今回は、桜井識子さんプロデュース「平将門北斗七星巡り」を敢行してきました。
平将門北斗七星というのは、都内には平将門にちなんだ神社が7つ、北斗七星の形をして存在します。実際その言い伝えは都市伝説の類だったのですが、今ではこの7つの神社の神様が協力して、下記の順番に廻った人に特別なご利益を授けることにした……ということで、なら行かねば!!と意気込んで行ってきました。
この北斗七星巡りは、一日で7つ全ての回り切ることと、途中で他の神社仏閣に寄り道をしないことが条件です。(寄り道してお店で買い物したり、ご飯を食べたりは大丈夫です)
今回は公共交通機関を使っての移動で、最初の神社に到着したのが10:30くらいで、最後の神社に着いたのは15:45くらいでした。途中休憩したりもしましたが、やっぱり5時間くらいは見ておいた方がいいと思います。
更に+2時間くらい見ておくと、全部歩きで回りつつ、道中のあれこれを冷かしながら楽しめると思います。
もっと詳しい方法や解説は、この間出された桜井識子さんの「にほんの結界ふしぎめぐり」に書いてあるので、そちらを見ていただければと思います。
No.1 鳥越神社
御徒町から十数分歩いて、まずは一番目の鳥越神社です。
角っこにある神社で、木々が天に向かって大きくそびえてました。
お宮参りの人がいて、ほっこりしました。
写真の狛犬が、しっかりとにらみを利かせている感じで迫力があります。
うららかな陽気もあいまってか、気持ちのいい神社でした。
No.2 兜神社
茅場町駅から歩くこと5分くらい。
証券取引所の近くにある神社で、すぐ上を高速道路が通っているので、うるさいです。よくこんなところに神社があるなぁ……と思ったのですが、小さい神社なのにもかかわらず、私が行った時は三人ほどお参りに訪れていました。
ご祭神はお稲荷さんと書かれていますが、実際は狼なんだそうです。
北斗七星の中では一番小さなお社ですが、場所が場所ですから、ビジネスマンなどが頻繁に参拝に訪れるんじゃないかなと思います。
No.3 平将門首塚
東西線で茅場町から大手町へ。
大手町の駅に下りたのってものすごーく久しぶりで、すごく綺麗になってて驚きました。時代は変わっていきますねー。
地下鉄の出口C6bに出て、本当に頼りにならないgoogle mapに2分振り回された挙句、あれ?C6bの出口から目の前に見える、道路の向こうのアレが首塚じゃね?と気づきました。
もう少ししっかりしてほしいgoogle map。
現在首塚は工事中です。
工事中で中に入ることはできませんが、近くに行ってご挨拶するだけで大丈夫なようです。
工事の右側には、小さな神棚みたいなのがあって、お参りできるようになっています。
私が来たときは、神棚のところは誰もいなかったのに、工事現場の隙間から覗いてみたりあれこれしている間に、十人くらいの行列になってました。
将門人気ってすごいんだなー、と、あらためて実感しました。
この首塚のある場所は、昔大蔵省が仮庁舎を建てようとしたら、大蔵大臣はじめ十数人が不審死したとか、GHQが駐車場にしようとしたら、ブルドーザーが倒れて操縦していた人が死んだとか、何かと曰く付きな場所なのですが、これは将門の祟りではなく、土地にとって人間が荒らしてはいけない大事な場所があるとのことで、この場所もそうなんだそうです。
No.4 神田明神
いよいよ神田明神です。
相変わらず境内は明るくて、訪れるたびに元気をもらっています。
真ん中あたりに、花嫁さんがいます。調べてみら、その日は大安でした。
境内を見ていたら、別の結婚式がはじまりました。
大安吉日で、結婚式ラッシュだったみたいです。
お腹が空いたし、今まで入ってみたいと思いつつ入ってなかった、神田明神のカフェに入りました。
他の人はビールと生姜焼きやカレーライスを食べていましたが、そちらもとっても美味しそうでした。
久しぶりにあかりちゃんにも会えました。
人参とリンゴを美味しそうに食べてます。
最後に神田明神の獅子山の噴水前で、将門様にご挨拶。
噴水をよーく見ると、うっすらと虹がかかってました。
お~!ここでも虹が見えるんだ。
結婚式も見られて、おみくじも大吉だったし、虹まで見せてもらえて、いつになく歓迎してもらえたみたいです。
No.5 筑土八幡神社
JR総武・央線でお茶の水から飯田橋へ。
大通りの角に階段があり、上っていくと、筑土八幡神社が見えてきます。
ちらほらと参拝している人がいて、私が訪れた時は車のお祓いのご祈祷中でした。
穏やかな雰囲気の神社です。
ふらふらと境内を見ていたら、ご祈祷をしていた神職さんが榊を持って外に出てきて、目の前に停めていた車のお祓いをしていました。
幣じゃなくて、榊なんですね~。
いろんなお祓いの方法があるものです。
No.6 水稲荷神社
残すところあと二つ、ということで、電車で行っても歩いて行ってもそんなに時間変わらないかな~と、歩いて行くことに。
しかしですね。神楽坂のメインストリートを通ったので……。誘惑がたくさんありました。
おしゃれな造りの赤城神社の近くを通りつつも、今日は他の神社に寄り道はNGなので、泣く泣く素通りです。
更にこのあたりは美味しそうなお店がたくさんあって、ついついあちこち立ち止まったりお店を冷かしたりとかしてしまい、思いのほかタイムロス!
まだこれからだいぶ歩くのに、神楽坂から離れる頃には、焼き立てピザの箱を持ってる自分がいました。
しかも焼き立てって!家に帰る頃にはとっくに冷え冷えになってるのに……。
神楽坂は恐ろしい所です。
水稲荷神社に着いた頃には、日が傾き始めていました。
お塚信仰をするつもりがなければ、裏には行かない方がいいと識子さんの本に書いてあったので、こちらの拝殿だけのご挨拶を。
拝殿の中が暗くて、中の造りも他の神社とちょっと違ったので、不思議な感じでした。
こちらはお稲荷さんということで、今回の北斗七星巡りでも、金運関係のご利益を授けてくれるんじゃないかとのことでした。
No.7 鎧神社
ラストの神社も、歩いて行きます。
あんまり夕方になってしまうのもまずいと思って、速足で歩きましたが、今までも結構歩いてきたので、結構この頃になると疲れてきました。
それでも、水稲荷神社から鎧神社の道のりが、昔通っていた大学の道だったりして、懐かしい気分になりました。
鎧神社は新大久保のあたりにあります。
新大久保といえば、むかーしよく来ていたのですが、今や韓流だとかなんとかで、すっかり異世界になっていました。
私が良く行っていた頃は、中東系の人が多かったですね。今もそっち系の食料品のスーパーとかありましたから、多いんじゃないかと思います。
あ、こっちはザ・神社オブ神社だ~。と、なんとなくホッとしました。
境内はそこそこの広さで、参拝客もちらほら見えます。
こちらの神社で、鎧の神様が今までもらってきたご利益を鎧でかっちり包んで、最後の仕上げをするそうです。
無事にここまで回ることができました~。
休憩込みで、かかった時間は5時間ほどです。
私はスタートが遅めだったので、後半あまり余裕がありませんでしたが、最初の神社に9時くらいに着くようにすれば、もっと街々を楽しみながら歩くことができるんじゃないかなと思います。
どんなご利益をいただけたのか、楽しみです。
このご利益は一定ではなく、北斗七星巡りを完遂する都度変わるものとのことなので、また暇な時間ができたらチャレンジしてみようと思います。
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