りまで。
いよとみの方に教えてもらった、「津江の中道」も雰囲気がいいですよということだったので、そこを通りつつ、金鱗湖手前に出ることに。

折角お風呂に入ったのに、再び汗ダラダラです。

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田んぼの水もなくなってるくらいの暑さ。
うわー、汗でべたべたになるー。と思ったものの、温泉の効果か、汗はかいているのに、身体がべたついていない不思議。首元とかも、べたべたしていません。

「津江の中道」は、メインストリートの「湯の坪街道」とは違って、のんびりと落ち着いた雰囲気でした。
季節の良い時期には、喧騒を離れたこの辺りをお散歩すると、湯布院の長閑な雰囲気を楽しめると思います。(*´ω`*)

目抜き通りに戻ってきて、せめて一つくらい湯布院のお土産を買わねば……と、Milch(ミルヒ)でケーゼクーヘン8個入りを購入。焼きたてを1つ120円で店頭で販売してもいるのですが、暑すぎ&お腹いっぱいで……。

翌日このチーズケースをみんなで食べたのですが、意外と美味しくてびっくりしました。
観光地のチーズケーキだし、美味しいって評判みたいだろうけど、まあね……なんて、思っててすみません!しっかりチーズケーキでした。そこらのちょっと名の通った東京のスウィーツより、ずっとおいしかったです。

バスの出発までは時間があったので、Aコープでお土産を少し買って、給水しつつベンチで休憩。
店の前で焼き物の出店が出ていて、外国人の女の人が「made in japan?」とお爺さんに尋ねていました。

時間になったので、由布院駅ちかくのバス乗り場から大分空港行きのバスに乗り込み、湯布院を後に。
大分空港でも更にお土産を買いこんで、ソラシドエアに搭乗して東京へ。

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大分空港から離陸前、翼と空の光が綺麗だったので撮ってみた

そして一路東京へ。帰りも快適なフライトでした。

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羽田に着くと、あー帰ってきちゃったんだなぁ、って気持ちになります、いつも。

1泊2日のあわただしい旅ではあったけど、それはそれで楽しかったです。
10年ぶりくらい?に湯布院を訪れましたが、前の方が街の雰囲気がいい感じに落ち着いていたような気もします。
何分昔の記憶なので、曖昧であてにはならないかもしれませんが。

湯布院の町自体は、1日あれば大体見て回れる感じです。
温泉は珍しい「青湯」など色々ありますので、観光半分、温泉半分で楽しむのがいいんじゃないかと思います。折角湯布院に来たのですから、温泉もたっぷり楽しみたいですよね。

まだ入ってみたかった温泉がありますし、次回行く時は是非そちらにも行ってみたいです!

前の記事:湯布院ぶらり旅3【圧倒的な美肌の青湯(ゆふいん泰葉)】

 

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