秋の九州温泉めぐり5 時間よ止まれ!いつまでも滞在したい素敵な宿【龍のひげ】

秋の九州温泉めぐり5 時間よ止まれ!いつまでも滞在したい素敵な宿【龍のひげ】

龍のひげでは、離れと普通の一棟の中にある部屋(ここでは別邸と言われてます)とがありますが、今回泊まったのは、離れ「こごみ」の部屋…というか家です。

離れの中では、フロントから一番近いというかすぐ横にありますので、母屋で食事を取るときなどの移動はそんなに手間ではありません。

そしてお部屋ですが、こちら!

入った瞬間から、綺麗なお部屋です!この先は……?

露天風呂とソファー。天気のいい日は、このソファーに座りながら由布岳を眺めることができるみたいです。

こちらが居間ですね。テレビの前に足を伸ばして座れるカウチソファーが鎮座!
ウォーターサーバーも完備されていて、美味しいお水を飲むことができます。

居間には窓があり、一枚の自然の絵画を見ているようです。
隣にはベッドルーム。

ベッドルームも広い!ベッドもダブルくらいあります。
TVもついてます。

テラス。もっと天気がよかったら、テラスに出てコーヒーを飲んだりするのもよさそう。

ベッドの向こうに、引き戸があるのがわかるでしょうか?そこは…

ドレッサールームになっています!
洗面所のほかここにも歯ブラシやエリクシールの化粧品セット、その他アメニティが用意され、ドライヤーはダイソンで、肌を細かくチェックできる拡大鏡まで用意されています!!

自分の家にもこんな隠れた素敵なドレッサールームがあったら、普段は無頓着な私も、ちょっとはお洒落してみようかな~って気になっちゃいそうですよね。

洗面。こちらのアメニティーがずらり。母が、オレンジ色のボトルの角質をはがすのがすごい気に入って、買って帰りたいと言ってましたが、チェックアウト時にバタバタしていて買うのを忘れてました(;・∀・)

こちらが内湯。ドアを開ければ半露天にもなります。
内湯、露天風呂ともすぐ近くに椅子があるので、のぼせそうになったらそこで身体を冷ますことができます。

その他の部屋の写真はこちら。

物理的にも至れり尽くせりな、どうだ!おもてなししますよ!!といわんばかりの、このアイテム類。バスタオルは8枚も用意されていて使い放題。広々とした部屋。贅沢なかけ流しの温泉が二つ。

「すごい!すごい!!!」
私と親はこの非の打ち所のない部屋に大喜び!
写真でもわかると思いますが、内装もとても新しいです。(こういう宿って、写真では新しいけど実際行ったらそうでもないことが多いので、そうなんだろうとなんとなく思っていましたけど違いました)
そして、窓もピッカピカ!すごいきれいに掃除されています。
一日じゃなくて、もっともっと滞在していたいくらい素敵なお部屋です。

早速コーヒーを入れて、途中で買ってきた湯布院名物ミルヒをいただきます。

普通のチーズケーキと抹茶を買ってきました。
抹茶も美味しいけど、やっぱり私は普通のチーズケーキが好きかな。

このチーズケーキ、本当に美味しい!美味しいだけじゃなくて、こんなに美味しいのに120円という値段にもものすごいびっくり。東京なら余裕で500円くらいしそうです。

お風呂に入ったり夕飯までダラダラのんびり。
見晴らしがよくて自然しかない、そんな中ぼんやりと露天風呂に浸かって手足を伸ばしていると、本当にこのまま時間が止まればいいのに、なんて思ってしまいます。

こちらのお湯は単純泉の二つの源泉をあわせて掛け流しているそうで、お湯自体は透明なんですが、ぷーんと鉄のにおいがします。
露天はちょうどいいお湯加減、内湯は少し熱めですがじーんと身体に染みてきて、気持ちいいです。

日も暮れてきて、ご飯の時間になりました。離れを出て階段を上ると、宿の方が迎えに外に出てくれています。しかもまたしても二人がかりで!雨に濡れないように、気を使ってもらいました。
手前の食事どころは、別邸の人たち、奥の個室は離れの人たちのようです。

個室の一番奥に通されて、まずはお酒を注文します。昨日はワインだったので、今日は180mlの大吟醸を二つ頼んで、飲み比べ。一つは甘口一つは辛口。甘口の方が好みだった(´∀`)

出てきたお料理はこちら。担当してくれたのは、若い中国の方でした。

先付三種。左から茶わん蒸し、栗のクラッシュした何か、炙ったお刺身+何か(おい)。
ここの宿は、食事はもちろん、食器やスプーンも洒落てます。

お造り。カンパチ、サーモン、鯛。母はカンパチおいし~と喜んでいました。
やはりお刺身は日本酒と合います。

これ、たくさんの食材が詰め込まれていて、とても美味しかったです。器も素敵。

宮崎牛と鹿児島産鶏肉。タレ、わさび、柚子胡椒で網焼きを楽しみます。
それにしてもこれで一人前です。牛肉は厚みもあるし、これ何グラムあるんだろう……とにかくすごい量!

そして、お肉がだめな私に用意していただいたものがこちら。

はもです!はも!!高級食材!!
はもしゃぶです!これで一人前!!

野菜も盛りだくさん。
まあ……これを見た瞬間、全部食べることを断念しました。食べきれない分は、翌朝アレンジして出してくれるみたいです。

はもって、梅肉でしか食べたことなかったのですが、あのお魚は骨がありますよね。
骨切りするらしいのですが、それでも食べていると、ちょこっと骨が当たったりします。

なのに、ここのはもは。

骨がぜんぜん当たらない……!?
えっ!?どういうこと!!!???

ただやわらかくて、骨なんて全然ないみたい。
どうやってるんだろう……これ?

頭の中が「???」となりながらも、口ははもを堪能。

あっさり淡白だけど、おいしい~。
はもなんて、普通あまりたべることないですしね。
しゃぶしゃぶで食べたのは初めてです。
母が鍋のスープを掬って飲んで「おいしいおいしい」と喜んでました。鍋の出汁もはもから取っているとかで、とってもおいしくて、ちょっと甘めのいい味付けでした。

母は素敵な部屋とおいしい食事にテンションが上がりまくっていたようで、係の女性に色々話しかけてました。
その中の話によると、この宿はできてから5、6年らしいのですが、「こごみ」は5回ほどリフォームをしているのだとか。
約一年に一回リフォーム!?道理で部屋が綺麗なはずです。
露天風呂もリフォームして作られたものとのことです。
それから、私たちの泊まっている「こごみ」と「かえで」は、鹿の目撃率が高いんだそうです。部屋のすぐ目の前まで来て、悠々と食事をしていた鹿の姿を目にしたお客さんが「ここでは、シカを飼ってるんですか?」と係りの人に尋ねたのだとか。
運が良ければみられるみたいなので、ぜひ見てみたいものです!(´∀`)

そして酢の物。本来ならば無花果と若鶏燻製の共味和えなのですが、お肉がだめな私にはタコと青菜の菊の花が散らされた酢の物が出てきました。

続いて焼物。太刀魚としめじの茄子巻きです。上に乗っているのはアルファルファ。
おいしい~。けどお腹いっぱい!!(;´Д`)

だけどまだまだ出るよ!
ほんと、こういう時だけ底なし胃袋だったらいいのに(>_<;;

続きましては冷やしうどん。茶わん蒸しサイズの器に入って登場。
これは嬉しい。冷たくてするっと入ります。
母は天かすがサクサクでどんどん食べられると言ってました(´∀`)

レンコン餅とはたけしめじの柚子香り煮。
美味しかったと思いますが、すでに胃袋が……。
そして心の中は、あ……あと一つ食べれは大体終わりだ……という、ゴール間近のマラソン選手の気分でした。

ご飯前のラスト!揚げ物は鰤と銀杏餅とおまめを天出汁で。

そしてご飯!お米はツヤツヤでおいし~!
そしてお漬物がまたおいしくて、危うくお腹いっぱいなのにご飯をお代わりしたくなりました。

デザートは、ほうじ茶プリンと柿のアイス。
さっぱりとして〆にちょうど良かったです(´∀`)

食事のタイミングは大体にしてよかったし、仲居さんが気を利かせてくれて「良ければお撮りしましょうか?」私のiphoneで親子水入らずのところを撮ってくれたりと、そんな細やかな気配りがうれしかったです。

帰るときは、これまた仲居さん二人にお見送りされました。

そのあとははち切れそうなお腹を抱えて部屋に戻り、湯あみをして就寝~。
ベッドもちょうどいい弾力で気持ちいいです。(´∀`)

翌朝。

翌朝も雨。(´ω`)‥トホー
もう来てからずーーーっと雨ですよ。しかも朝は雨だけど昼から上がるとか……。昼に帰るのに!!ヽ(`Д´)ノ
あーあ……と思いながら朝ご飯前の露天風呂に入ってました。
もちろん、鹿の姿も見えず。

まあ、そんなものだよね~とお風呂を出て、リビングでのんびりしてたわけですが、ふと部屋の外に目をやったら……。

イタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
手前の石はテラスの露天風呂の部分です。ほんの10数m前を、鹿が平然と歩いてご飯を食べていました。
部屋の前に栗の木もあったので、栗も食べたりしていたのかも。

息を殺して見守る二人の前で、シカはしばらくご飯を食べて、やがてまた木々の中に消えていきました。
まさかお目にかかれるとは(´∀`)何たる光栄。
鹿のご飯ルートになってるんですかね、このあたり。

鹿も見られたし、親子気をよくしての朝ご飯。

朝ごはんからこのボリューム!(;´Д`)

それに加え、昨晩のお肉アレンジと、はもアレンジ。

夕飯がこれでも十分です、私は(>_<;;
残しちゃいましたが、頑張った。

そしてデザート。

ヨーグルトの下にはちみつ。見た目もオシャレ。

仲居さんが、送迎バスの時間を訪ねてきたのですが、最終チェックアウトの便11時がすでにいっぱいとのこと。
仕方ないので10時30分にお願いしました。

母は、せっかく素敵な宿だから、時間ぎりぎりまでいたかったなぁ……と残念がってましたが、これはまあ仕方ないですね。
最後までお風呂に入ったりして楽しんで、チェックアウト後マイクロバスで由布院駅まで送ってもらいました。

博多行のバスが11時20分だったので、それまで少しお土産でも物色しようかと思っていたのですが、そこで母が
「あ、送迎バスに帽子忘れたかも」
と爆弾発言。
あわてて宿に電話して、11時の送迎バスのついでに持ってきてもらうことに。
11時10分過ぎに無事に母の手元に戻ってきましたが、バスの運転手さんをたぶん急がせてしまっただろうなぁ……と、申し訳ない気持ちに。
こんなこともあるので、10時30分の送迎で、結果的には大正解でした。

博多空港より夕方に東京に戻ってきて、無事に各自帰宅。

今までずーっと行きたかった場所や、入りたかった温泉に入れたし、泊まった宿はどの宿も良かったし、本当に素晴らしい旅行になりました。これで晴れだったら完璧だったんですけどね。前日雨というのだけがまあ……。でもそれも、また次回訪れる時には晴れたらいいなという、楽しみとして。

ありがとうございました。
また、いつか訪れたいと思います!

 

良かったところ

  • とにかく部屋が綺麗で広い!どこもピカピカに掃除されて、アメニティも充実!
  • 食事もいい食材を使ってもらって、味付けも本当に美味しかったです。
  • 接客の人たちが、一生懸命おもてなししてくれたところも◎。

気になったところ

  • ない……!一つだけ言えば、居心地がよすぎて、もっと泊まりたかった!!(←もちろん、気になったところじゃありません)

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